女優 成海璃子

ABOUT _ MOVIE「SHODOH GIRLS」」
映画「書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園-」について

映画「書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-」に主演する女優、成海璃子。17歳の現役高校生ながら、なんと芸歴12年。透明感のある落ち着いた雰囲気と確かな演技力で飛び抜けた存在感を放つ彼女の魅力に迫ります。

今回の映画は「書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園-」ということで、実際に文字を書くシーンも多かったんですが、成海さんはもともと書道は習っていたんですか?

成海:いえ、初めてです。なので撮影に入る前、一ヶ月くらい皆で稽古しましたね。

役作りで一番苦労したのやっぱり「書道」の部分でしょうか?

成海:そうですね。書道以外の部分では、作ることは何も無いので。

クライマックスの「書道パフォーマンス甲子園」のシーンでは、とても大きな筆を使われていましたよね。

成海:すごい重たい筆でした。20キロぐらいあったみたいで普通に腕で持とうとしても持てないんですけど。自分たちの想いがあるからあのシーンは出来たんだと思ってます。

あのシーンを撮り終えた時はどんな気持ちでしたか?

成海:あのシーンのためにみんなで頑張ってきたところがあるので、何ともいえない気持ちでしたね。書道部員みんなの緊張が、言葉にしなくても伝わってきました。

撮影期間は長かったんですか?

成海:練習が1ヶ月くらいで、全部で2ヶ月くらいでした。

撮影中、思い出に残っているエピソードがあれば教えてください。

成海:写真は良く撮ったりしてましたね。あとは、持っていったギターを弾いたり、叫んだりとか。

叫んだり?

成海:若い人が多い現場ってあんまりやったことなかったんですが、ちょっとモヤモヤすることがあって。

どんなことですか?

成海:撮影中しゃべったりするなよーとか、しっかりしようよとか。そういうのは嫌われてもいいやっていう思いで注意していました。どうでも良かったら何でもないんですが、一緒にやっている人たちだったから。撮影現場でそういう気持ちになったのは初めてでしたね。

書道部部長という作中の役柄同様、撮影現場でも実際にそういう立場だったんですか?

成海:みんながどういう思っていたか分からないですが、自分ではそのつもりでやってました。

具体的には、どこで、何を叫んでいたんですか。

成海:「わー」とか、お腹の底にあるものを。海に向かって(笑)。

都会にいたら叫べないですもんね。いろいろお疲れさまでした!成海さん、ギターも演奏するんですね。

成海:エレファントカシマシとか歌ってました。

音楽好きなんですね。他に好きなアーティストさんはいますか?

成海:最近はフォークをよく聞いてます。高田渡さんとか好きですね。

フォ-クの父ですね。最後に、映画の公開に先駆け、フイナム読者の方にメッセージをお願いいたします。

成海:自分たちは俳優ですが、劇中の書道部と同じように、演じた5人の中にも色んな想いがありまして。今回は吹き替えなしで自分たちで全部文字を書くのが目標だったんですが、そういう自分たちの想いや姿勢が観る方にも伝わって、何かを感じてくれたらいいなって思います。

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映画<br/> 書道ガールズ!!<br/> -わたしたちの甲子園-

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書道ガールズ!!
-わたしたちの甲子園-
愛媛県四国中央市。ここは紙の生産高日本一を誇る“紙の町”。里子たちが所属する四国中央高校の書道部に臨時顧問として池澤が赴任してくる。池澤は里子たちに書道を教える気は全くない様子な上に数々の賞を総なめにする里子の作品をみて「つまらない字」と言い放つ。ある日、校庭で紙に向かう池澤の姿が。池澤は音楽のリズムに合わせ大きな筆で大きな半紙に流れるように字を書いていく。その迫真のパフォーマンスを目のあたりにした里子たちは大好きな町に活気を取り戻させようと、“書道パフォーマンス甲子園”を商店街でやることを思いつく。監督:猪股隆一 脚本:永田優子 出演:成海璃子 山下リオ 桜庭ななみ 金子ノブアキ 他。配給:ワーナー・ブラザース