vol.53

WILD THINGS by 1ZILES Special

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Mister hollywoodのショップで開催中の"WILD THINGS by 1 ziles"について
尾花大輔氏×本間良二氏×甲斐一彦氏×沢野直樹の4名が、その全貌を語る。

10月1日より、Mister hollywoodの3Fで開催中の"WILD THINGS by 1 ziles"。
〈N.HOOLYWOOD〉デザイナー尾花大輔氏、スタイリストで〈2-tacs〉の本間良二氏、中目黒のアウトドアセレクトショップ「バンブーシュート」の店長兼バイヤーである甲斐一彦氏の3者に、「バンブーシュート」を運営するソーズカンパニーの代表 沢野直樹氏が加わり、ワイルドシングスの歴史を紐解き、新たなを発信するというこの企画。その全貌を探るため、4名にインタビューを敢行しました。 この企画が誕生するまでの経緯や、店作り・ディスプレイ、展開するアイテムなどについてなど色々語っていただき、全貌を解明。ぜひお見逃しなく!!

"WILD THINGS by 1 ziles"がスタートするまでの経緯

ーこの「1 ziles」が始まった経緯をお聞きできますか?

尾花:2人は10年来の友人なんだけど、3人揃って仕事らしい仕事っていうのはしたことがなくて。(本間)良二君とは、あるけど。それで、なんとなく甲斐くんから、みんなで一緒に何かやろうと話が来て、真剣にちゃんとやるならって話が進んでいきまして。

ー本間さんは、〈2-tacs〉で〈WILD THINGS〉とコラボしてますが、それも関係あるんですか?

本間:いや、担当者も別の方で、偶然ですね。

尾花:〈WILD THINGS〉は、『boon(ファッション誌、現休刊中)』の頃から見てるけど、ファッションカテゴリーに属していて、アウトドアを意識したカジュアルウェアをデザインしているブランドだと思ってました。それで、あらためて沢野さん(ソーズカンパニー)に、どういうブランドなのかについて伺いに行きました。
そうすると驚くべき事実が発覚して。もう若い世代にはブランドの存在自体をしらない人もいるだろうし。犬ぞりのスポンサーをしてるなんて事実も初めて聞きましたし。

本間:そういった違うサイドを見せられたら面白いかなって。

沢野:〈WILD THINGS〉は、アルパインクライミングをするクライマーたちのためにギアを作るブランドからスタートして、アメリカ陸軍にも採用されたり、1980年代後期からは犬ぞりのサポートをしているんです。

尾花:この話を聞いてから奥が深いブランドなんだなって思い始めて、気持ちもノってきましたね。

ーそれは、いつ頃のお話ですか。

尾花:2010年の始めくらいからですね。今回の企画によって、遊び仲間で、それぞれファッション業界にいるけど、ジャンルが異なる3人が繋がった。点と点が繋がった感じですね。

ーちなみに、ミスターハリウッドの3Fを使った店舗というのは、いつ以来ですか?

尾花:開店当初に良二くんが〈2-tacs〉でやって、その後〈ユースレコード〉のショップをやって以来ですね。その後もなんとなくお話はいただいたりしたんですが、いまいちピンとこなくてお断りしたり。でも今回は、うまくまとまって新宿伊勢丹でも、10月6日からこのスモール版が展開されたりしました。

ーこのスペース作りは、どういう感じで進めていったのですか?

尾花:今回は犬ぞりレースに焦点を当てているので、今までとは違うサイドからのアプローチを心がけました。それで色々沢野さんにご協力をお願いしました。

沢野:別注の話や、店内に実際のウェアや写真を飾ったりしたいという話を受けて、本国と掛け合いました。創業者のマリー・ミューニエールも協力してくれることになって企画は順調に進展していきましたね。

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店内右奥に設置されたレジ。周りには小物もディスプレイ

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