vol.112

Recommended BGM from Our Shop

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そこにショップがある。
そこには音楽がある。

ショップとは本来買い物を楽しむ場所。それならば、やはりショップとは無音の空間でいいはず。それなのに、多くのショップにはBGMが流れている。そこに音楽がある理由とは何でしょうか? というわけで、今回は、そんな「ショップのBGM」をフィーチャー。音楽と強く結びついたショップの、音楽を愛して止まないスタッフの方々が、ショップにまつわるアルバムを3枚セレクト。普段何気なく聴き流していることも多いショップのBGM。けれどもそこには、独特のこだわりと洗練されたテーマが凝縮されているんです。


INDEX
1. District UNITED ARROWS
2. Vendor
3. 1LDK
4. ELIMINATOR
5. THE CONTEMPORARY FIX
6. Edition

「The Serpent's Egg」('10)
ディストリクトでは、シーズンの立ち上がりは〈コム デ ギャルソン(COMME des GARÇON)〉から。ショーで使用されている音源の中から、CDをピックアップしています。今季は〈コム デ ギャルソン オム プリュス(COMME des GARÇON HOMME PLUS)〉のショーに使用されていた、Dead Can Dance。特定の音楽ジャンルに当てはめることが困難なそのスタイルは、いろいろなジャンルから持ち込んだ要素をうまくミックスしています。(中濱/DJ Nakahama)

半年前に展示会で注文した商品とともに、コレクションビデオが流れる展示会場で聞こえてきたBGMを流すことは、ディストリクトメンバーにとっての何よりのモチベーションに。毎シーズン本当にアガります。(吉原)
「The Who Sell Out」('67)
当時、国の規制が厳しくポップスを放送できなかった時代、海賊放送へのオマージュとして制作されたアルバムで、架空のラジオ局の放送のようにまとめたコンセプトアルバム。2011年春夏のディストリクトのテーマとなっている"ムッシュ・ジェントルマン・ロック"に関連するアルバムとして、使用しています。(中濱/DJ Nakahama)
「Welcome Plastics」('90)
同じくディストリクトのテーマ"ムッシュ・ジェントルマン・ロック"から無理矢理派生させた感じではありますが......(笑)。店長の吉原とも話をしていて、「どうせやるなら、現ディストリクトメンバーからのパイレーツ・ラジオでしょ!」ということで提案したPlastics。こういうテクノポップの軽快な曲も面白いなと、まさにディストリクトらしいかなと思います。(中濱/DJ Nakahama)

これは中濱のDJとしての視野を広げるためのミッションであり、中濱が出してきた中でもこれは自分的にも大ヒット。Plasticsを知らない子が選ぶところが面白い!(吉原)

ディストリクト ユナイテッドアローズ
住所:東京都渋谷区神宮前5-17-22
電話:03-5464-2715
www.district.jp