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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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ユニクロがキャビンと業務提携

2006.04.20

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阪神がパッとしない。去年リーグ優勝したということをファン以外はすでに忘れてしまっているし、選手も忘れているかも知れないような成績だ。昨日で勝率5割。昔からのファンである自分としてみれば、十分すぎる成績であるが、星野監督以降の阪神はどういうわけか強かったので、つい欲が出た。すまん。


詳しいことは知らないが、去年は村上ファンドに買い取られるという噂だったのが、今年は阪急に株を買われ阪急タイガースになるとか、大阪タイガースになるとか、もう訳がわからん。


なんだか資金を持っているところがどんどん他会社を買って市場の寡占化が進んでいるいまの日本だが、ユニクロがまた新しい会社の株を取得し、業務提携すると発表した。どんどん他会社を合併吸収していく勢いだ。


企業には社風とか社癖みたいなものがある。文化も違う。合併や買収でもっとも問題になるのはこのところ。日本航空とJASの軋轢とか、みずほ銀行なんかの内部コンフリクトなどもそれである。


仕事柄、いろんな企業に出向いて、いろんな社風、社癖、社の文化に触れるのだが、どことして同じようなところはない。大企業なのにぴりぴりしているところもあれば、中くらいなのにやたらのんびりしているところもある。善し悪しの問題ではないが、どうもぴりぴりしているところは、居心地が悪い。


急成長した企業は人材が追いつかず、どうしてこの人がこんな要職に? なんて例も多く、やはり使えない。そこで彼らは経営から皮肉られ、怒鳴られ、人格を破壊され、会社を去っていく。そんな例をいくつも見てきた。


なんか噂ではミニバブルで好景気らしい世の中であるが、こうした無理な市場の寡占などでスピンアウトされた人々は失業者になってしまい、俗に言う二極化が進んでいるのだろうなあと感じるのである。いろんな人々の顔を思い出しながら。幸い、知人に自殺したという方はいないので、それぞれが身の丈にあった分野で活躍されているのだろう。


ユニクロ、キャビンなんて社名からそんなことを連想してみました。

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