HOME  >  BLOG

Creator Blog

蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

Blog Menu

朝日の記事で

2006.07.25

このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日夜更新できなかった。体力の限界。ちょっとビールを引っかけたら目がしょぼしょぼ。PCに一応は向かったが、やはりダメであった。夜が弱い。


本日も凄まじいスケジュール。慌てず、パニクらず、淡々と予定をこなしていこう。


さて、昨日の朝日の朝刊だったか一昨日だった忘れたが、気になる連載が。一面の左肩にある、富者についての連載なのだが、これが面白いのだ。その日のトピックは、「命の値段」について。概略は以下。


どっかの中金持ちが肝臓ガンかなにかに罹った。もう末期で後は死を待つばかり。しかし移植をすれば可能性は残っている。そこでこの人物は、香港へ行って手術することを選択する。ビンビンの臓器が3つ届き、中でもっともこの人に会うフレッシュなものが選ばれ手術をして成功を収める。ここで2000万。その後、術後の治療で2000万円。今では生への喜びをかみしめながら生活をしている。


一方、同じような病気の人がこの話を聞き、問い合わせる。なんとか手術費は捻出できそうなのだが、術後の治療費までは難しい。結局、彼は手術を諦める。


うろ覚えだから、細かい点は違うかも知れないがそんな感じ。なんだかシェイクスピアの物語みたいではないか。


金持ちがすべてにおいて有利なのは、普通の想像力を持っていればわかる。しかしこれだけ具体的な例を示されるとね。そんな世の中なのだな、と。


この記事の本論は、日本の医療や社会保障、高額所得者への課税に関してもう一度、考えてみようとする提言なのだろう。いろいろ考えさせられた。


この記事を読んで、金持ちになりたいと思うか、金持ちでない人でも同じ機会に同じ治療、サービスを受けられる社会を作ろうと考えるか。教育問題にも発展する秀逸なアーティクルであった。

※コメントは承認されるまで公開されません。