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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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絶対はない

2007.08.23

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 時間ができたのでエントリーを。
昨日行われた高校野球の決勝戦で審判の微妙な判定があったらしい。以下nikkansports.comより引用。

広陵監督「判定ひどすぎ」/夏の甲子園


<全国高校野球選手権:広陵4−5佐賀北>◇22日◇決勝
怒りに震えていた。40年ぶり3度目の決勝で敗れ、悲願の夏Vを逃した広陵・中井哲之監督(45)は、8回の審判の判定に本心を隠さなかった。「ストライク・ボールで、あれはないだろうというのが何球もあった。もう真ん中しか投げられない。少しひどすぎるんじゃないか。負けた気がしない。言っちゃいけないことは分かっている。でも今後の高校野球を考えたら…」。試合後のベンチで思いを吐き出した。
特に問題視したのは、4点リードの8回裏1死満塁。カウント1−3から、エース野村祐輔(3年)が投じた1球だ。佐賀北・井手に、外角低めにこん身の直球を投げた。しかし桂球審の判定はボール。押し出し四球で1点を与え、続く3番副島の逆転満塁弾につながった。ボール判定の時、普段はポーカーフェースの野村が驚きの表情を浮かべ、捕手の小林誠司(3年)はミットで3度地面を叩いた。この光景が中井監督の胸を打った。「あの1球は完ぺきにストライク。ウチでは審判の判定にどうこう言う教育はしていない。その子が言ってくるんだから。キャッチャーは『どうしたらいいですか?』という顔をしていた」。
7回まで1安打の好投も逆転負けを喫した野村は「狙った所には投げた。思い切って投げたので、悔いはない」と話すにとどめた。選手は不平を言えない。同監督は宿舎に戻っても収まらなかった。「子どもたちは命を懸けてやっている。審判の権限が強すぎる。高野連は考えてほしい。これで辞めろといわれたら監督をやめる」。3度目の決勝も敗れ、後味の悪い夏の終わりとなった。

引用終わり。

今朝、記事を読む前に決勝戦のニュース映像を見て、問題の8回の押しだしのシーンでバッテリーが「え、なんで?」という反応をしたのを見た。彼らにとってはストライクだったのだろう。悔いはないとコメントしているが、悔やんでも悔やみきれないことだろう。
甲子園ではこれまでにも結構微妙な判定があったと思う。人が下すのだから絶対はあり得ない。それでも選手や監督は涙を飲むしかなかった。今回、広陵の監督の投げかけた怒りはこれまで前例のないものだと思う。気持ちは分からなくもない。無茶苦茶、悔しいもんね。
こういう抗議にとんでもないと怒る方もいるかも知れない。アマチュアスポーツだからとか様々な理由で。
でも、抗議しないと審判のレベルは上がらないのかなあとも思う。勝負は時の運、ジャッジは公平でも間違いはある。なるべく間違いを犯さないように常に緊張感を持って望んでいるとは思うけど、どこかに審判は絶対だという驕りがないともいいきれないかな。
難しい問題。どっちがいいとか悪いとかではなく、アマチュアだからとかそういう理由ではなくフェアネスという観点から議論して欲しいと思う。

人に絶対はない。

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