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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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原稿書き

2007.10.23

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 なんとも後ろ向きな話を2時間ばかし。昨夜はもう本当に気が滅入った。
人間ってどこまで自分の都合を優先して生きていけるのか。
おかげでよく眠れず、朝の5時起き。二度寝がどうしてもできない。本も新聞も読む気になれない。なもんだから気分を変えようと思い、電車に乗って事務所に来た。
変な時間に起きてもう眠れずそのまま仕事に行くという話は、ニューヨークに住む友人の鈴木大器(エンジニアードガーメンツのデザイナー)も言っていたと思い出した。
早朝の仕事というものは確かにはかどる。深夜の仕事も悪くはないが、やはり朝の方が頭の回転が良いようだ。昔は打合せのついでに食事に出かけ、アルコール摂取の後戻って原稿書きなんてこともやっていたが、もうそれはムリ。あのころの集中力を取り戻したい。
というのも昨日は一日、雑務をこなしながら原稿書き。書いて推敲、入稿、戻し、直し、入稿なんてことを繰り返している。さらに他人の書いた原稿のチェックとリライト。
原稿というか、この場合コピーなのだが、そういうものはふと天から降ってくることがある。この天から降ってくるまでが大変なのだ。そこまで助走期間がどれだけ必要なのかは個人差によるが、これだけは経験から以前より短縮できている。
以前なら最低1週間とかの発酵期間が必要であったが、いまではものの30分ほどで天上界がのぞけるようになる。経験という名のずうずうしさで手を抜いているようにも誤解されそうだが、それはそれで品質的には問題ないと自分で思う。
昨日もゾーンに入ったところで難解なコピーを5本、ものの小一時間で仕上げてしまった。
たまに「夜中に書いたラブレター」のように翌朝読むと赤面するような時もある。
カレーもそうだが、やはり一晩おいて熱を冷ますというのが美味しいものを作るコツ。
というわけでこれから赤面します。

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