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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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ミシュランガイド東京版

2007.11.20

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 昨夜遅くにゆったりとお風呂に入ったもんだから自律神経をおかしくしたのが、睡眠が浅かった。早朝、隣の部屋の住人のバルコニーの開閉の音で目が覚め、二度寝ができなかったので見るとはなしにテレビを点けたらミシュランガイド東京版について報道されていた。チャンネルを変えてもどこもこのミシュランガイド。
こんなに大騒ぎして一体どんだけ売れるのだろうかとぼんやり考えてみた。
たぶん地方都市に住んでいる方で購入するのは、東京に来る頻度が高く、高収入で文化的素養の高い人というプロファイリングができる。他にも話題に飛びつく層。もちろん飲食関係者もそうだ。これらの総売上はそうね、1〜3万部といったところ? でもこのパブの効果が功を奏してもうちょいいくか。
関東圏、つまり東京に日帰りでストレスなくアクセスできる人口がまあざっと5000万人としてかなりの高齢者と子供を省いてざっと3000万人。収入や文化度、情報収集力などで引いていくと残りはどうだろう潜在ユーザーとしては10%の300万人くらいかな。
その内の3%くらいが買って9万人。合わせて10万部から15万部といったところか。
だいたい星付の店というのは高級店である。庶民のための店ではない。その店に行くために旅行する価値がある店というのが三つ星の選定基準。
ちなみに三つ星にランクされている店で行ったことがある寿司の「すきやばし次郎」だが、おまかせで2万5000円、お酒を飲むと3万5000円である。二人で旅して飲んで喰って泊まってってどんだけ金持ちだ?
日本はどうやらこれからスタグフレーションの時代に入るようだ。
インフレは物価も上昇するが給料も上昇するに対し、デフレは物価は下落するけども給料も下がる。スタグフレーションは、この悪いところ取りで物価が上昇し、給料が下落するという煉獄のような経済現象のことをいう。
穀物、レアメタルなど金属類などの一次産品とガソリンなどエネルギー資源の世界的なインフレ。米国のサブプライムローンショックと円高ショックで日本の景気も先行き不透明。
そんな時代にミシュランガイドである。
まあそんなことを言いながらもぼくは買いますけど。
でもロブションが三つ星かあ。昔行ったことあるけど感動はあまりなかったなあ。勘定書きで目玉が飛び出た記憶しかない。

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