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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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運動会

2008.05.26

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 24日の土曜日の天気予報は午後から雨。しかし夕方まで空はもってくれた。おかげでそこかしこで行われた運動会が中止にならずに済んだ。
ぼくもふたつの運動会をはしご。兄妹違う学校だとこういう事態も起こりうる。
兄の学校はいわゆる公立校なので、一般的。威圧的な教師が子供たちを指導するというか、まるで軍隊。規律を重視し、言うことを聞く子を育てる方式である。まるでシンパシーを感じられない教育方針。
運動会も保護者と子供たちとの一体感はゼロ。向こうでやっている体育祭を遠くから保護者が眺めているような感じ。当然、親とのお弁当タイムはなし。子供たちは給食だ。
一方、妹の方は、私立である。
以前、志賀のブログにもあったが、その学校だ。兄も実はここを卒業したのだが、どうしてもサッカーのクラブチームに入団するには、近くの学校でないと難しいというので同中学の進学を諦めた経緯がある。
さて、その運動会であるが、これが素晴らしい。お兄ちゃんの頃からだからもう8回目の観戦になる。
チームはクラス毎に大きくふたつのチーム分けがなされ、勝負にこだわった競技をするのである。特に騎馬戦は見応えがある。
この騎馬戦は、相手の帽子を取るなんて甘いものではなく、相手を地面に落として勝敗が決まるという過激なもの。勝負は団体戦ではなく、一騎対一騎。周りに先生が4名ついてガードしている。いうなれば騎馬相撲。
審判の判断にクレームがあれば子供たちの代表のチームリーダーが意義を唱える。そして審判の先生たちが協議し、きちんとマイクで説明する。この様もまるで大相撲のようだ。
この度、我が娘がチームリーダーをしていたので、クレームつけていた。
競技者たちが審判にクレームつけるのは云々、しかも学生の分際で、なんて議論が高校野球なんかにあるが、あれとはまったく違う、学園の自由さがここにも現れている。
競技中、うるさい音楽などもほとんどない。親も子も繰り広げられる勝負に一喜一憂し、大歓声を上げ盛り上げる。運動場が本当に一体化し、みんなが楽しい運動会だ。
昨年は志賀やマスダテなどを呼び、その前は親戚の人々を呼んで観戦したのだが、皆感動していた。
残念ながら娘のチームは優勝できなかったのだけど、みんな一丸となってがんばった。
ぼくにとってもこれで和光の運動会は最後。ちょっと淋しいしんみりした気分。
改めて本当に素晴らしい学校だと思う。

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