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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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うなぎ

2008.06.30

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 最近うなぎを食べてない。いったいどれくらいだろう。たぶん1年以上は間違いない。
いつだったかもう記憶も定かでないが、最初のうなぎの産地偽装問題あたりからだったと思う。あの時にいくつかのブログで、日本で流通しているうなぎの8割強が中国産であるという指摘を読んだ。真偽は確かでないが、たぶん間違いないだろう。
大好物というわけでもなく、自分にとって無理に食べなくてもいい食品なので、無理にリスクを背負うことはないという判断だ。
それでも牛肉や普通の魚は食べる。それらにもBSEや水銀含有のリスクが懸念されているのを知っているのにだ。この差は一体何だろう。
自分がイメージするうなぎ養殖の生環境に信頼感がおけないせいかもしれない。以前、中国産のうなぎの養殖場の姿をテレビで見たことがある。いわゆるあれがトラウマか。
今回のうなぎの偽装騒ぎ。もう特に驚かない。こんなのうなぎに限らず、ほぼすべての食品業界に蔓延していること。新聞、週刊誌とテレビのニュースをきちんと読んで聞いているすべての人は薄々感づいている。
業者は偽装しないと売れないというが、これはもうまったくもって同情できない。他業種でせっせと正直に商売している人々からすると論外である。
中国産ということを隠さず、仕入れ値に見合った安価な価格で、正直に売ればいいのである。売れなければ市場原理で淘汰されるだけのこと。中国側も日本に輸出できなくなれば養殖場の改善を施す。
本来、消費者が生産者の生殺与奪権を握っているはずなのに、偽装されるとそのシステムが機能しなくなる。
この食品偽装問題について、罰則のようなものはないというようなことを聞いたが(←不確か)仮にそれが本当ならゆゆしき問題である。
国は即刻法律を整えるべきだ。

ちなみに最近のぼくは兵庫県・高砂、下村商店の焼あなごを食ってます。美味しい。
たぶん騙されてないと思うのだけど。

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