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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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服装に困りたくないー001

2009.11.25

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(遅ればせになりましたが、連載始めます。先日の文と重複する部分もありますが、まずは巻頭言から。不定期更新になりますが、気長によろしくお願いします。)


学生時代からスポーツや勉強、あるいは特定の趣味に勤しみ過ぎて、気がつくと服装について自信の持てない生活を送っている人というのは少なくない。恥じることではないのだが、気にする人にとっては切実な問題である。
服装や髪形は自分をプレゼンする最初の触媒。気にするなと言われて気にしてしまう方が自然だ。まったく気にならないという人もいるにはいるだろうが、それは少数派である。
大人になって気づいてみてもそこからリカバリーするのは難しく、第一どこから手をつけていいのかわからない。類は友を呼ぶというが、そんな人の周りを見渡してもおしゃれな人はいない。つまり相談できる人が見当たらない。
仕事に着るスーツなんかだと量販店でなんとか不可もないものを選んで着ることができるが、休日などのカジュアルウェアになるとまったくダメ。デパートやファッションビルのインショップに入るのに勇気がいるとか、店員さんに声かけられるだけでも緊張するなんて言う人もいる。
結果、可処分所得を服に大きく割けるわけでもなく、近くのジーンズショップや大手流通で手ごろな価格の商品から自分目線で奇をてらわな過ぎないアイテムを選ぶことになる。しかし判断基準が分からないので、自分目線で見たカッコいいアイテムを購入してしまう。
それを何となく着て過ごす。服に対し自信があるわけでも、自分に自信があるわけでもない。ただ何となく。
しかしそれで満足しているわけではない。できることなら雑誌に出ているモデルとは言わなくても自分なりにスタイリッシュになってみたい。友人やガールフレンドからおしゃれな人なんだと思われたい。
女の子にモテたいという願望を抱いている人もいるだろう。服装や髪形が決まらず、それがモテない理由のひとつだなんて考えている人もいる。
ともかく服装に困らない生活を送りたい。服装のせいで自信をなくすとか、そんな生活から抜け出したい。
この連載はそんな人たちのためにはじめる。

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