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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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煎酒

2010.02.19

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 地元のラーメン屋なのか居酒屋なのか、どっちか良く分からないお店に良く行く。ここはチャーシューとかメンマとかそういうツマミの他に、店主の独創的なアイデアによる奇を衒ったネーミングのアイデア料理なども魅力で、いつも常連さんたちでいっぱいだ。8席くらいしかないから、時間を逃すとまず座れない。なんせラーメン屋なのにみんな飲むから1~2時間平気で居る。

 担当編集のTくんはこのお店の大ファンで、家が巣鴨なのにわざわざ世田谷まで電車に乗ってやってくる。彼はこの店を「奇跡の店」と呼んでいる。

 そんな話をそこかしこでしたところ、私も一軒美味しいラーメン居酒屋を知ってますよという女性に出会った。美しいその女性は、みんなも知っている某バッグメーカーに務めている方で、なんでも家の近所にその店はあり、なおかつ予約ができるという。まあ話半分に聞く自分としてはあまり期待せずに、じゃあタイミングで、みたいな感じで放置する予定であった。

 しかし縁があってそれから間もあけずそのお店に一緒に行くことになった。

 駒沢大学駅から桜新町方面へ246をしばらく歩くとその店はある。カウンターとテーブル席が4つほど。ちょうどいい広さ。地元のラーメン居酒屋が5~6坪くらいなので、余計に広く感じる。

 その店は定期的に落語会を開いたりする文化的な飲食店でもあり、そんな活動からか料理も和洋取り混ざったハイブリッド系メニューを揃えている。ゴルゴンゾーラのポテトサラダや、鮮度のいいレバ刺しなどが美味しかった。もちろん締めのラーメンも美味しい。

 それからふた月に一度くらいのペースでこっそり通っている。メンバーから見て、アクセスが良くない場所なのに、わざわざ集合するわけだからその実力は推して知るべしであろう。

 で、実は今週もこの店に行ってきた。そして初めて締めにつけ麺を食べたのだが、これがかなり自分にジャストミートであった。ほのかに梅の酸味が効いている。すると担当Tくんは、それは煎酒という調味料で、この店でも売っていると解説してくれた。何度も一緒に来ているのにまったく気がつかなかった。

 すでにヤツはそれを取り寄せていて普段も常用しているという。しかも自分が担当している雑誌でもすでにそれを取り上げ紹介しているくらいの惚れっぷりらしい。

 早速、注文した。まだ届いてないけど、この週末はちょっとそれが楽しみ。

 

Comments: 2

煎酒おいしいですね。
三河屋のならDEAN & DELUCAでも買えますよ~。
梅干を漬ける年は自分でもそれっぽいものを作ったりします。
私もしばらく切らしているので買いに行こうかな。

そうなんですか? D&Dにあったとは。
送料出して買っちゃいました。

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