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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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ネット飲み

2010.03.17

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 今日の日経MJにネット飲み会なる言葉が出ていた。ツイッター、スカイプ、チャット、あるいはニコニコ動画をコミュニケーションツールにして、それぞれが自宅で思いのままお酒を飲むんだそうだ。これお酒がなければ日常のコミュニケーション。そこにお酒が加わるだけでこんな新語が生まれ、消費マーケットが拡がるなんて驚きだ。

 それにしてもどれくらいの人たちがこうした密かな愉しみを行っているのだろうか。

 それならすこし無理をしてでも外出して、もう少しフィジカルな共同体験をしたいと思う。飲み直しだなどと二件目に行くとか、すこし飲み過ぎて郵便ポストに抱きつくとか、自動販売機に話しかけるとか、そんなバカげたことをやりたい。思いっきり笑ってみたい。家の中にいてそんなことはできない。お金がなければないなりに楽しめばいい。そしてお金が入ったときに弾ければいい。

 ネットで服を売ることについ最近まで難色を示している人たちがいた。事情はそれぞれ。ブランドのイメージコントロールなどについてはもっともだと思うが、一部の人たちにはネットで服を買おうと思わないとか、触れない試着しないなんて考えられないというネガティブ意見でナナメ目線でこの件を扱う人たちが大勢いた。

 しかし服の通販サイトは年々大きな伸びを示している。これまで懐疑的だった服ブランドも背に腹は変えられずネット通販へどんどんリソースをシフトしてきている。

 ネット飲みも実はそれで、ぼくのような考えは一昔前の服ブランドの人みたいなものなのだろうか。将来、ネット飲みという選択肢も友人や同僚とのコミュニケーション手段になるのだろうか。

 少なくとも異性とはネット飲みはやめよう。というかそう願いたい。そうじゃないと人類は滅んでしまう。

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