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なんちゃって風水
2010.07.16
今週は打合せやなんやらで原宿方面へ行くことが多かった。具体的に言うと千駄ヶ谷から表参道まで。暑い中、徒歩とタクシーで移動なのだけど、時間に余裕がある場合はむしろ歩きを選ぶ。クルマで通り過ぎると見えない風景や物事が歩いていると気づくという利点もあるし、なにより運動不足の解消になる。
特に今日は表参道駅から表参道ヒルズの裏、そしてまい泉から外苑西通りの手前までをパトロールした。ショートパンツで良かった。これジーンズで動き回っていたとしたら大変な事になっていたかも知れない。
初めて行く場所なので地図を片手に迷いながら辿りついたのだけど、途中見かけるのは「テナント募集」のサインばかり。ここら辺って、表参道ヒルズ関係の再開発で銀座よりも地価が上がったと噂されたエリアじゃなかったっけ?
栄枯盛衰というか、兵どもの夢の後というか。なんだか淋しい気分になってしまった。できたてのビルにテナントが入ってないなんて、代官山だけのことかと思っていたけど、どこも同じなんだな。
もはや人々は渋谷や原宿に買い物に来ないのかも知れない。都心の入り口というか門というべき近郊の街に商業施設がいっぱいオープンし、セレクトショップやほとんどのお店がそこに入っちゃった。
いま原宿などの都心の本店まで買いに来るお客さんてどこから来るんだろう。立川や柏、横浜、大宮なんて街を通り過ぎて、山手線内まで足を伸ばす動機はどれくらいあるのだろう。
聞きかじりの風水学では、門の通りを良くしないと中心が澱むというような考えがあるということを聞いたような気がする。それと同じで近郊の門にしっかりとした門衛を置いて人をそこで留めようとするから中心街は沈んでしまったんじゃないかな。まあ、とんでも仮説かも知れないけど。
最近は飲食店も元気がない。今週は毎夜どこかの飲食店で会食をしたけど、満員になっているお店はなかった。平日の夜とはいえ、一回転しないのでは経営が厳しそうである。
客が減る→売上落ちる→従業員を整理→サービス低下→客が減る(以下繰り返し)。悪循環だなあ。
一次産業や輸出関連のメーカーは不況を脱しつつあるらしいが、ぼくらのようなサービス業的業種からするといまがこの不況の一番底のような気がする。売上とか仕事量とかではなく、マインドとしてね。だからこれから上向きになると思う。おみくじ引いて大凶でもこれから上り調子だからってなぐさめるよね。なんかそんな感じ。
さあ、明日から三連休。みなさん街に出て、海や山へ行ってどんどんお金を使いましょう。
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