-
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
- 2008年
- 2007年
- 2006年
◯◯の秋
2010.10.26
読書の秋。なのであるが、この秋はほとんど本を読んでいない。諸事情あるのだが、何かと夜忙しいのが一番の理由か。先週の金曜は11時過ぎまでクライアントの会社でデザインと原稿の修正依頼の出し戻し作業などをやって、その後遅い夜食を摂った。こういうのって何年ぶりだろう。ちょっと懐かしい気分になった。
どういうわけかそんな風に夜討ち朝駆けとは言わないまでも朝から夜までやる仕事がこのところ多い。この不況のご時世にありがたいことである。
さらに酒席のお誘いも多い。「酒の女は読書の敵」と本の雑誌の発行人であった目黒考二さんは書かれていたが、まさにその通りだなと思う。お酒を飲んだら本はもう読めない。読んでも翌朝、何を読んだか覚えていない。昔は飲んでも原稿を書けた。いまではもはやそんなことは考えられない。
読んでないどころか、本屋にも立ち寄ってない。こんなことはこれまであまりない。
家の近くに私鉄沿線にありそうな中規模な書店がある。新刊本がスピーディに棚に並ぶという感じではないのだが、そこそこ使い勝手がいいので週に1,2回は必ずのぞいていた。
少し前の事だが、ここの店員をちょっとしたことで怒ってしまった。領収書をくれと伝えたところ、聞こえてないのか無視するのでもう一度大きな声で領収書くださいと言ったのだがそれも無視。そしてカードをサインしろと伝票を無言で差し出すので、サイン後ボールペンをカウンターに叩きつけてやったのだ。いやあ大人気ない。
すると横から店長のような男がすばやく表れ平謝りである。というか一部始終を見ていたらな事前にこっちにくるべきだろう。
領収書をもらい、店を後にしようとすると店長は出口まで付いてくる。その間、ずっと謝りっぱなし。あまりに謝られるので困ってしまった。あなたが謝る必要はなく、若い店員も謝らなくていいです。不快に思ったぼくの勝手な衝動的な行動だからむしろ悪いのはこっちかも知れない。
その後、何度かその書店に行った。しかしいつもその若者と店長がいる。数回は気にしないようにしていたのだが、だんだんあの時の自分が恥ずかしく、しかも思い出したくもないことなのでその店に行けなくなったのである。
これってお互いに不利益なこと。こっちも悪いが向こうもまあ原因を作った。でも領収書事件以前にはもう戻れない。つまらない出来事だけど、人生ってまあこんなことが多い。
というわけで、書店は渋谷の文教堂か紀伊国屋、恵比寿の有隣堂に二子玉川の紀伊国屋しか行けなくなった。まあぼくの動く範囲がこのあたり。しかしこのエリアを徘徊できる時間がない。
なもんだから先日、東野圭吾の「さまよう刃」をいまさらながら借りて読んだ。ひと晩で読了。面白いストーリーであれば、お酒も少々ならまったく読書の妨げにはならないということを再確認。
面白い本、ないかなあ。
私はもっぱら本はアマゾン。
一日半で手元に付いちゃうもんね。
渡辺淳一の「孤舟」なんかどうかしら?
働けるうちが花、と仕事するのが嬉しくなるかもよ。
代官山、新しくお寿司屋さんできましたね。
ほら、イタリアン川越達也のビルの隣くらい、ランチは1000円と1600円でリーズナブルでしたよ。
でもイタリアンは川越達也のビルの地下の「アルレッキーノ」が美味しいよ。