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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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3秒ルール

2011.01.26

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 いわゆる3秒ルールというのがある。リンクにもある通り、あくまで都市伝説的伝承であるが、箸でつかみそこねてテーブルに上に落っこちた食物なんて普通に食べる主義だ。調理中に床に落ちたものでもその後、加熱調理するのであればまあ大丈夫なんてこともよくやった。キャンプ場で地面に落ちた砂まみれの肉片を水で洗って焼いて食ったこともある。あくまで自己責任であれば、テーブルでも床でも地面でもへっちゃらだ。たぶん多くの人がそうだと思う。

 が、しかし。これをレストランでやられたらどうかというのが今日の主題だ。

 昨夜、恵比寿の某飲食店で食事した。昼食がヘヴィだったので軽めな夕食希望なんてリクエスト出したもんだから、あるお蕎麦屋さんになった。でも同行者はお腹がぐうぐうというので、蕎麦屋には珍しい牛肉の溶岩焼きなるものを頼んだ。溶岩のような石で作られた熱っされた小鉄板状の上に肉が数枚乗ってきて、それを席で給仕の人が箸でひっくり返してくれるスタイル。

 ある程度、食事が進んでその溶岩焼きが、まあメイン扱いなので食事の後半にやってきた。ジュウジュウと音を立てるシズル感があまり積極的でなかった胃袋を刺激する。

 もう説明の必要もないと思う。彼が手元を過って、 ブツをテーブルに落としたわけなのだが、平然とそれを拾い、また溶岩の上に乗せてさっさと帰っていったのである。

 こういうのどうなんだろう? ぼくはあまり気にしないタイプなので指摘されるまでただ見ていただけ。一緒の人もあえて伝えてきただけで、こちらもあまり気にしないタイプ。ふたりでそのまま普通の会話をしながら食べ進んでいったのだけど、やっぱりなんか変な気が。

 食物の中に髪の毛のようなものが入っていてもクレームを言う時と、無言で残す場合がある。先日行ったイタリアンレストランでパンを食べ進んでいくとなぜだかパンに蚊の死骸がくっついていたこともある。それに関してもノークレームでいた。

 というのも髪の毛も蚊ももしかしたら給仕された後に自分で落としたとか、後付けになった可能性もあるからだと思う。クレームに対する物証的なものがないのでつい消極的になる。

 でもこの肉の件は現行犯だ。だから違和感を感じたんだろうと思う。給仕の人は当然若者。いまどきの若者らしい振る舞いといえばそうなんだが。

 確かに3秒以内では戻した。ヤツらの間ではもしかすると3秒ルールが適用されているのかも知れない。

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