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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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夏ロケ

2012.07.18

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 弊社制作部の夏休みは7月から10月にかけて好きな時に有給とくっつけて取るというスタイル。うまく差配すれば10連休とか14連休とか机上論では取る事ができる。しかしなかなか仕事が忙しくてそう簡単にはまとめて休みが取りにくい。しかも7、8月は我々のような制作業務を行う会社にとっては繁忙期。秋のカタログやキャンペーン、その他もろもろの制作がこの2ヶ月、怒濤に押し寄せてくる。そんな時期に休みを取るなんてなかなかできはしない。結果、みんな10月の末ぎりぎりになって夏休みを消化するというのが通例だ。その時期、会社はそれなりに閑散とする。ある意味、神無月。スタッフも出雲大社に行っているのかもしれない。

 しかし今年はレギュレーションを変更した。1ヶ月早めて9月末までに消化しろとしたのであるが、いまのこの状態を見るともしかすると休めないかもしれない。10月までに延長するやも知れない。

 さて。そんな最近であるが、毎日何かの撮影だ。それも同時多発的にである。スタジオであれば空調も利いているのでスタッフのみならずモデルも安心だが、ロケでないと表現出来ないイメージもある。炎天下の空の下、気温34度のアスファルトの上で毛皮やダウンを着させられるモデルはさぞ大変だ。気合いの入っている日本人モデルは首から下は汗びっしょりでも涼しい顔でポーズを決める。さすがプロフェッショナル。しかし東欧の国から言葉の通じない極東に送られ平ら顔の小さい人々に囲まれたハイティーンの外国人モデルの中には不機嫌になる者も少なくない。極寒の九十九里で半裸の春夏物を着る方がいいか、ウールでサウナがましか、昔弁当タイムにモデルに聞いた事がある。結論はでなかった。

 この度も日本人、外国人、いろいろ取り混ぜての撮影キャラバン隊がいろいろ結成される。スタッフも含めてどっちがマシか聞き取り調査でもしてみるか。調査したからといって、涼しくなるわけではないのだが。

 ちなみにぼくがいちばん暑い思いをしたロケは、オーストラリアのぶどう農場でのロケ。短パンで挑んだところ、瞬時にふくらはぎを焼かれ、日傘なしでは移動できない日差しであった。オゾンホールが壊れっぷりを肌で感じたフェブラリー。幸い南極物語ばりの撮影は経験ないです。

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