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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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罰則としての税

2013.02.26

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 パリの街は犬のフンだらけ、なんてよく聞く。行く機会はあまり多くはないけど確かにそうかもしれないと思う。街を歩く時、いつもそのことに気をつけているのでこれまで幸い踏んづけたことはない。あの感触、思い出しただけでもぞっとする。しかもそれが一張羅のおろしたての靴だったら。身の毛がよだちますね。

 では日本はどうかと。この正月、人気のいない渋谷の街をぶらぶらと歩いていて気づいたのは、犬のフンよりも渋谷の街は、ゲロがそこら中にぶちまけられているということである。通り、歩道橋、駐車場など、駅に近づくにつれて誰かの未消化物の残骸がどんどん増える。昨日なんて246にかかる歩道橋上のフレッシュなゲロをカラスが食べていて、最悪な気分になった。世界中、こんなにゲロが吐かれている都市も少ないんじゃないかと思うが、大阪や名古屋や福岡などの繁華街はどうなのかと。確認してはいないけど渋谷や新宿と同じようなもんじゃないかと思う。

 つまりこれは日本人のお酒との付き合い方に問題があるのではないかと。欧米人はそもそもアジア人に比べお酒が強い上に、日本人のような飲み方はあまりしない。普通の飲み会で、飲み過ぎて吐いてしまうなんて何かがおかしい。掃除する方も大変である。

 さっきネットでニュースを読んでいたら、大阪の泉佐野市が犬税を検討というのを見つけた。確かに犬のフン問題は深刻だ。代官山も近年犬が多い。もちろん心ない飼い主もそれに比例して少なくなく、パリまでとは言わないまでも、気をつけて歩かないと惨劇にあってしまう。犬税もやむなるかなという気分にもなる。

 ぼくは犬を飼っていないので勝手なことを言ってるが、心ない飼い主のせいで迷惑被る愛犬家もいるだろう。迷惑がかかることには税金をかけるというのは安易だがまあ理解を得やすいのかもしれない。

 なんならゲロにも税金をかけて欲しい。

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