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田中恭平ELIMINATOR PRESS 代官山のセレクトショップ”ELIMINATOR”のPRESS。世界に一店舗だからこそ出来る事、世界に一店舗だからこそ言わなくてはいけないコアな情報や新たな価値観の提案を発信していけたらと思っています。www.eliminator.co.jp

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田中恭平
ELIMINATOR PRESS
代官山のセレクトショップ”ELIMINATOR”のPRESS。世界に一店舗だからこそ出来る事、世界に一店舗だからこそ言わなくてはいけないコアな情報や新たな価値観の提案を発信していけたらと思っています。

www.eliminator.co.jp

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お帰りなさい、SX-70。

2011.12.19

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"IMPOSSIBLE×ILA.×ELIMINATOR"
SX-70
ilaimp2.jpg
image31.jpg
IMPOSSIBLE PROJECTとは?
IMPOSSIPLE
PROJECTの功績の意味?

こちらを少し書かせて頂きます。

先ず、画像のモデルは、POLAROID社が1972年に
発表した歴史的名作[SX-70]。
アンディー・ウォーホルなどの著名人を始め、
世界中の人々から愛された名器です。

時は、少し遡り、2007年。
POLAROID社がインスタントフィルムの製造中止を発表。
そして、2008年にPOLAROID社自体は残念ながら
経営破綻となってしまいました。



フィルムが無くなる。



この事は、もうポラロイドカメラで写真を撮る事が出来ない
というのを意味していました。
フィルムを装着しなければ、この夢の箱は、動かない。

デジカメと異なり、カメラ本体には電源や電池収納箇所
などはなく、フィルムを入れる事が起動の役割を
担っているからです。
この世から、フィルムに焼き付ける写真というものが
無くなっていってしまう所でした。


しかし、


同年の10月にFlorian Kaps、André Bosman、
そして、Marwan Sabaによって
"IMPOSSIBLE PROJECT"が発足されます。
本プロジェクトは、インスタントフィルムの存在を後世に残す事、
デジタル化された世界において大切な物の普及を
目的として始まりました。


そうです。


無くしてはいけない"コト"を自分たちの手で存続させようとした心意気です。


ポラロイド社が保有していたオランダ工場を買収し、
当時とは異なる新しいインスタントフィルムの開発を開始
(全く同じフィルムが作れない理由は、当時と
同じ材料や薬品がないからです)。

世界中に数多く残るヴィンテージポラロイドカメラに使える
インスタントフィルムを世界で唯一製造している会社となりました。
工場のあるオランダを本社とし、
オーストリア、アメリカ、日本に支社が存在しています。

そして、今回、夢の箱[SX-70]にさらに魔法を一つプラス。
[SX-70]モデルのファンでもあるILA.デザイナー守矢氏が
ハンドステンシルを施しました!

店頭にはポラロイドカメラは勿論、フィルムもご用意しています。

"無くしてはいけない物を未来へ繋げる気持ち"によって
存在しているアイテムを是非、実際にご覧頂ければ幸いです。

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