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ハラダユウコArchive&Style Shop Press1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。www.archiveandstyle.com

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ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press

1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com

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Wood Stock Tee Shirts

2010.06.04



フイナムブログをご覧の皆様、こんにちは☆

今日は夏を先取りなこちらです♪

L1090350.JPG

なんと!デッドストックですよん♪
ウッドストック(フェスティバル)デッドストック(Tシャツ)
駄洒落みたいになっちゃいましたが、(笑)すごっく珍しいですよん☆
サイズもがあります!!

ハラダが説明しなくても、
いわずと知れたウッドストック・フェスティバルですが、
久しぶりに朝からこれ↓見て♪気分も上場に上げてきたので(笑)

DSCF1037.JPG
一応、毎度のごとく、
長々と書きまくりたいと思います~♪(笑)

ヒッピーに代表される、
60年代カルチャーの象徴でもある
ウッドストック・フェスティバルが開催されたのは、

1969年の8月15日、16日、17日の三日間です♪
英米から30組以上のミュージシャンがノー・ギャラで集まりました。

正確に言うと開催されたのはウッドストックではなく、
このイベントの為に、気のいい農場主が提供してくれた、
その近郊のニューヨーク郊外サリバン郡のべセルの丘という場所でした。
今でもその土地に記念碑があり、
毎年多くのロック・ファンがつめかけています。


これが会場を上空から撮ったとこです♪↓

DSCF1039.JPG

当時は内外においてベトナム戦争の是非が問われ、
そんな風潮の中、"愛と平和と音楽の3日間"という名目の元、
昼夜関係なく、出演者と観衆がひとつになって、
世界平和の祈りを音楽に託し、ともに歌い、ともに踊るという、
この歴史的フェスティバルが開催されたのです♪


L1090347.JPG

歴史的といえば、まずその動員数!!たった3日で40万人!!です!
アベレージで考えても、1日に20万人は、
観客がひしめき合っていたんじゃないか?と思われます☆
それだけの人が一カ所に集まったのは20世紀の歴史をみても、
このときだけだったんじゃないでしょうか??!
しかもそのほとんどが、当時の若者たち♪だったんですよぉ♪

このとき、マスコミはウッドストックについて、
ヒッピーの集会」と書いたそうですが、
この若者たちが、3日間、昼・夜・早朝と歌を聴いて、
そこに寝泊まりするイベントだったわけですから、
ドラッグをやる人もあり、
素っ裸でたわむれるカップルもいて、
官益トイレは不便だし、
仲間とはぐれる人もたくさんいたらしいです。

L1090351.JPG

あまりにも客が多すぎるたため、管理はもちろん、行き届かず、
(開催以前、、主催者側は、
1万人から2万人程度の入場者を見込んでいましたが、
事前に18万6000枚のチケットが売れ、
当日入場者は20万人を超えると予想されていました。)

実際はそれをはるかに上回る40万人以上が参加し、
半数以上が入場料金を払わなかったため、
事実上無料イベントの様相を呈しましたが、
後に製作されたウッドストックの記録映画=(ハラダが朝観て来たDVDです♪)
ウッドストック 愛と平和と音楽の三日間」の中で、
主催者は「これは歴史的イベントだ。お金の問題じゃない。」と語り、
客席をみているだけでも壮観だったと言います。
事実、地平線が見えないくらい人人人~~~って光景は、
圧巻の一言なんですが。。。。人の津波みたいなんですもん☆

自分たちの予想をはるかに数倍も上回る客数を動員したことで、
主催者側はもはやお金のことなどどうでもよくなっていたのでしょう。
フェスティバルは大赤字ですが、、

自分のイベントが歴史に刻まれるのなら
それも名誉なことだと思ったんじゃないでしょうか?

L1090353.JPG

また、大雨に何度も見舞われて会場は泥沼状態になって、
道路交通は完全に停止して、
食料を運ぶ手段もなく、電話線もパンクしてしまいました。
それなのに、そんな状況でも大きな問題がなかったのは、
このウッドストック・フェスティバルが、
今でも神話化されている大きな理由のひとつなのです☆


3日間、トラブルによる警察の介入はなどは一切なく、
豪雨の中でも互いにかばい合い、
泥と食糧難の3日間を楽しみ、
アメリカの根病といわれる人種差別精神的断絶が、
まったくなかったことは奇跡に近いと☆
世界中の人々にものすごいインパクトを与えました。

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映画の中で、
「ステーキというわけにはいかないけど、GOOD FOOD(旨いもの)を用意したぜ」と、
朝食がフリーで配られるシーンにはじ~~~~んときてしまいます。

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そして、死者3人
(というものの、これは交通事故であったので、
フェスティバルの責任ではありません。)
病人5,000人
(これも、ドラッグのやりすぎか?お酒の呑みすぎか?
ノリ過ぎてケガした人がほとんどでしょう。)
出産2件を記録したこの異例のハプニングは、
現代の新しい世代のすべてを物語る出来事として、
ライフ誌が特別号を発行したことをはじめ、
いまや世界のジャーナリズムが若者の代名詞として、
ウッドストック・ジェネレーション>とか
ウッドストック・ネーション>という言葉を使うまでになりました。


しかし、この歴史的祭典も、近所の人々には大迷惑だったようで、
先にもあげた、この全貌を記録した映画
ウッドストック 愛と平和と音楽の三日間」では、
近所の困り果てた様子などが克明に捉えられていて、
この若者たちの集まりを良しとする大人たちと、
「肥だめ」といって批判する大人たちの意見の対立なども興味深く描かれております。

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その後
話題が話題を呼び、
この記録映画が大ヒットしたことによって、
結局の所は、ウッドストック・フェスティバルの、
主催者側にも、多額の収益が入り、損失はでなかったそうですが☆


また、
同作はアカデミー賞のドキュメンタリー映画賞を受賞していて、
当時、日本のキネマ旬報ベスト・テンでも20位内にランク・インしました。
ロックのドキュメンタリー映画が出した順位としては驚愕だったようですが、
この映画が成功したのは、
ただのロックフェスのドキュメンタリー映画というよりも、
歴史映画として客観的な視点から描いていてたからじゃないかと思います。


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たとえば、映画の途中には、
官益トイレの掃除夫が出てきて、
つなぎを来た白人のおっちゃんが、
一生懸命、バキュームしたり、ペーパーを足したり、脱臭剤まで取り付けながら、
インタビュアーと話しているのですが、
インタビュアーの「脱臭剤まで取り付けるの?」という質問に、
「においが凄いからね、若者の為だよ。」と笑顔で応えて、
私の息子もこのイベントに来ているよ。もう一人の息子はベトナムだ」と、
語るんですよね。。。目頭が熱くなるものすごく好きなシーンです。


また、
自分の敷地をイベントのために貸し出した、
すごく人の良さそうなおじさんの農場主の
マックス・ヤスガ氏が挨拶するシーンも入ってたり、
また、
ラスト・シーンでは、誰もいなくなった農場に、
それこそ、本当にただ、ゴミの山だけが残った光景が淡々と映し出されていて、
3日間の夢のあと。。。といった印象が強く目に心に焼きつきます。

ミュージシャンよりも観客を主体に描いたこのドキュメンタリー映画が、
この時代の側面を客観的に鮮明に映し出したことによって、
ウッドストック・フェスティバルは、
いまだに語り継がれる一大ヒストリーとして、
多くの人の心に強く記憶されることになったんじゃないでしょうか。

参加バンドのなかでも、
ハラダが個人的に大好きなのは、
このウッドストックが初披露となった、
サンタナ♪のステージ♪
中でも、「ソウル・サクリファイス」は、インストゥルメンタル曲なんですが、
当時19歳(若い!!)のマイケル・シュリーブのドラム・プレイがもう!!
目が釘付けになるほど圧巻です☆何度も再生して見てしまうほど☆
感動モノですよん♪

気になる方はこの、
YOU TUBEを、
是非、見てください~♪

ちなみに、
疾走感漂う、超絶ドラミング~♪としては、
個人的に後藤大樹氏のドラミングも外せませんが(笑)♪
彼は今回カナダ人のオーディエンスの目を釘付けししていたらしいです♪


サンタナは、なんと♪
このウッドストックでのパフォーマンスによって、
一気に名声を得ました♪
(実は、サンタナはこの当時まだデビューしたてで、
ウッドストックへの出演予定はなかったのですが、
出演が予定されていた第1期ジェフグループが開催の前日に突然の解散したため、
急遽ピンチヒッターとして招かれたのです~♪)

そしてジミ・ヘンドリックス
彼が出場したときには暦ではもう4日目の朝になっていたので、
会場には百人程度しか観客が残っていなかったそうですが、
それでも、彼が弾いた、
エキセントリックな"アメリカ国歌"はジミーを伝説と化して、
ノスタルジックで昂揚とした温度が画面から伝わってきます。


このほか、
会場を興奮の渦に巻き込んだスライ&ザ・ファミリーストーンや、
ジャニス・ジョプリンのプレイも、
ハラダは大好きで、本当に素晴らしいの一言です♪


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さて、この歴史に残る野外フェス♪
ウッドストック・フェスティバルは、
こうして、大成功を収めたわけですが、
同時に既存社会の側が「ロックはカネになる」ということに気づき、
ロックを自分の側に取り込もうとするきっかけになりました。

つまり、ウッドストック
カウンター・カルチャーを集大成した、
1960年代ヒューマンビーインと呼ばれる、
人間性回復のための集会でもあり、
音楽イベントとしてのみならず、
ヒッピー時代の頂点を示す象徴と捉えられているのと同時に、

ロックの商業化の第一歩でもあったのです。
60年代はニューフロンティアを訴えたケネディの登場で始まり、
彼の死で幕を閉じました。
ここから、
明るかったアメリカはベトナムの砲火とともに暗雲と焦燥感が覆う
70年代に突入していったのです。




という、歴史的な記念のTシャツ♪
この夏に野外フェスへガンガン行く予定の方にいかがでしょう~?♪♪♪

明日にはHPにも、アップします~~~~☆

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ラストに3日間の出演者のご紹介♪

 

 
8月15日(金)参加ミュージシャン
リッチー・ヘヴンズ
カントリー・ジョー・マクドナルド
ジョン・セバスチャン
インクレディブル・ストリング・バンド
スウィートウォーター
バート・ソマーズ
ティム・ハーディン
ラヴィ・シャンカール
メラニー
アーロ・ガスリー
ジョーン・バエズ

8月16日(土)参加ミュージシャン
クウィル
サンタナ
キャンド・ヒート
マウンテン
ジャニス・ジョプリン
スライ&ファミリー・ストーン
グレイトフル・デッド
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
フー
ジェファーソン・エアプレイン

8月17日(日)参加ミュージシャン
ジョー・コッカー&グリース・バンド
カントリー・ジョー&フィッシュ
テン・イヤーズ・アフター
バンド
ブラッド・スウェット&ティアーズ
ジョニー・ウィンター
クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング
ポール・バターフィールド・ブルース・バンド
シャ・ナ・ナ
ジミ・ヘンドリックス

ちなみに、余談ですが、
出演を断ったアーティストも以下こんな感じです♪
理由はいろいろだと思いますが。。。

ビートルズ
ドアーズ
レッド・ツェッペリン
ジェスロ・タル
ムーディー・ブルース
トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ (en:Tommy James and the Shondells)
バーズ
ポール・リヴィア&ザ・レイダーズ (en:Paul Revere & the Raiders)
ボブ・ディラン
フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション (en:The Mothers of Invention)
フリー

などなど。。。こちらも大御所いっぱいですね♪


ここから先は毎度の個人日記のようなものなので(笑)
まぁ、スルーしちゃってくださいね♪

え~最近は自分の部屋作りにばかり、かまけていたので、
たいしてお洒落していませんでした。。ハラダです(笑)
やっと、部屋はいい感じに什器の配置が決まって、
立体的な空間はほぼ完成されまして、
ここ2,3日は、壁面に飾る絵をいろいろ選んでおります。

来週のあたまに、
自分家で、友達のマロンというアーティストの、
個展&パーティを開催する予定なので、
それが終わってから飾るつもりの絵や写真をいろいろ、
朝、仕事に出てくる前とか、
夜、寝る前とか、
画集や、写真集を開いては目をハートにして選んでいます~♪


というわけで、
以下、ハラダの好きなアーティストさんたちの作品です♪

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イギリスの絵本作家、ワイルド・スミスの作品いろいろ♪


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ピアニストのフジコ・へミングの作品いろいろ♪&絵本の挿絵など

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カンディンスキーいろいろ


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カール・ラーソンの画集

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他、 藤田嗣治(ふじた つぐはる)、山本容子、アンソール・ジェームス、
パウル・クレー、メルリ・シャヴィエなどが、
ハラダのお気に入りアーティストです♪

猫と自分

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↑ 相棒の堀ちゃんっぽいスタイルにした日です(笑)

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