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ハラダユウコArchive&Style Shop Press1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。www.archiveandstyle.com

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ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press

1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com

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Hanes ~へインズ~のDeadstockたち~後編~

2010.07.02

フイナムブログをご覧の皆様こんにちは☆
昨日アップする予定だった前回の続きで~す♪
後編は70年代以降を~と、書いていましたが、
ちょっと、あれから、まだ、忘れていたデッドストックが出てきたので、
年代はいろいろと前後させてもらいます~~☆


1901年に創業して、40年代、50年代には、
メンズアンダーウェアのメーカーとして、
不動の地位を気付いたHanes(へインズ)

1965年には、
兄のヘンダーソン・ヘインズが設立した
ヘインズニッティング社」と、
弟のジョンが設立した
ヘインズポージャリー社」が合併して、
ヘインズ コーポレーション」となりました。


1970年代にはいると、ロゴが一新されて、
それまでの大文字のHANESから、

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↑ 前回もアップしましたが、推定50~60年代製造のリブ・タンクトップ。

小文字のHanesに変わりました。

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↑こちらは1979年製造のデッドストック。

ちなみに、このタンクトップは、
柔軟な着心地と、フィット性が特徴のリブ編みコットンで製造されて、
"ストレッチャブル・スイス・ニット"と名づけられました。


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「3P-Tシャツ(3枚パックTシャツ)」は、
1947年に誕生してから、
実に60年以上もロングセラーを誇る
ヘインズの代表的アイテム。
写真は、そのキッズ、ボーイズサイズの、
1977年製造のデッドストックです。
昔の物は、ダブルステッチのバインダーネックになっております。

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また同じく、1977年
ヒッピーたちからインスピレーションを得て開発された、
「BEEFY-T」(ビーフィーT)がデビュー。
タフなつくりと快適な着心地で、現在まで圧倒的な人気を誇る商品となっています。

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↑これは推定80年代製造のデッドストック。

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前回、ご紹介した冬用の肉厚シリーズ。
こちらは、推定60年代のデッド。
へヴィ・ウェイトヘンリーネック・サーマルです。
ちなみに前回のウィンターセットも、これも、
まだ合併される前の、へインズニッティングカンパニーの製品です。

DSCF1832.JPG

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パッケージ裏には、
いろんな注意書きや、商品説明が載っております。
製品を着用した紳士のイラストも、時代が出ております。

DSCF1827.JPG

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箱と中身のロゴカラーやデザインが一緒なのが、
なんか、良いですね~☆

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↑ こちらは1976年製造のBOYSサーマルのデッドストック。
素材は、POLY50%Cotton 50%
この頃になると、ポリエステルを50%混紡させて、
型くずれを完全防止と保温性も向上させました。

DSCF1824.JPG
パッケージの裏側は、詳しいディテールの説明。

DSCF1837.JPG

ラストは毎夏、
アーカイブのお客様たちに大人気のこれ。
そう☆ポケットTeeです。
こちらは、パッケージデザインの雰囲気からも、
80年代中~後半のデッドですね~☆

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と、以上が、
アーカイブ&スタイルに現在ある、
へインズのデッド商品と、
ザッとしたへインズの歴史ですが、

90年代以降も、
ワールドカップや、オリンピックの、
オフィシャルTシャツのスポンサーとして選ばれたり、
ロングセラーの3PパックTeeシャツは、
着用シーンに合わせて、
「ビジネスマン」「部活魂」「ワーカー」「トレッカー」と、
タイプ別に展開したり、
シャツに透けないベージュカラーのTシャツをデビューさせたりと、
今も、メンズアンダーウェア界で、かなり頑張っているメーカーさんであります。


うちのお店に来てくださってる皆様はご存知でしょうが、
アーカイブ&スタイルには、
へインズ以外にも、
フルーツ・オブ・ザ・ルームとか、
B.V.Dとか、
ヘルスニットとか、
JOCKEYとか、
マクレガーとか、
Oneitaオニータとか、
Anvilアンヴィルとか、

とにかく、いろんなメーカーさんの、
アンダーウェアTee、スポーツTeeのデッドがあります。

ハラダは、以前はレディース古着がメインの店で働いていたので、
ここに来て最初の2007年夏に初めて、
面白いなぁ~と発見したのが、
男の人の古着好きな方たちのこだわり具合なんですね☆
すごい人は、全く同じ物を、10枚とか20枚とか購入してくれます。
もちろん、何かのサークルやチームでお揃いウェアを作るためじゃなく、
ご本人用です。
「もの凄く気に入ってるし、デッドだからもう出てこないかもしれないし、
ずっとコレを着たいのであるだけください。」

という、セリフを何回か聞きました。
もちろん、オフコース、同一人物ではありませんよ~(笑)


もちろん女性の古着好きにも、
素材や細かいマテリアルにこだわる方も、
居ることは居るんですが、
女の人の古着好きは、それでも、デザインとか、色目とか、シルエットとか、
ぱっとした見た目とか、その辺りに重点が置かれているように思います。


でも、
毎年、うちでデッドのTeeシャツ買っていってくれる殿方と、
話していると、男性は明らかに違うなぁ~と。
サイズや色も、もちろん、こだわりはあるでしょうが、
それプラス
バインダーネックが好きとか、
リブの幅とか、
ボディの生地の厚さとか、
袖丈とか、
袖周りの大きさとか、
ポケットに自分の煙草のサイズが合うか?とか、
裾のステッチ幅とか
洗った後の寄れ具合とか、
O-Allにはやっぱ、ヘンリーネックでしょう?!とか
其々の人にそれを選ぶ急所(理由?)みたいなのが、ガツンと合って、
なんか、沢山試着して厳密にチェックしているお客さんを見ていると、
その真摯な姿に感動さえ覚えますね。大マジですよ(笑)
1枚¥3500のポケットTeeシャツでも、
そんな風に愛着もって買われていくのは、
物冥利に尽きるんじゃないかなぁ~と。

こいつら(デッドたち)と、
毎日、店に居るハラダは思います。
お店に来る方は、デッドのTeeシャツも試着できるので、
どんどん着て自分のフェイバリットTeeを探してくださいな☆
と、
わたしはあまり愛想のいい方の店員じゃないので、
(おいおい!!ですが、ここでフレンドリーアピール(笑))
と、言うより、基本、お客さんには、放任主義を取っています。
だって、接客されるのが鬱陶しい人間だから。自分が。
ですが、質問ある方は遠慮なく話しかけてください~~~。

なぜならば、そう、お察しのとおり、
こんなに長~~~~~~~いブログを書いてるハラダは、
話をするのは好きです。それもかなりです(笑)


ちなみに、
ものすごくよく訊かれる質問。
QポケットTeeの黒、グレーはありませんか?

Aないです。(笑)入荷してもすぐ無くなります。
バイヤーの堀ちゃんもいつも探してくれてます。
でも、そうそう、無いです。無いんです!!!


今もバイヤー堀江稔昌氏は、
アメリカの田舎のロードをぐるぐーるぐーるぐーる
奔走してくれているはずだす。
ハダラは、こうしてPCの前で、
相棒、堀ちゃんのゴッドハンドに、
ヴィンテージや、
デッドが吸い付く事を毎度、交通安全とともに、
祈っておるわけです~~~。


では、皆様、また次回です~。
ラストは毎度のダーハラのスタイリングどえす。

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全身インディ・コットンです。
洗濯が楽なのです。

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きのうの夜、
フットボールTeeをリメイクしました。
オーガンジー素材の生地でリボンを沢山作って軽く縫い付けただけです。
いつでも問い外しは可能な簡単リメイクです。

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昨日、12月文庫にて¥500で購入したショパンの練習曲集。
ハラダはショパン弾きの中では、
アシュケナージやマガロフ、コルトーあたりが好きです。

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木枯らし、別れの曲など名曲も満載な1枚。
朝からこんなん聴きながら、
ごはんと焼き魚とみょうがの味噌汁を食してきました。


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では~皆様、またぁ~~~~~☆
そろそろ梅雨明けてほしいですね~~~~~~~。

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