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彦根泰志スタイリスト / 「KINARI」編集長1981年生まれ。スタイリスト村上忠正氏に師事したのち雑誌を中心に活動。’08年雑誌「KINARI」のディレクターに就任。現在はスタイリストと編集という二足のわらじを履きながらオリジナリティの確立を目指しているところ。DREAL所属。www.kinarimagazine.com

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彦根泰志
スタイリスト / 「KINARI」編集長
1981年生まれ。スタイリスト村上忠正氏に師事したのち雑誌を中心に活動。’08年雑誌「KINARI」のディレクターに就任。現在はスタイリストと編集という二足のわらじを履きながらオリジナリティの確立を目指しているところ。DREAL所属。

www.kinarimagazine.com

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言葉の力

2012.05.28

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自分の雑誌を読み返してみたらナナオサカキさんのところで目が止まった。
当たり前のことを当たり前のように朗読していた詩人。
亡くなるまでに、たったの1度きりしかお会いできなかったけれど。
周りのみんなは、なぜか長老をナナオと呼び捨ててた。
不思議だったけど何か理由があったんでしょうか?
本当に魅力的な人。
IMG_0078.JPG


唯一持ってる詩集の表紙に、


本読むひまあれば
歩け 山を海を砂漠を

歩くひまあれば
歌え 踊れ

踊るひまあれば
黙って座れ

おめでたい
へのへのもへの
読者諸君


と、読者に対して。笑いがでます。


当時、今のように表現の方法が少なかった頃の人たちの言葉は特に強い。
ポエトリーはドーピングのような効力があります。
すばらしい。


写真はナナオさんの詩集と谷川さんの初期詩集
IMG_0098.JPG