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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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knowing me knowing you...

2010.04.22

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人間というのは、地球上で唯一「知識」というものを「対価」を支払って得ることの出来る生き物だという事に何ら異論はないと思います。それもほとんどの知りたいと思うことに対してそうなのだから、なんとも素晴らしいことだと思いませんか?

好き嫌いや同意するしないはその先にあるもので、昨日の蔡さんのブログにもあった通り「無知」ほど恐いものはないと、僕も常日頃思っています。

何故ならそれは「知る」という唯一われわれ人類のみに許された権利を放棄するも同じであって、動物や植物が環境の変化等によって進化するという事とは一線を画す以上の差があると思うからです。

だから間違った知識を是正するのも、また新たなる知識なわけです。

問題はそれらを知ろうとしなかったり、興味すら示さない...もっと言うならばそんな事すらも解らない=知識がないというパターン。

これって小難しい話ではなく、皆さんの周りにも結構いませんか?
イタタタタって人。


情報誌やオフィシャルページなどで言うほど激しい表現(映像)はないので、安心とまではいかないにせよ、決して目を背け続けるような感じではありません。

その点では「シャッターアイランド」や「ハートロッカー」の方が酷いかなと...

ただそれ以上に「無知」とはいかに恐ろしいかを、この映画は充分すぎるほど伝えてくれるでしょう。そして「教育」や「教養」の大切さを、地球上で最も愚かな行為を通して改めて我々に認識させてくれるはずです。

★★★★★

でもこれって決して地球の裏側の貧しい国の話ではないと思うのです。
古今東西、どの国でも大同小異の事はやってきたはずだし、経済が発展し生活が一変したからといってそれらを卑下する権利は誰も持ち得ていないはず。

ただそれ以上に、実はこれって自分たちの極々日常にありふれた出来事と何も変わらないと思うんですよね。グローバルなんていう大きな枠ではなく、超ドローカルな所でも。

本人にとっては何気ない、いつも通りの言動で相手を傷つけたり怒らせたりしても、その事すらにも気付けない。気付いたとしてもまともに謝罪する術も知り得ない。

これって無知の極みだと思うわけです。
そういう小さな小さな積み重ねがやがて大きな波になって、気付いた時には最悪の事態を招いた結果が、この映画のストーリーにも繋がっているのだと思います。

良く僕は人から「毒を吐く」と揶揄される事がありますが、僕からするとその結果を充分に理解した上で「吐いている」つもりなので、無知故に知らない間に他人を傷つけたり不快にさせているのとは全く異なると思っています。

まぁとは言っても、大義名分に押されがちで若干「?」な部分もある映画ですが、僕的にはアリな映画です(笑)。

ちなみに蔡さんのブログにあった詩、実は昨日まで読んだことが無かったのですが、誰の作であれ、どちらも先人の言葉の重みを感じ、自分の日々の行いを珍しく見つめ直すきっかけにするには充分なもので、早速プリントアウトしてトイレに張りました(笑)。

改めて「知るって大切だな」って、タイムリーに実感したところです。

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