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小嶋享County Line Showroom代表元フリーライター、現在「County Line」ショールームの管理人。19年ぶりの日本に戸惑いながら、恵比寿にアメリカンスタイルのショールームをスタート。毎年2月にカリフォルニアで開催されるヴィンテージファッション・イベント「Inspiration」のメディアディレクターも兼務。www.countyline.jpinspirationla.com

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小嶋享
County Line Showroom代表
元フリーライター、現在「County Line」ショールームの管理人。19年ぶりの日本に戸惑いながら、恵比寿にアメリカンスタイルのショールームをスタート。毎年2月にカリフォルニアで開催されるヴィンテージファッション・イベント「Inspiration」のメディアディレクターも兼務。

www.countyline.jp
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Designed by ジョニーデップ

2012.09.12

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すごい男が身近にいました。

まずはこちらの写真をご覧下さい。
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前々から気になっていました。彼の左腕に描かれた髭面の男が。

髭面は誰なのか? その前に、彼は誰なのか?

まずは、彼から紹介します。KOKOPELLI(ココペリ)の伝道師、R4Tの慎太郎くんです。「入れ墨=強面」という固定観念を180度覆してくれる、物腰の柔らかい"ナイスガイ"です。

では、ココペリとは何なのか? ざっくり言うと、"幸運を運ぶ精霊"です(※詳しくは前のブログを参照してください)。
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で、彼は何のためにCOUNTY LINEを訪れたのか?(すいません、もう少しひっぱります)『トートバッグ・カスタマイズ選手権』に名乗りを上げた勇者です。自前のステンシル型(ステンレス製)を用意して参戦してくれました。意気込みが違います。
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今回カスタムするトートバッグはHERITAGE LEATHER CO. 7718。定番トートバッグのLサイズです。休日、リゾートに最適なサイズです。風に揺れるココペリをステンシルで表現してみよう、ってのが今回のコンセプトです。
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ココペリ人形とステンシル型を照らし合わせながら、ステンシルを入れる場所を何度も確認している。かなりの慎重派だ、そう思った矢先...... 
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シュー、シュッシュー!

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逸る気持ちを抑えきれず、至近距離からスプレーを噴霧......

あ〜あ、バッグにプレートを固定する前にスプレー吹いちゃった。バッグとプレートの間には隙間だらけ。仕上がりはこんな感じ↓ ココペリの跡形もなく、パチモンのミッキーマウスみたいな影がバッグにぼや〜っと浮かび上がっている。養生もしていないから、ペンキもあちこちに飛び散っている。横で見ていたMr.慎重派、茶碗おじさんも苦笑い。
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ココペリもがっかり。
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しか〜し、『ステンシル選手権』に失敗の二文字はない。「失敗=味」ととらえるポジティヴな考えしか持ち合わせていない。心の中で"やっちゃった"と思ったら、再チャレンジすればいい。さいわい、トートバッグはLサイズ。空いているスペースはいくらでもある。

気を取り直して、バッグの裏面にプレートをしっかりと固定し、隙間を埋めて、距離を保って、再び

シュー!
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うん、悪くない。ちゃんとココペリに見えるし、角度も絶妙だ。ココペリ人形をバッグにぶら下げれば、影にも見える。
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我らステンシルのド素人! でも楽しければ、それでいい。カスタマイズなど、しょせん自己満足に過ぎないのだ。みなさんもHERITAGE LEATHER CO.のステンシル下げ札を使って、好きなようにバッグをアレンジしてください。

で、本題。
みなさんお気づきでしょうが、髭面の男の正体は、ハリウッド俳優のジョニーデップです。来日した際に、ジョニー本人が慎太郎くんの腕に絵を描き、その絵をそのままタトゥーにしたんです。慎太郎くんとジョニーの出会いの経緯もかなり気になりますが、そんなことはどーでもいいんです。ジョニー本人が下書きなしで腕に絵を描き、その絵をそのままタトゥーにした、その事実に驚きました。

さらに。

映画のプロモーションで再来日した際、人混みの中に慎太郎くんを発見したジョニーは、セキュリティーを制止して、慎太郎くんのもとに歩み寄り、笑顔で再会。そして、慎太郎君のタトゥーを見ていたく感激し、一緒に写真を撮らせてくれ、と申し出たそうです。そして、ジョニーとお揃いの?xマークを腕に描いてくれたそうです。もちろん、?xマークもタトゥーにした慎太郎君。
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さらにさらに。

再々来日した際にも、人混みの中に慎太郎君を発見したジョニー。彼の元に歩み寄り、今度はスカルの絵を描いて去っていったそうです。もちろん、スカルもちゃんとタトゥーにしました。
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絵を描くのが好きなジョニーと慎太郎君の数奇な出会い。ジョニーデップのファンが聞いたら卒倒しそうなエピソードです。慎太郎くん、次にジョニーに会う機会があったら、トートバッグにココペリの絵を描いてもらってください。