ハヂメちゃんの独り言。
植村肇
US Director
ひょんな事から17歳で渡英し、19歳から2年間カナダに滞在。帰国後、文化服装学院に入学。新卒で某大手セレクトショップに入社。3ヶ月というスピード退社後、今は亡き原宿の某老舗アメカジショップ勤務。2000年に独立し現在に至る。
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本物のオーラは半端無い!
2013.12.16
遂に12月も中盤を迎え、いよいよ年の瀬が迫って参りました!
そしてここ最近、一気に寒さが加速してようやく真冬と言える
寒い日々が続くようになって来た週明けの本日月曜日のメニューは、コイツで決まりっす!!
どん!US AIR FORCEのリアルな官給品の、LATE 60's VINTAGE N3-Bになります。
何と言っても、特筆すべきはこの時代のN3-Bならではの
コヨーテのリアルファーを使用した、高級感のある大径のフードですよね。
50's-70'sの中期頃までは、このコヨーテファーが採用されており
パッと見で直ぐに、VINTAGEの本物だなと誰にでも分かる代表的なディテールになります。
そして更に特筆すべきは、この何とも言えない艶めかしい光沢を放つ
ヘビーオンス・ナイロン地とこの重量感たっぷりのルックス!
やっぱりこの本物だけが持つ、独特のオーラは半端無くヤバく
文句無しにカッコイイと思います。
勿論カッコイイ見た目だけでは無く、その機能美にも特筆すべきポイントは沢山あります。
これまでに、US AIR FORCEに採用されたフライトジャケット史上の中でも
トップクラスの防寒性を誇るジャケットだけに暖かさはお墨付きで
HEAVY ZONEと言う極限の寒さの中で使用された経緯はホント伊達ではありません。。。
更に本日は、プライス的にも手が出し易く
ボディ自体もそこまでヘビーでは無い、80'sのナイロン・コットンボディに身を包んだ
軍官給品としては事実上の最終型も紹介しちゃいます!!
この時代の物になると、実はAIR FORCE以外のブランチでも着用が許され
別名はアラスカンジャケットとも呼ばれています。
主に極寒地での地上警備隊の防寒着としても使用されており
フード部分のファーは、より劣化が少なく手入れが簡単な
シンセティックファー(人工毛)にアップデートされているのが特長。
表面シェルはナイロンとコットンの厚地混紡素材が採用され
中綿は特殊な化繊が使用されており、従来のN3-Bとは比べ物にならない程の
軽量化に成功しています!
一般的にはセージグリーンと呼ばれているカラーに身を包んではおりますが
実際は限りなくグレーに近く、少しだけですが鈍い光沢を帯びているのも
独特の風合いがあってカッコイイんですよね!!
最後は私UEMURA的バイヤー目線から物を申しますと
年々、綺麗でノーダメージの、いわゆる状態が極上と言える物や
サイズも小さ目の、SMALLやMEDIUMな個体が枯渇して来ているので
是非この機会に、お好きな方はチェックをして下さいね~~~
恐らくもう二度とこんなに状態が良く、グッドサイズな物は出て来ないと思いますよ!
UEMURA
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