写真家松本昇大が写し取った、ランナー達の青春の肖像。
2014.02.13 17:54
フイナムでも多数の企画で撮影をお願いしている、写真家・松本昇大。ファッションやポートレート、雑誌や広告など、多方面で活動する彼がプライベートワークとして欠かさず撮り続けているシリーズがあります。
それが今回展示される、年に一度のレースに臨む学生ランナーたちの肖像です。ピンと張りつめた冬の空気の中で躍動するランナーの姿からは、ある種の清涼感を感じさせます。
若さゆえの輝きと脆さを同居させ、学生生活の全てを賭けているが故の真剣な眼差しと喜怒哀楽。テレビで見るそれとは全く別の臨場感が、これらの写真には焼き付いています。
今回の写真展では、2008年より6年間に渡って撮り溜められた写真から、ドキュメンタリー的要素を排した、何気ない仕草や表情を中心とした作品が「VACANT」にて展示されます。スポーツをこよなく愛する松本昇大が撮影する、スポーツそのものではなく、市井のスポーツマン、そしてその風景。
個人的感想になりますが、この写真展は老若男女、あらゆる人に響くものになっていると思っています。ぜひ足を運んでみて下さい。
Text_Ryo Komuta
Photo Exhibition "The Loneliness of the Long Distance Runner"
会場：VACANT 1F
住所：東京都渋谷区神宮前3-20-13
期間：2月15日（土）～3月2日（日）
時間：12：00〜20：00 月曜日休業
入場無料
松本昇大
1983年、大阪府生まれ。東京在住。
2008年より写真家・若木信吾氏に師事。
2011年、独立。
http://shotamatsumoto.com