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言葉で論じることを拒否した写真家・松尾修の作品集『写真論』。

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2012.07.09 23:00

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故郷に戻り、友人・家族との久しぶりの再会を喜び、記念撮影をする。それは極めて一般的な写真のあり方と言っても過言ではありません。これだけカメラが手軽なツールと化した今でも、多くの人がそのためにカメラを利用しています。


そんな日常的な光景をライフワークにしている写真家・松尾修。処女作『他人のアルバム』では、地元・長崎佐世保の友人たちをはじめとした近しい間柄の人々ばかりで構成し、8月3日(金)に発売される続編『写真論』でもそのスタンスは崩さない。


変わらない日常に、写真としてのあり方を追い求め、試行錯誤を繰り返し、たどり着いたミニマムな写真の世界。と言うと大袈裟かもしれませんが、自らの言葉で論じることを拒否した写真家としての「写真論」が込められていることはタイトルからも明白でしょう。


なお、この発売を前に東京・渋谷のPLANCTONの空間「Raum1F」にて同作品の展覧会も開催。写真集『写真論』の先行販売を行われる模様。こちらもお見逃しなく。


Text_Hiroshi Yamamoto


松尾修 写真集『写真論』
著者:松尾 修
装丁:尾原史和
定価:¥3,990
※8月3日(金)
※7月26日より写真展会場にて先行販売


写真展『写真論』
日時:2012年7月26日(木)~ 8月4日(土) 12:00 - 20:00(会期中無休)
会場:Raum1F
住所:東京都渋谷区神宮前5-39-12
電話:03-6419-3421
www.raum1f.jp

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