孤高の映像作家、ジョン・カサヴェテス監督の回顧上映が開催中!
2012.06.04 23:00
没後23年経った今でも"インディペンデント映画の父"と称され、多くの映画関係者から崇拝されているジョン・カサヴェテス監督。その回顧上映「ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ」が開催中です。
上映作品としてラインナップされるのは、『アメリカの影』(59年)をはじめ『フェイシズ』(68年)や『チャイニーズブッキーを殺した男』(76年)、『オープニング・ナイト』(77年)、そして『こわれゆく女』(75年)、『ラヴ・ストリームス』(84年)の6つの作品。
ちなみに『こわれゆく女』は、マーティン・スコセッシ監督が設立した非営利団体「THE FILM FOUNDATION(フィルムファウンデーション)」と〈グッチ(GUCCI)〉の協力のもと、復元ニュープリント版として復活となり、DVD化されていないため幻の遺作と言われる『ラヴ・ストリームス』もニュープリント版で公開されます。
今なお語り継がれるジョン・カサヴェテスの作品の数々を、是非この機会にスクリーンで堪能してみてはいかがでしょう。商業優先の近年の映画作品とは異なる、映画作りへの熱い想いを感じられるはずです。
Text_Hiroshi Yamamoto
ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ
www.zaziefilms.com/cassavetes
5月26日より、シアター・イメージフォーラム他全国順次開催中!