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Dsquared2
2013.08.27
天候型のワークウェアをスマートに、地厚の柔らかいウールやツイード、格子柄。ジャケットはひだがあったり、ワイヤー入りのもので動きがあるスタイルをいつでもキープ。外に出したタックのないドレスシャツは敢えてだらしない雰囲気で。ルーズにハンギングされていたような、あるいは着古したようなものにきちんとプレスを効かせたビッグブラザージーンズとクラシックで極上素材のキャメルやアンゴラ、アストラカンを使った7分丈コートでシャープに決めて。仕上げにはおばあちゃんから借りたビジューのブローチなどをキラッと効かせて。ルックは偶然にも、しっかりと目的を達成しました。
今季は、ウエストを落としたちょっとボリューム感のあるリラックスした7分丈パンツ、さっくりかがったクロップド丈が戻りました。ミリタリーモチーフも個性的なプリーツやしわ加工もトレンチブレザーに表現しました。
イタリアの手仕事であるサルトリアのみ信用するモダン・モブスターであるディースクエアードは、そのサルトリアにインスパイアされて、アイコニックなシャープスリムフィットのスーツに、ニューリラックススリムを生み出しました。それはまさにギリギリの選択です。ナポリのテイラリングを基本にしたダブルのスーツには、エッジの効いたワイドなラペルや襟。スーツの中には、ジオメトリックなパターン柄のネクタイをピンで止めるなど、遊び心溢れる役割こそが重要です。特別に仕立てた“ナポリターノ”は、ウルトラスペシャルジャケット。見た目は完璧にフォーマルであるにもかかわらず、ライナーをつけない仕立てで、そのフィット感はまるでカーディガンの着心地です。デザイナーは、着たときにまるで肩に空気を乗せているかのような感覚を生み出したくて、フェザーウェイトにこだわって作りました。本当に素晴らしく心地の良い、真のラグジュアリーです。
厚手のクラッシュソックスを靴にいれたら、それは完璧にオリジナル。わざと安っぽく作られたミリタリーブーツをクラシックやフォーマルなものに合わせます。レザーラインはメンズバッグがシリーズ化するまでに拡大されています。ウィークエンドトート、ショッパーなど充実です。
カラーは幅広いモノトーン。ブラック、ホワイト、ゴールド、レッド、グリーン、ミリタリーカラー。スポットライトはパターン柄のタイ、リッチな縁取り、ビジュー使いに当たるけれども、ディースクエアードのスタイリングは最もエキサイティングです。キーとなるレイヤードは、チュールのドレスシャツ、サスペンダー、ポケットウォッチチェーンにタキシードの個性的なミックス。デザイナーのオススメはダブルのブレザーか、ジャケットをコートに縫い付けたレイヤードコートです。
ゴールデンエイジのジャズの仕上げにはモヘアのテンガロンハット。ニューオーリンズからパリの地下道までのバックストリートにはトランペット、ワックスで仕上げたヘア、磨かれたシューズ、気取って歩く猫が欠かせません。
ディースクエアード(Dsquared2)
www.dsquared2.com