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Tapia LOS ANGELES
2014.03.14
マイケル・タピアのデザインへのアプローチは、“メンズウェアを考古学的に調査すること”からはじまる。しかしそれは決してノスタルジーに留まるのではなく、“現代に過去と未来の洋服を持ち込む事”を考え、クラッシックなアメリカン・クロージングに現代のエッセンスをもたらす手法、表現を常に研究している。
マイケル・タピアのメンズウェアに対するビジョンには、カジュアルとエレガンスとの間の微妙なラインを波に乗り描くように、日常生活での仕事着から、ちょっとした真面目な場面にも対応できる着こなしまでもが含まれている。
快適な着心地を提供するため、カッティングにとても注力しており、ミリタリーやスポーツ・ウェアのパターンと伝統的なテーラーリングの技術を混ぜ合わせることにより、マイケル・タピアならではのコレクションになっている。
今季は、コットンにレーヨンを織り交ぜたシアサッカーを使用することで軽い着心地に仕上げた(New Bronson jacket)、高密度のポプリンを使用し、ブルーグリーンやネイビー、レッドにガーメントダイングした(Bixel Jacket)。それぞれには同素材のショーツとトラウザーを合わせる2パターンのセットアップコーディネートが可能となっている。
トロピカルリネンや、強撚のサマーウールを使用した、(Formosa Jacket)、(Formosa Trouser)、(Wilshire Blazer)というセットアップになるテーラードのシリーズは、先述した通り、アメリカから始まりヨーロッパで培ったデザイナーとしての経験と、アメリカンテーラーの技術とを併せて作られるマスターピースであり、彼のコレクションの中でもとても重要な意味を持つアイテムである。そのシェイプにはマイケル・タピアのこだわりと自信が詰まっている。
タピア・ロサンゼルス（Tapia LOS ANGELES）
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