NEXT STAGE of WISM WISMの次の一手に 迫る対談シリーズ。 VOL.1 WISM×nonnative 市之瀬智博×藤井隆行
2013.08.27
-で、お互いに色々経て、今回の取り組みに至るわけなんですが、どんな流れで始まったんですか?
藤井: まぁ、もともとお店が始まるタイミングでは声かけてもらってたんですよ。ドメスティックの軸として、〈ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)〉、〈ソフネット(SOPHNET.)〉、それとウチっていうのを軸にしたいっていう風に言われて。ただ、そのときは色々環境が整ってなかったので、もうちょっと待ってくれと。
市之瀬: タイミング合ったら声かけてよ、みたいな感じでとりあえずは落ち着いて。
藤井: そうだね。今回もなんかこうすごく自然に始まったよね。「やるとかやらないとか抜きにして、呑みに行こうよ」みたいなね。で、そこからさらに昼飯食いに行ったりして。で、市之瀬君から「パンツだけやったら、面白いんじゃない?」って言われて。
-なるほど、パンツだけっていうのは、市之瀬さん側からの提案なんですね。
藤井: そう。この人って、ブランドの特徴をつかむのがうまいんですよね。このブランドはここ!みたいな。あとはキャットストリートの客層も「WISM」ができて、随分変わったのかなって。その辺は興味ありましたよね。
-改めて「WISM」というお店を見てみて、いかがでしたか?
藤井: いやー、セールのときだったからよくわからなかったですね(笑)。
市之瀬: また在庫の持ち方ミスってるな、みたいな感じで見てるんでしょ、どーせ(笑)。でも、一回試してみないとわかんないんだよね。今の街の感じと、トレンドとがどういう風に絡んでいくかっていうのがさ。「やってみないとわからない」ってのは持論なんで。で、そこから修正していけばいいと思うんだよね。
-なるほど。
市之瀬: そう。売れた理由もわからない、売れなかった理由もわからない、ってのが最低なんですよ。そこをきちんと見ていかないと次に繋がっていかないんで。
藤井: まぁそうだね。あとは、買われる側、つまりメーカー側も、このバイヤーさんはなんでここを抜いていったんだろうってのを、わかってないとダメだよね。俺の立場としては、やってみたんだけど失敗でした、っていうのは許されないことだからちゃんと話を聞きますけどね。
-入荷してすぐにリアクションがあったとのことですが、どうですか? 〈ノンネイティブ〉はいきそうですか?
市之瀬: いや、もう絶対いきますよ。絶対大丈夫だって藤井にも言ってますしね。
-〈ノンネイティブ〉ってパンツたくさんあるかと思うんですが、「WISM」では何型やってるんですか?
藤井: 型数はそんなやってないですね、その分積んでますけど。セレクトショップでパンツだけこんなに積んでるところはないですね。
市之瀬: パンツだけの金額でいえば、ダントツだからね。さっきも言ったけど、今はシルエットがバーッって見えるように2階に上がってすぐのところに置いてて。
-レイアウトは頻繁にいじる方ですか?
市之瀬: そうですね。かなり変えますね。天候とか、お客さんの"感じ"とか周り方とか、なんかそういうものを見て、店長の堀家と相談してすぐに変えます。
-色々なお店に〈ノンネイティブ〉は置いてますけど、「WISM」の中にあると、また違った感じに見えますよね。バイイングに始まって、どのブランドをどう見せて、何と絡めて、っていうお店の"編集"作業が、とても魅力的だなって思います。
市之瀬: ほめてます(笑)? いや、嬉しいですね。
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