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NIKE AIR MAX CHRONICLE ナイキ エアマックスの軌跡と未来。

2013.12.20

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様々なテクノロジーを開発してきた〈ナイキ〉のなかでも、最もアイコニックなテクノロジーの1つに挙げられる"ナイキ エア"。その代表的なモデル「エアマックス」の最新バージョンとして、ルナロンソールを纏ったモデルが新登場。そこでフイナムでは、「エアマックス」の成功の軌跡を振り返りながら、新たなモデルを徹底解説してきます。

Photo_Masaki Sato
Styling_Yusuke Ymaguchi
Text_Masahiro Minai
Edit_Hiroshi Yamamoto

そもそも、なぜ"ナイキ エア"は視認化されたのか。
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1987年に発売された「エアマックスI」。
2013年7月のある日、オレゴン州ビーバートンのナイキワールドキャンパスにおいて世界各国の厳選されたメディアのみを招いて、小規模なプロダクトプレゼンテーションが行われた。テーマはAIR MAX。そしてプレゼンテーターは数々のナイキ名作をクリエイトしてきたことで知られるティンカー・ハットフィールド氏であった。「実はエアマックスIの開発がスタートしたのはナイキのビジネスが停滞していた1985年、1986年のこと。この困難を克服するためには従来のスポーツシューズにはない革新的なコンセプトが必要だったのです。このときに誕生したのがクロストレーニングという新しい概念をスポーツシューズ業界にもたらしたエアトレーナー、足の一部のようなフィット感をランナーに提供したソックレーサー、そしてスポーツシューズ業界で初めてテクノロジーの視認化に成功したエアマックスIだったのです」エアマックスとは元来、その名の通りエアユニットのエアの容量を最大化するための機能的なアプローチ。ビジブルエアは決してデザインのためのデザインではなく、エアバッグを大型化するため着地時に変形したエアユニットをサイドへと逃がすというアイデアがその原点にあったのである。
ビジブルエアのモチーフはポンピドゥーセンター?
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着地時の衝撃を分散させるために可視化されたエア部分。
「ビジブルエアはパリにあるポンピドゥーセンターからデザインのインスピレーションを受けました。ミッドソールにウインドウを設けるというアイデアは斬新過ぎたのか、当時のナイキ社内では評判よくなかったのですが、1987年、実際にエアマックスIが発売されると、その評価は一変しました」と当時を懐かしむようにティンカー・ハットフィールド氏は語る。エアマックスIというプロダクトは、ナイキというブランドが他ブランドを後追いするのではなく、常に革新的なプロダクトを創造する存在であるということを世界に再認識させた記念碑的モデルであった。それは1977年にポンピドゥーセンターが完成したとき、前衛的かつ斬新なデザインがパリ市民から賛否両論だったものの、現在は芸術の街パリを象徴する存在のひとつとして受け入れられ、パリの街並みにすっかり馴染んでいるのと似ている気がする。
ストリートで大ヒットする布石となったディテールとは。
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歴代の「エアマックス」。進化の過程が見えてきます。
エアマックスIはランニングシューズ市場に大きなインパクトを与え、次モデルのエアマックス ライトではミッドソール前部にファイロンを使用することで軽量化が向上するなど、機能性アップに成功していた。そして1990年にリリースされたエアマックスの第3弾モデルでは、「アッパーサイド部分に斜めに走るパーツを配することでスピード感を強調しました。それと、このモデルでウインドウの周囲にカラーリングを施したのはビジブルエアを強調するためです」とティンカー・ハットフィールド氏がコメントしたエアマックス'90は、前2モデルよりもアグレッシブな印象のデザイン&カラーコンビネーションを採用することで、ランナーだけでなくストリートシーンでも徐々に注目を集めることとなった。そして1991年発表のウインドウの面積を拡大したことから現在はBW(Big Windowの略)と呼ばれるエアマックスIVがストリートで大ヒットする布石となったのである。現在もエアマックスはナイキエアの最先端モデルとして確固たるポジションを築いており、パフォーマンス、デザインの両面でマーケットをリードしている。
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