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カナダ発のデニムブランド、ネイキッド&フェイマスがやってくる!

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2014.03.28 16:25

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ポップな図柄にストイックなクリエイションという、良い意味でのギャップがユニークな、カナダのデニムブランド〈ネイキッド&フェイマス(NAKED&FAMOUS)〉。


日本から輸入したユニークでレアな生地のみを使用し、世界でも最高水準のデニムの生産にこだわる、本物志向のブランドです。


この度、ブランド代表兼デザイナーのブランドン・スヴァーク氏が「417 by EDIFICE」にて、ユニークなインスタレーションを行います。


聞いたところによると、"デニムで折り紙"?


何やらとっても面白そうなので、来日前のブランドン氏にメールインタビューを敢行してみました! ちょっと長いですが、これを読めば〈ネイキッド&フェイマス〉博士になれる!?


Q.〈ネイキッド&フェイマス〉のコンセプトは?
素晴らしくハイクオリティ、かつ希少で特別なファブリックの製品を、お客様に正しい価格で提供することです。 また、シンプルで飾らないこと、そして有名人で宣伝をしないこと。ただただ素晴らしい商品を作ることだけを追求しています。


Q.デニムのどのようなところに魅力を感じますか?
デニム生地は、私達が自由に遊ぶことができる、真っ白なキャンバスだと思います。私はデニムの新しいスタイルを考え、開発することに大きな喜びを感じます。これまでに、以下のような革新的なデニムを作成してきました。 暗闇で光るデニム、体温によって色が変わるデニム、カシミヤ混デニム、ケブラー混紡デニム、ステンレス鋼のブレンドデニム、 世界で一番肉厚な 32 オンスのデニム、サーモクロミックデニムホログラムデニム、シルク混デニム等...。


ブランドのフィロソフィーなどを、余すところなくスタイリッシュに紹介したムービー。字幕付き!


Q.ストイックにまでクオリティを突き詰めた製品に対して、ポップなデザインのパッチやフォントという組み合わせが新鮮な印象です。どういった考え方から、このような表現に至っているのですか?
私たちは、LA のデニムブランドを冷やかす風刺としてポップアートを使用し始めました。いわゆる"LAデニムブランド"は、デニムを販売するのではなく「高級感」と「有名人」というアイデアを売りだしていただけで、とてもばかげていると思ったのです。当社のロゴは、1950年代に一世を風靡したアンディ·ウォーホルやロイ·リキテンスタインのポップアートのようなものです。彼らは有名人や高級感に取り付かれた社会を否定して楽しみたかったのだと思い、私たちも同じように表現していきたいと感じました。


有名人がそれを着ているからという浅はかな理由で商品を買うのではなく、本当にあなたにとって大切で価値のある商品を買って 購入して欲しい。ブランド名である〈NAKED & FAMOUS DENIM〉は、ポップアートの風刺と同じようなアイデアが含まれています。このイメージにより私たちを「LAブランド」の一つと思う人もいるかもしれませんが、逆に私たちはそれをジョークにすらしているのです。


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過去に行われた"デニム折り紙"イベントの様子です。1メートル四方のデニム生地をアイロンで、丁寧に織り込んでいきます。日本とカナダの文化の融合ですね!


Q.岡山の素材を使用していますが、岡山デニムの良いところはどこですか?


岡山デニムの良いところを話し始めたら、どれだけかかるかわかりません。ですが、3つに絞ってお答え致します。


1.昔ながらの織機は、現代の大量生産向けのマシンと違い、品質を重視して丁寧に生産されています。生産効率は悪いですが、質の高い製品を作るという点では、それだけの価値があります。


2.次にロープ染色です。この染め方をすると芯の部分まで染まらないので、いい色落ちの仕方をします。これらのことが、岡山デニムが世界で最も良い"アタリ"として有名である由縁です。


3.岡山は世界中のどこにもないような、特別な水質があることで有名です。ミネラルの含有量や水のPHバランスが独特で、糸に染料を加え、きれい仕上げ処理を実行するために使用されるのです。たとえ中国の工場が同じような織機と染色方法で生地を作ったとしても、岡山デニムの品質を再現することはできないのです。


Q.デニムで折り紙を作るという、奇想天外な発想はどこから生まれたのですか?
私は幼い頃から折り紙のファンだったのです。 "何もないところから何かを作る"という考え方が大好きで、趣味としてやってきた折り紙を、いつか自分のビジネスと組み合わせることができると思っていました。


Q.これまでにどんなものを折り紙で作りましたか?
動物を作製するのが好きで、イヌ、ブタ、ツル、恐竜、金員、牛、タカなど様々です。顧客が実際に身に着けることができるもので、サムライ兜を作ったことも興味深いことでした。

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こちらが実際に被れるサムライ兜!


Q.カナダと比べての日本の印象を教えてください。
私は日本が大好きです。日本には10回以上行ったことがあり、15以上の都市に行きました。日本の人々 、文化、食べ物、そしてもちろん折り紙や、日本のデニムがとても好きです。カナダも日本も非常にフレンドリーな人々がいると思っています。また両国とも、とても美しい自然があります。次回は初めての沖縄旅行を予定しており、ハブ酒を飲むことがとても楽しみです。カナダにはハブ酒はありません 笑。


という感じで、実に芯の通ったクリエイションをしている〈ネイキッド&フェイマス 〉。何よりそのストイックなものづくりの中で、ユーモアを忘れない、というところにフイナム的には多大なシンパシーを感じてしまいます。


桜がちょうど満開になったころに、デザイナーのブランドン氏はやってきます。ぜひそのハイクオリティなデニムアイテムと、ユーモラスなキャラクターに触れてみて下さい。


イベントの詳細は以下にてご確認を。

Text_Ryo Komuta


NAKED&FAMOUS DENIM ORIGAMI EVENT
日程:4月5日(土)
時間:16:00~18:00
会場:417 by EDIFICE 渋谷店
住所:東京都渋谷区神南1-15-5 神南プラザビル 1F
電話:03-5456-6971


※当日、〈ネイキッド&フェイマス〉をお買い上げの方に、その場で作ったデニムの折り紙と、デニムのリペア―キットをプレゼントいたします。

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