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世界が注目する岡山のジーンズ工場「藍布屋」の特別な2本。

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2013.11.23 19:00

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国産ジーンズのはじまりの土地、岡山県児島。「デニムの聖地」と呼ばれるこの地で、日本だけでなく世界各国のブランドがラブコールを寄せているデニムファクトリー「藍布屋(らんぷや)」をご存知でしょうか?


毎年、パリで開催されているデニムの見本市「デニム バイ プルミエールヴィジョン」にて世界中のデザイナー達を虜にしたサンプル生地がきっかけとなり、現在では25ヶ国からオーダーを受けるデニムメーカーとしてその名を世界に轟かせています。


そんなデニムファクトリー「藍布屋」と、フイナムでも何度かご紹介している「ファクトリエ(Factelier)」が手を組み、なんと50本を越える試作品を経て完成したという、特別な2本のジーンズをご紹介。


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左 Factelier by RAMPUYA ジーンズ/インディゴ/USコットン ¥13,440
右 Factelier by RAMPUYA ソフトジーンズ/メンフィス×ジンバブエコットン ¥13,440


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左は、ジーンズ本来の無骨さと硬さを表現するためにUSコットンを使用したモデル。強めに紡いで、通常よりも強度を高めているのもポイント。また、セルビッチは豊田自動織機の旧式の力織機でしか出せない風合いで、折り返した時に見える裾部分は「赤耳」でフィニッシュ。通常よりもゆっくりとしたペースで織りあげられるため、ふくらみのある素朴な表情の生地感に仕上がっています。


いっぽう右は、ソフトな履き心地と「ジーンズらしさ」の両方が味わえるように、手摘みのジンバブエコットンとメンフィスコットンを配合させたオーダーメイド糸を使用したモデル。甘撚りによるソフトな風合いと適度な光沢が、上品な印象に見せてくれます。


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両モデルとも、内側のステッチにはブルーを採用


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オリジナルのドーナツボタン


どちらも日々のサンプル作りの繰返しに始まり、トラウザーのシルエットを研究し完成させた美しいシルエットになります。ヒップが小さく見えるよう、バックポケットの位置や大きさにも拘り、わたりも通常のデニムより細くスマートな印象を漂わせます。


また縫製糸にはコアスパンを使用しています。ジーンズによく使われる綿糸よりも耐久度は高く、経年変化による美しい色落ちを表現しながらも高い耐久性を可能にしています。


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デニムの国、岡山の児島で糸から作り上げられた最高傑作のジーンズ「Factelier by RAMPUYA」。音・振動・感触といった五感を用いて、アナログな織り機をコントロールするこの道40年の職人が織る、極めて高いクオリティの特別なジーンズです。見ているだけでは始まりません。是非、一度トライしてみてはいかがでしょう。


Text_Yuji Nakata


Factelier by RAMPUYA
http://factelier.com/products/men/jeans/
http://factelier.com/contents/history/rampuya/

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