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3人のクリエイターが語るNew Era®製バックパックの真価。CASE02. スタイリスト山田陵太

Thinking about Backpack. CASE02. Stylist Ryota Yamada

3人のクリエイターが語るNew Era®製バックパックの真価。CASE02. スタイリスト山田陵太

ヘッドウェアブランドとして世界中にその名を轟かせる〈ニューエラ(New Era®)〉。実はバッグのデザインにおいても、その秀逸なクリエイティビティが活かされているのを知っていますか? シンプルかつモダンなルックスを持ち合わせながら、実用性に関しても抜かりのないバッグの数々は、現在多くの人々に愛用され、街角でも見かける機会が多くなりました。そんな〈ニューエラ〉のバッグを3人のクリエイターが検分。彼らの目に、このアイテムの魅力はどのように映るのでしょうか? 全4週に渡っての連載となる当企画。2週目はスタイリストの山田陵太さんが登場。鋭い審美眼を持つ山田さんは、〈ニューエラ〉のバッグをどう評価するのでしょうか。

  • Photo_Naoto Hayasaka[Y’s C]
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Jun Nakada
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山田陵太 / スタイリスト

1980年生まれ、東京都出身。文化服装学院を卒業した後に、BEAMSにてショップスタッフに。その後、スタイリストの小沢 宏氏に師事し、2007年に独立。現在はメンズファッション誌を中心に、カタログなどでもその手腕を発揮している。

〈ニューエラ〉はオーセンティックで信頼感のあるブランド。

ー山田さんは〈ニューエラ〉がバッグをリリースしているのをご存知でしたか?

山田:知っていました。ショールームへリースに行くと、キャップがたくさん並んでいて、その横にバッグも一緒に置いてあって。それに街中でも背負っている人をいろんなところで見かけますね。具体的にどこでっていうのを覚えていないくらい、本当によく見るというか。

ーそれだけ印象に残っていると。

山田:〈ニューエラ〉というのは分かるんだけど、いい意味でロゴが主張してないから使いやすいんだと思います。あと、ブランドに対する安心感もありますし。

ー山田さんは〈ニューエラ〉というブランドに対してどんなイメージを抱いていますか?

山田:トラディショナルな印象ですね。古着屋にも〈ニューエラ〉の昔のキャップが置いてあったりするので。ぼくも70年代にアメリカの軍に支給していたフランネルのキャップを持っているんです。

ーそういったトラディショナルなイメージは、服好きたちからすればひとつの魅力にもなりますよね。

山田:信頼感であったり親しみがありますよね。オーセンティックな魅力があるというか。

服に合うかどうかというのがバッグに求める条件。

ー山田さんは普段どんなバッグを使っていますか?

山田:バックパックとメッセンジャーバッグ、あとはツールバッグのような小さな簡易的なものを使っています。頻繁に荷物を入れ替えるようなことはしなくて、1〜2週間くらいで気分が変わるので、その3つを上手にローテーションしながら気持ちの鮮度をキープしています。

ー気分というのはどんなときに変わるんですか?

山田:カバン選びはコーディネートに連動してくるので、単純にファッションが変わればおのずとバッグも変わるといった感じです。だから服に合うかどうかというのがバッグに求める条件かもしれないですね。

ーつまり、汎用性の高さが大事ということですね。

山田:そうかもしれません。シンプルであればいいというワケではないんですけど、やっぱり服に合わなければどうしようもないので。見た目は大事ですね。逆に言えば、機能優先でバッグ選びはしませんね。

ースタイリストさんは小さなものよりは、大きなバッグを使っているイメージがあるんですが、容量などは気にされますか?

山田:それはあるかもしれません。特別大きなバッグを選んでいるわけではないけど、資料をたくさん持ち歩くこともあるので。最低でもA4の紙が入る大きさは必要ですね。それをガバッと入れられる容量というか。あとは背負ったときの形がいいかどうかも重要かもしれない。

いまのトレンドとマッチするミリタリーライクなデザイン。

ー今回〈ニューエラ〉のバッグパックをご覧になられて、アイテムに対する印象を教えてください。

山田:ミリタリーの要素を強く感じました。コンパートメントのサイドに付いたアジャスターや、フロントのテープのディテールなんかはまさにそうですよね。でも、本物のミリタリーアイテムはもっとゴツゴツしたイメージなんですよ。それを上手に編集して、ミリタリーの良さを残しつつ、しっかりとタウンユースのアイテムへと落し込んでいる。

ースマートな印象になっていると。

山田:そうです。よくわからないアウトドアブランドのバッグや、ミリタリーをオマージュしたアイテムを使うよりも、〈ニューエラ〉のほうが安心感を感じるかもしれませんね。つくりもしっかりしていますし。

ーミリタリーのバッグの魅力はどんなところにあると思いますか?

山田:スタンダードなところだと思います。いつの時代も色褪せないというか、普遍的な魅力がある。流行り廃りがないじゃないですか、ミリタリーって。バッグって長く付き合いたいアイテムだし、そういった意味でも安心して使えますよね。

ーこのバッグも然り、ですか?

山田:そうですね。いままでは古着とか、ややクラシックなミリタリーアイテムが人気だったけど、最近は現行ものが人気じゃないですか。機能素材を使ったウェアが多くあって、いまのファッションのトレンドとマッチしますし。このバックパックもそういったムードを感じますね。現代的な構造とデザインだから。

ー使い勝手に関してはどんなことを思いますか?

山田:収納が多いですよね。メインコンパートメントが2層になっていて、小さなポケットも付いているから、用途によっていろんな使い方ができそうです。2泊3日くらいの旅行ならこれひとつあれば充分だと思うし、ちょっとした登山とかもいけると思います。

ーなるほど。

山田:サイズ感がすごく絶妙というか、いい線ついてるなぁって思います(笑)。あまりにも大きいと「これからどこ行くの?」って言われたりするじゃないですか。でも、この大きさはそんなことないというか。しっかりと収納力があるのに、見た目はコンパクト。だから、普段使いもできる。

ー山田さんならどんな使い方をしますか?

山田:ぼくなら普段使いですかね。メインコンパートメントに仕事の資料を入れて、ノートや手帳、筆記用具はまた別の収納に入れて使います。普段はクルマ移動が多いんですが、たまに電車やバスに乗るときもあるんです。そんなときにこのバッグを使いたいです。

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