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FEATURE | 3人の識者が履きこなす。冬の足もとを彩るカジュアルブーツ。

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THE NORTH FACE Nuptse Series

3人の識者が履きこなす。冬の足もとを彩るカジュアルブーツ。

ベースキャンプのテント内で履くためのテントシューズから派生して、街なかでも履けるようアウトソールがついた〈ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)〉のヌプシシリーズ。撥水加工が施され優れた保温力を誇る高機能な冬の定番ブーツを3人の識者に履いて頂き、着こなしのポイントを探った。

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草野健一さん / ケネス フィールド・ディレクター

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草野健一
1969年熊本生まれ。『ビームス プラス』のディレクターを経て、2012年より〈ケネス フィールド〉を始動。2014年まで『バラクータ ブルーレーベル』のデザインを担当。2014年には『ルウオモヴォーグ』と『GQ ITALIA』が主催する新人デザイナー『THE LATEST FASHION BUZZ』に選出される。
kennethfield.com

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草野さんが服を選ぶ際、機能性とファッション性という二軸があったらどちらを優先されますか。

草野それは、ぼくのなかでも課題ですね。自分でもモノをつくっているので、天然素材とハイテク素材のどっちなんだ、と。ぼくが持っているミリタリーのコートは1950年代に作られたものですが、いまだ“機能”としては衰えていない。かと言って、あんな重いコートを普段着るかというと難しいじゃないですか。

ゴアテックスのようなハイテク素材が便利なのはわかっているし、たとえばNY出張では必ずと言っていいほど雨が降るのであってよかったと思うけど、どうしても時間とともに性能が落ちてきてしまう。片や〈フィルソン(FILSON)〉や〈ウールリッチ(WOOLRICH)〉などで使われている天然のウール素材は、雨に濡れることで目詰まりして、重いけど雨風は防げます。

本当は〈ケネスフィールド(KENNETHFIELD)〉も天然素材一本でいけたらいいなと思うけど、ぼく自身がどちらもいいと思っているわけだから決め込まなくていいのかなと思いつつ。そこは、いつも悩むところです。

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アウトドアメーカーも、これまでに培った技術力を持って天然素材に戻る動きがありますね。

草野〈ダーレ(DALE of Norway)〉のニットも表素材はメリノウールだけど、インナーはGORE® WINDSTOPPER®なんですよ。こういうのをみると、うまくバランスを取ることも重要なのかなと思いますね。

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このブーツは、ぼくがやりたいことにすごく近い。

ヌプシシリーズのなかで、このモデルを選んだ理由を教えて下さい。

草野ファブリックが(撥水加工)圧縮ウールだったからですね。自分で服をつくるときも、気に入った素材があると毎シーズン使うくらい素材集めが大事で、形を決めるのは最後。なので、ブランド立ち上げ時から使い続けているモノもありますし、この間も気に入ったワックスコットンが生産中止だというから、「じゃあ全部ください」って買い取りました。そういう感じであるときに全部買っておかないと、うちみたいな小さいところでは追加生産の発注もできないですから。

でも、これ(ヌプシブーティーウール III ショート)はいいですよ。圧縮ウールにプリマロフト®インサレーションというハイテク素材がミックスされて、ぼくがやりたいことにすごく近いです。

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スタイリングでいうと、ジャケットかアノラックで迷われていました。最終はジャケットを選ばれましたが、トップスにナイロン素材のカジュアルなアウターを持ってくるとしたらパンツは何を合わせますか?

草野ジーンズだと野暮ったくなる感じがするので、ウールのパンツに60/40クロスのアウターみたいな感じだと上手く収まるかな。素材と色を合わせた方がいいとは思いますね。ぼくがいま履いているのは〈ケネスフィールド〉のイージーパンツなんですが、スウェットパンツは一番合わせやすいでしょうね。あとは、ジャケットのなかもシャツではなくスウェットパーカーでヌケ感を出してもいいと思います。

HAKASE(小林俊太)さん / Diaspora Skateboards、MORTARスタッフ

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HAKASE(小林俊太)
東京のストリートシーンにおいて独自の立ち位置を確立し、都会的なクリエーションを打ち出し続けるスケートチームのメンバー。〈ギャップ〉や〈ビームス〉との別注アイテムは常に売り切れ必至の人気アイテムとして、スケートムービーとともに注目を浴びている。
diasporaskateboards.com

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HAKASEさんは、(長野県)塩尻市の出身ですよね。〈ディアスポラスケートボード(Diaspora Skateboards)〉のメンバーも地元からの仲間ですか?

HAKASEほぼ、みんなですね。ぼくと(小林)万里が中学のときに隣のクラスで一緒にスケートしてて。高校に入って文化祭で流すビデオをつくるかっていうタイミングで、(同じく長野県の)伊那とか駒ヶ根のスケーターとも友だちになって。時期はバラバラですけど、みんな東京に出てきたので、いまでも一緒に活動しています。

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スキーやスノーボードなど、ウィンタースポーツはやりますか?

HAKASE一切やらないですね。長野のスケーターは、みんなやらないんじゃないかな。そもそも山や海に行くって選択肢がなくて、家を出た瞬間に滑れるからスケートしてるような感じなので。

2、3年前に東京ですごい雪が降ったじゃないですか。それまでは「ヌプシシリーズ」みたいな靴は山に行く人しか買わなかったんですけど、東京の街に雪が積もってからは飛ぶように売れるようになりましたね。

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そうしたタイミングでみんな買うんですけど、じゃあファッションとしてどう合わせるか。これが意外と難しいように感じています。

HAKASEロング丈だと、どうしても見た目が本気っぽくなるじゃないですか。でも、ショート丈だとスニーカーみたいに軽く履けるし、冬といえば〈ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)〉というイメージもあるので、スノーブーツを履いたことがない人でも履きやすいとは思いますけどね。いま、またストリートでもシャカパンとかスポーティなスタイルが流行っているので、そういうアイテムとは合わせやすいと思います。あと、スウェットパンツは鉄板ですよ。

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履かれてみていかがですか?

HAKASEぼく、冷え性なんですよ。なので冬は足の感覚が掴めなくて、滑るまでに時間かかるんですけど、これはめっちゃ暖かいのでスケートの前に履くといいかもですね。

去年の冬にアメリカから若いプロスケーターが1ヶ月くらい遊びに来てて、一緒にスケートしていたんですけど、ぼくだったら2、30分はウォーミングアップしないとパフォーマンスが発揮できないのに、そいつは関係ないって感じでいきなりガンガン入るんですよ。すげーなって思いました。

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滑ったあとの汗冷えも防いでくれる。

「ヌプシシリーズ」は、滑ったあとのアフターシューズにもいいですよね。ダウンではなくプリマロフト®なのでケアも楽ですし、軽いのでバッグに入れても荷物にならないと思います。

HAKASE滑ったあとは靴下がビチョビチョになって、それでめっちゃ冷えますからね。あと、雨が降っても室内のスケートパークに滑りにいく日もあるんですけど、行くまでにスケシューを濡らしたくないから濡れてもいい靴を履いていくんです。そういうときにこれ(ヌプシブーティーウォータープルーフ V ショート)は防水だし、足が冷えないからすぐに滑れますね。

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HAKASEストリートのスケシューしか履かないような子とかがこれを履いてたら、分かってる感がありますね。スケシューだけじゃなくて、ほかの靴も持ってるよって。それは、かっこいいすよね。

濱中鮎子さん / 〈ウーア〉ディレクター

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濱中鮎子
〈ウーア〉ディレクター、フリーPR。〈ビームス〉プレス、〈レイ ビームス〉ディレクターを担当し、2017年に13年間勤めたビームスから独立。現在は、2018年SSシーズンからスタートする自身のブランド〈ウーア〉の立ち上げに向けて準備中。ウィメンズブランドのフリーPRとしても活動している。
www.instagram.com/ayukohamanaka/

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今日のスタイリングに「ヌプシブーティー」がキレイにハマっていますが、なぜこのカラーを選ばれたのでしょう。

濱中多分、一般的に履きやすいのは黒だと思うんですけど、わたしのスタイルには薄い色が合うのかなと思って。それで、ベージュカラーの展開があったので、こちらにしました。この落ち着いたカラーリングがアウトドアシーンだけじゃなく、日常的にも使いやすいですよね。

実際に履いてみていかがでしょう。

濱中いまはフリーランスになったので自宅が事務所代わりなんですけど、ヌプシはすごく暖かく、ストレスフリーなのでオフィスで履きたくなります。〈ビームス〉時代もこの時期は暑いひとと寒いひととの間で温度設定の戦いになっていたので、冬の底冷え対策にもいいとおもいます。

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今日のコーディネートのポイントを教えてください。普段は、靴から決めることもありますか?

濱中「今日はちゃんと革靴を履こう」とか、靴から決めることも多いですね。あたらしい靴を買ったときは、とくに「この靴のためにどうしよう」って決めています。スリムパンツに合わせてもかわいいと思うんですけど、シープスキンブーツとおなじ流れで見られてしまうので、ショート丈の「ヌプシブーティー」にワイドパンツがおすすめです。あとは、足もとだけ大きく見えてしまうので、トップスのボリュームも出してあげるといいですね。

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〈ザ・ノース・フェイス〉にはアウトドアだけでなくカルチャーを感じる。

濱中さんが2018SSからスタートされる〈ウーア(Uhr)〉についてのインタビューで、「洋服は普段使いできないと意味がない」という発言をされていました。前職での〈レイ ビームス(Ray BEAMS)〉ディレクター時代から、常にリアルクローズを発信されていますが、アウトドアアイテムをうまく取り入れるコツがあれば教えて下さい。

濱中ボリュームや丈感のバランスや、そういうスタイルのときほどしっかりメイクをするのも大事ですし、あとは「これはスポーツアイテムです」って思わずに着てみることかな(笑)。靴で言えば、ヒールがあって、スニーカーがあってという流れで「ヌプシブーティー」を持ってくるとか。そうやって靴から決めていくと、スポーツミックスのためのコーディネートではなくなるので、普段通りに楽しめると思います。

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アウトドアというイメージを取っ払って、普段のコーディネートに落とし込む。それは、あまりない発想でした。

濱中わたしのなかで〈ザ・ノース・フェイス〉自体がアウトドアだけでなくカルチャーを感じるファッションというイメージなので、自然とそう考えるのかもしれませんね。これは幅広なので日本人の足にも合いますし、履いていてノンストレス。今日もソールとニットの色を合わせたみたんですけど、ファッションアイテムとしても、冬の靴としても重宝しそうです。

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
電話:0120-307-560
www.goldwin.co.jp/tnf/

Nuptse Bootie WP Campaign
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