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日本の虎が、渋谷に現る。 アシックスタイガーのコンセプトストアが完成!

日本の虎が、渋谷に現る。 アシックスタイガーのコンセプトストアが完成!

昨年、〈アシックス(ASICS)〉を代表する衝撃緩衝材「GEL」を初搭載したランニングシューズが発売されてから30周年を迎えました。その節目の年に、旗艦店である「アシックス原宿フラッグシップ」がオープンし、〈アシックス〉がより身近な存在に。さらなる飛躍を感じるなか、スポーツライフスタイルブランドの〈アシックスタイガー(ASICSTIGER)〉が満を持して国内2店舗となるコンセプトストアが渋谷にオープン。そこで、アシックスジャパン株式会社代表取締役社長の小林淳二さんに、渋谷へ出店した狙いや今後の展望を伺いました。店内に入りきらんばかりの関係者が駆けつけた、大盛況のレセプションパーティーの様子とともにお届けします。

  • Photo_Takaki Iwata
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Yuji Nakata
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渋谷の中心地に構えたコンセプトストア。

〈アシックスタイガー〉を代表するシューズが「ゲルライト(GEL-LYTE)」シリーズ。レトロなフォルムに現代的なデザインがあしらわれ、抜群の履き心地も兼ね揃えていることから絶大な支持を得ています。そんな同ブランドのコンセプトストアが、3月10日(土)に渋谷駅の近くにオープンしました。〈アシックスタイガー〉の世界観を体現した店内は1階にシューズ、2階にアパレルが並ぶ2フロア構造。そこは〈アシックス〉の別ブランドである〈オニツカタイガー〉と隣接している立地でもあります。このストアがどんな役割を担うのか、社長自ら語っていただきました。

小林淳二 / アシックスジャパン株式会社 代表取締役社長

ーコンセプトストアのオープンに際し、改めて〈アシックスタイガー〉のコンセプトや魅力についてお聞かせください。

小林:〈アシックス〉はスポーツパフォーマンスを軸にしたブランドで、〈アシックスタイガー〉と〈オニツカタイガー〉はファッション・ライフスタイルアプローチのブランドです。その2つの違いをおおまかに説明すると、〈アシックスタイガー〉が日本発のテクノロジーとストリートカルチャーの感性を反映させたスポーツライフスタイルブランドで、〈オニツカタイガー〉はヨーロピアンスポーツテイストと日本のクラフトマンシップを融合させたテイストのラインナップですね。こちらの「アシックスタイガー渋谷」は、「オニツカタイガー渋谷」に隣接しているので、両ブランドを比較しながらお買い物を楽しんで頂ければと。

ーすでに大阪・心斎橋に、ここと同じ〈アシックスタイガー〉のコンセプトストアがあります。東京に出店した理由を教えてください。

小林:アシックスの創業が関西ということもあり、2016年に大阪に初出店しました。エリアが異なっても大きく変わらないと思いますが、もともと東京にお店を出したいという気持ちがあったので今回渋谷にオープンしました。また〈アシックス〉、〈オニツカタイガー〉とは違う魅力をより一層色濃くしていきたいという狙いもありましたね。かなり気合入っていますよ。これで東西に拠点ができたので、より多くのお客様の目に触れられる体制が整ったと思います。

GEL-LYTE Ⅲ ¥14,000+TAX

ーなぜ原宿ではなく、渋谷というエリアを選んだのでしょうか?

小林:原宿の竹下通りに〈アシックス〉のフラッグシップストアがありますが、そこを訪れるお客様と渋谷に訪れるお客様は少し違います。原宿もそうですが渋谷の方がより多国籍な街で、国内外の多様なお客様に見ていただける場所だと考えました。また、ストリートカルチャーの発信地であるこの渋谷こそ〈アシックスタイガー〉のコンセプトにフィットすると確信しています。

ー「渋谷」と「ストリート」というキーワードがありましたが、特に若い年齢層を狙っているのでしょうか?

小林:〈アシックスタイガー〉はもともとスニーカーヘッズから支持されていたブランドですが、もっと広い層に履いていただきたいと思っています。このお店を通して、こういうブランドなんだというストーリーや背景をお客様に伝えていきたいです。ブランドのコンセプトや情報を発信する起点になればいいなと思います。

ーコンセプトについて、より具体的に教えていただけますか?

小林:80年代から90年代に人気を集めた〈アシックス〉の競技用スポーツシューズがベースとなり、そこに現代的なデザインやカラーを落とし込んでいます。今のスニーカーのニーズは、ただカッコいいだけじゃなく履き心地も大事な要素です。それに関して言えば、〈アシックスタイガー〉はすべてのスニーカーに衝撃緩衝材「GEL」を搭載しています。そのクッション性のいい素材をストリートに映えるシューズに採用しているのが特徴です。履いていただいた方々からは履きやすいという好評の声をいただいております。

ー近年世界的に、ファッションシーンのみならずライフスタイルにおいても「スポーツ」が重要なコンテンツとして注目されています。そのトレンドについてどう捉えてらっしゃいますか?

小林:日本でもランニングが流行して裾野が広がり、記録を狙うようなランナーや走ることを楽しむランナーなど、ランニングの楽しみ方が各々出てきたと思います。もちろん、そういったすべての人たちにアプローチできるように商品の幅を広げる必要があります。〈アシックスタイガー〉はストリートシーンで履いていただくよう提案しているブランドですが、過去のデザインを踏襲したヘリテージモデルや、最新の機能とトレンドを取り入れたニューモデルなど、本当に多種多様なラインナップを提案していますよ。「こうでなければならない」という枠はありますが、そこからターゲットを広げられるようにしていきたいんです。そういった意味では、今まではランニングシューズをベースにしたモデル主力になっていましたが、バスケットボールシューズやテニスシューズのモデルも今後さらに増やしていこうと考えています。

ーファッションにも多様性を持たせるということですね。

小林:〈アシックス〉の基盤にスポーツがありますが、スポーツをしない方にもアプローチできる商品づくりが〈アシックスタイガー〉でできればと思います。このコンセプトストアを通じて、ひとりでも多くの方にブランドを理解していただき好きになってもらいたいですね。

ーこのアシックスタイガー渋谷は、1階にシューズ、2階にアパレルが展開されていますが、どんな狙いがあるのでしょうか?

小林:シューズだけではなくそれに合わせられるアパレルも多数用意しています。どうしてもシューズが先行すると思いますが、トータルでコーディネートできる品揃えなので、全身でブランドを表現できるように提案していきたいです。アパレルもシューズと同じく、デザインやカラーだけではなく素材やシルエットにこだわって着心地の良さを追求していますからね。

ー店内にブランドらしさが特に投影されている部分はありますか?

小林:特徴的なのが大理石を使ったシューズウォールで、虎の模様をイメージしています。あと、ストリートの象徴としてガードレールをディスプレイしたり、内装をコンクリートベースにしたりとブランドの世界観に浸ってもらいやすいと思います。そして随所にブランドカラーのひとつであるイエローを配しています。

ー先ほどコンセプトや情報を発信する場所にしたいと伺いましたが、それを実現するために大事にしていることはなんでしょうか?

小林:渋谷という土地柄、国内外からいろいろな方々にご来店いただけると思うので、来た人の分だけたくさんの意見があるはずです。そこから得るものが大きいと思うので、ただ買って帰るだけではなく、ソファーに座りゆっくりしていただけるような時間を提供していきたいと思います。お客様とスタッフがコミュニケーションを交わし、〈アシックスタイガー〉に求める意見をブランドやストアにフィードバックさせていければいいですね。

ーアシックスタイガー渋谷をきっかけに、さらに〈アシックスタイガー〉のファンが増えていきそうですね。

小林:今後も国内外の有名スニーカーブティックなどとのコラボレーション展開を積極的に行っていきますし、ファッション感度の高い人たちにもヒットするモデルやアパレルがスタンバイしているのでご期待ください。

オープン前日の3月9日(金)にはオープニングパーティーが開催され、会場には入りきらないほどの業界関係者たちが集結。そこではDJ DIRTYKRATES a.k.a. ZEEBRA氏によるDJプレイやグラフィティアーティスト、TOMI-E氏によるライブペイントなどストリートマインド溢れるパフォーマンスで会場を盛り上げました。

レセプション前には高く積み重ねたスニーカーボックスを抱えて渋谷の街を練り歩くインスタレーションも。足元には、オープンを記念して先行リリースされた「ゲルライト」シリーズ。3月16日(金)から、アシックスタイガー原宿やアシックスタイガー大阪心斎橋、各スニーカーショップで発売開始。

GEL-LYTE Ⅲ ¥12,000+TAX

GEL-LYTE Ⅴ ¥12,000+TAX

GEL-LYTE ¥10,000+TAX

ASICSTIGER SHIBUYA
住所:東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ 公園通り沿い1-2F
営業:11:00〜21:00
電話:03-6712-7611
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