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FEATURE| フイナム編集部のバッグ談義。

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CHROME MXD COLLECTION

フイナム編集部のバッグ談義。

近年、さまざまなブランドがビジネスシーンにも馴染むバッグを発表している。そうしたトレンドにあって、メッセンジャーバッグの雄として名高い〈クローム(CHROME)〉からも、都市で生活するコミューター向けの「MXD COLLECTION」が登場。これまでの質実剛健なデザインから一変、細かいコンパートメントが特徴の小型バッグは、ブランドのあらたな一面を垣間見られるデザインになっている。フイナム副編集長の山本と編集部・中田は、今回のコレクションをどう捉えるのか。ブランドのヒストリーから、同コレクションのこと、編集部目線で考えたバッグの中身を紹介する。

  • Photo_Mitsuo Kijima
  • Text_Satoru Kanai
  • Edit_Jun Nakada

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そもそも、どんなバッグを使ってますか?

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中田いま、ライフスタイルに特化したバッグが主流になってきているなかで、メッセンジャーバッグブランド〈クローム〉からも新機軸のバッグが出ました。今回は、フイナム編集部でその魅力に迫れればと思います。そもそも山本さんは普段、どんなバッグを使っていますか?

山本おれの場合はちょっと特殊なんだよ。というのも、帰宅ラン(フイナムランニングクラブ♡副部長である山本は、会社のある代官山から自宅の南町田まで走って帰る)をするから。いつでも走れるスタイルを求めて、アウトドアブランドのトレランやファストパッキング用のバッグを使うことが多いかな。

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中田ファッション性は意識しつつも、モノ選びの基準にランの割合が多いってことですね。

山本そうだね。見た目も大事だけど、単純に走れるのかどうか。あとは、荷物が多いから、それが入れられるかも基準になってるね。

中田ぼくはパソコンにノート、あとはタブレットくらいで、小物もそんなに多くないんですよ。

山本おれは逆で、ケーブルとかつい入れちゃうタイプ。そのせいで走る時はすごく重い(笑)。もちろん、理想は軽いほうがいいんだけどね。しかしこれは、だいぶ割り切ったサイズ感だよね。

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MXD SEGMENT(山本私物)
ALL-ETTの財布、AxinGのコンセント、STUSSY Livin’ GENERAL STOREのキータグ、VICTORINOXのTOMO、Amazon Basicのライトニングケーブル、無印良品の4コマノート、モレスキンのノート、ダイソーのペンケース、GoPro HERO6、エバニューの傘、THE NORTH FACE×Supremeの手袋、GoProのモバイルバッテリー、モンベルのポケッタブルトート、iPad

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MXD PACE(中田私物)
GROK LEATHERの財布、Porter Classicのコインケース、GROK LEATHERの名刺ケース、South2 West8の手ぬぐい、フイナムのステッカー、AirPods、Eyevolのサングラス、hoboのペンケース、鍵周り、U.S ARMYの4徳ツール、CVSの爪楊枝、iPad Pro & Apple Pencil、Hermèsのクリーム、TOPSのノート、写真家・小林昭の書籍

中田そうですね。〈クローム〉と言えば大容量のメッセンジャーバッグというイメージが強いですからね。ぼくは通勤と打ち合わせで持ち物が変わらないんですけど、これはサブバッグとしてもいいですよ。実際にいつも持ち歩いているモノを「MXD PACE」に入れてみたんですけど、余裕で入りました。実はこのくらいのサイズ感で十分だったりもするんですよね。

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赤と黒の特徴的なタグをシックなモノトーンに変更。ブランドフィロソフィーを保ちつつも、これまでにないシーンでの使用に対応。スマートに小型化したことで、うまくデザインの調和がとれている。

山本おれもケーブルとかいろいろ持ち歩いているけど、使わないモノも多いからなあ。「MXD SEGMENT」に入るモノを選んでみたけど、これだけでもいけるのかも。あと、ビジネスシーンでも馴染むようにロゴも変えてるんだね。

中田ブランドの代名詞でもあるシートベルトにインスパイアされたストラップとバックルなど、〈クローム〉らしさは残しつつ、あたらしいラインナップになっていますね。

ブランドの歴史を振り返る。

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絞ったあとのストラップをしまうのが、メッセンジャーバッグの特徴。ビジネスシーンでも使えるバッグにこうしたカルチャーが融合するのは〈クローム〉ならでは。

中田あらためて調べてみたんですけど、〈クローム〉は1995年にスタートして今年で23年目なんです。

山本最初は、シートベルトのバックルを採用したメッセンジャーバッグがヒットしたんだよね。あれは、見た目にもキャッチーだった。

中田メッセンジャーにとっては、使いやすさも大きかったと思います。

山本これだけブランドが有名になっても、きちんとメッセンジャーから支持をされているし、ずっとコアなイメージをキープし続けているのはすごいことだよね。女の子が気軽に選ぶブランドではないんだけど、だからこそ使っている人をみると「お、分かってるな」って思う。女の子はそういう感じで持つんだっていう発見もあって、ちょっとカッコイイんだよ。

今回の「MXDコレクション」は、オールブラックでどんなスタイルにも合わせやすいのが強みだけど、「MXD FATHOM」だけはフォルムが独特だね。トレラン用のバッグに近いデザインだから、街なかで使うならこの形状を楽しむ感じでいったほうがいいかも。

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左から、細かく区切られたコンパートメントで、いつも持ち歩く小物の整理も容易に行える「MXD NOTCH」¥10,000。スリングバッグとウェストバッグの双方に対応する「MXD SEGMENT」¥11,000。特徴的なデザインと必要最低限のサイズ感ながら、13インチのMacBook Proも収納可能な「MXD FATHOM」¥14,000。同コレクションのなかでもっとも多様な使い方ができる2WAYタイプの「MXD PACE」¥15,000。

中田ビジネス用にあえて〈クローム〉を選ぶというのもカッコいいですよね。コアなメッセンジャーバッグのイメージが強かっただけに、これまで手が出せなかったひとのファーストステップにも使いやすいと思います。

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コレクション最大容量を誇る「MXD PACE」は、しっかりとマチを設けているので、ノートパソコンとタブレットの2台持ちでも余裕がある。前面のポケットにも干渉しないため、普段使いのバッグとしても充分な収納力。

山本そうだね。〈クローム〉をビジネスシーンで背負えるっていうのが気持ちいい。無駄なものをほしがらない時代感なのかもしれないけど、最近はモテるためにとか、カッコつけるためにオシャレすることに対して食傷気味かも。そうなると根底がしっかりしているモノとか、知っている人がつくっていることがモノ選びの基準になってくる。ぼくみたいに自転車に乗らない人間からしても、〈クローム〉にこういうラインナップが加わるのは嬉しいことだね。

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左右でライナーの素材を変えることにより、中を見ずに手探りで必要なアイテムにアクセスできる。右側のポケットには柔らかいライナー素材を採用。サングラスやガジェットを傷から守ってくれる。

中田マインドで選ぶのというのは、男性に多いかもしれないですね。だからこそ、女の子が使っていると「おっ、わかってるな!」となるわけで。

山本そうそうそう。あと、繊細なものづくりしているのも新鮮だった。ポケットの手触りとか、そういうところに気を使うんだなって。

中田ガジェットを入れても傷がつかない仕様は嬉しいですね。ぼくが普段使っている3WAYのバッグもそうなんですけど、こっちには充電器で財布はここと、仕分けできるバッグが好きなんです。「MXD PACE」はバッグ自体で小物を仕分けできるのでいいですね。

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「MXD FATHOM」には、メインと前面ポケット以外に、サイドにもコンパートメントを確保。スマホや財布など、すぐに取り出す機会の多いアイテムに便利。

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ウェストベルトをつけないことに、アウトドアメーカーではないというブランドの自負が伺える。チェストストラップを締めれば、自転車に乗ってもブレることはない。

山本バリスティックナイロンを使いながら、この価格帯を実現しているのもポイントだね。

中田いままでは耐久性がメインでしたからね。雨に強いとか、破れにくいといった耐久性は欲しいけど、大きなバッグはそこまで必要としていない。そういう意味でも、これまでとは違うアプローチですよね。次回、フイナムで特集するトラベル向けの新ライン「トレッドウェル」もそうです。みなさんどうぞお楽しみに!

CHROME TOKYO HUB
住所:東京都渋谷区神宮前6-11-1 Tフレーム原宿1F

電話:03-6427-4231

時間:平日・土日祝日 11:00~20:00(不定休)※4月1日より改定
www.chromeindustries.jp

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