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各界のキーマンが考察する、ファッションとしての「アウトドア」。

adidas Originals ATRIC

各界のキーマンが考察する、ファッションとしての「アウトドア」。

2017年秋冬にデビューしたアディダス オリジナルスの「ATRIC」。昨今のトレンドであるアウトドアのエッセンスを巧みに取り入れたライフスタイル向けのフットウェアやアパレルを展開し、スニーカーマニアやファッションフリークから熱い注目を集めています。そんな「ATRIC」から今季の新作コレクションが登場。その魅力について、アウトドアとファッションについて一家言ある各界のキーマン3人が、それぞれの立場から語り合います。

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左:佐々木智之/スタイリスト。本庄克行氏に師事した後、独立。現在は雑誌「GO OUT」などメンズファッション誌を中心に活動している。
中:KOJI/atmosディレクター。バイイングや別注デザインなど様々な業務に携わる。自他ともに認める生粋のスニーカーフリークでもある。
右:小笠原希帆/〈フリーダ〉ディレクター。「フリークスストア」のPRを経て、2017年、オリジナルレーベル〈フリーダ〉を立ち上げる。

アウトドアもファッションもスニーカーも、キーワードは「’90s」。

まずはみなさんが考える最近のアウトドアとファッションの関係性について教えてください。

佐々木かつてはアウトドアとファッションのあいだに多少なりとも隔たりがありましたが、いまではその境界線が完全になくなりました。ファッションにアウトドアの要素を取り入れることは、もはや特別なことではないですよね。

小笠原そうですね。「フリークス ストア」ではアウトドアをファッションの一環として捉えるのは当たり前というか自然なこと。登山に行くためにアウトドアシューズを買いに来る人はあまりいなくて、ほとんどの人がおしゃれ靴としてアウトドアシューズを買いに来ます。

KOJI特に最近では「’90s」というキーワードは外せませんよね。最近はファッションやアウトドアに限らず、スニーカーも1990年代に誕生したモデルが人気ですが、当時をリアルタイムで知らない若者がそこに食いつき、新しいものとして取り入れてます。スニーカーマーケットをリードしているのは10代や20代の若者。彼らが注目しているわけですから、業界に与える影響は大きいです。

アウトドアにおける優れた機能性は街でも活躍。

ちなみにみなさんは日頃から、キャンプやフェスや登山など、実際にアウトドアのフィールドに出ることはありますか?

佐々木僕は登山が好きで、よく山に出かけています。山での着こなしやギア選びもアウトドアの楽しみのひとつですが、それを山だけでなく街で身につけることも少なくありません。メリノウールのTシャツに足元はトレランシューズ、とか。

KOJI僕はそれほどアウトドア派ではありませんが、フェスには時々行きます。フェスでのウェアやシューズはスタイリッシュに越したことがないのはもちろんですが、機能性も欠かせません。急な雨でも安心な防水透湿性を備えたものを選ぶようにしています。

小笠原私はたまにフェスに行くくらいかな。基本インドア派なので。アウトドアのエッセンスを取り入れたファッションは好きなんですけどね。

優れた速乾性と消臭効果。シューズのアッパーにメリノウールを採用。

〈アディダス オリジナルス〉の「ATRIC」の今季のコレクションを見た第一印象を教えてもらえますか?

KOJIシューズ、いいですね。1990年代に流行ったウォーターモカシンを彷彿とさせるデザインでありながら、いまのファッションにふさわしいスタイリッシュさも兼ね備えている。ニットアッパーの素材にはメリノウールが用いられていて、すごく新鮮な印象です。

佐々木これ、アッパーがメリノウールなんですか? 実は僕が今日着ているTシャツもメリノウール。着心地が良くて、速乾性や消臭効果もあるから、最近こればっかり。スタイリストとしてそれでいいのか、と突っ込まれそうですが(笑)。でもそれくらいメリノウールって魅力的な素材なんです。

KOJIアディダス オリジナルスには歴史的名作がたくさんありますが、最近ではその復刻だけに甘んじることなく、この「ATRIC」のような新しいカテゴリーを設けて、今風にアップデートした現代版を意欲的に出してくる。素晴らしいことだと思います。

小笠原私の第一印象としては、色使いが絶妙なので、玄人受けが良さそうだな、と。この色使いはニット素材ならでは。自分だったらどうやって履きこなそうかな? って腕が鳴りますね(笑)。

1990年代のアウトドアウェアを彷彿とさせる色使い。

アパレルに関してはいかがでしょうか?

小笠原ジャケットとパンツ、色がかわいいですね!

佐々木最近は1990年代のアウトドアをモチーフにしたウェアを各ブランドが出していますが、今季はその傾向が特に顕著。この「ATRIC」もまさにそうで、色使いといい、シルエットといい、いまの時代感を表したコレクションだと思います。

「ATRIC」を使用したおすすめのコーディネートを教えてください。

佐々木‘90sのストリートスタイルやヒップホップスタイルのように、太めのパンツにこのレトロなジャケットを合わせたりするとかっこ良さそうです。若い世代だったら、ジャケットとパンツのセットアップでもハマると思います。シューズに関しては、色が特徴的なので、ハズしとして取り入れると良いのかなと。

小笠原やっぱり色使いがキモになりそうですよね。女性なら、最近流行っているレギンスにあわせて、そのまま素足で履くのもアリだと思います。

KOJI個人的には普段は真っ黒のコーディネートが多いので、シューズはあえて派手めのカラーをチョイスして、足元を目立たせたいです。また、ヒモを変えても面白そうですね。最近、スニーカー業界では、変えヒモがちょっとしたブームなんです。ヒモを変えるだけで、気分も雰囲気もガラリと変わりますから。

三者三様の「ATRIC」の着こなし&履きこなしをチェック!

「ポイントは、Tシャツとシューズが同じメリノウール素材であること。メリノウールのTシャツをデイリーユースでもアウトドアでも愛用していますが、本当に素晴らしい素材なんです。また、シューズのヒールストラップのオレンジをさり気なく目立たせるために、丈が短めのパンツをチョイスしました」(佐々木智之)

シューズ:アディダス オリジナルス ATRIC「F/22 PK」¥15,000+TAX
コーチジャケット:アボンタージ
Tシャツ:アイスブレーカー
パンツ:アレキサンダー・リーチャン

「テーマはアウトドアとミリタリーのミックスです。シューズのカラーはビビッドなオレンジをチョイスして、足元が目立つように意識しました。このシューズ、実際に足を通すと、手にしたとき以上に軽く感じるし、ニットアッパーの伸び加減も良いです」(KOJI)

シューズ:アディダス オリジナルス ATRIC「F/22 PK」¥15,000+TAX
ジャケット:WTAPS
パンツ:ザ・ノース・フェイス

「このガウンは、タイの山岳民族のモン族が正月の収穫祭で着用するスカート生地を4枚使用してリメイクした一点物です。刺繍が細かければ細かいほど、家が裕福な証だとか。このガウンにあわせて足元もオレンジをチョイスしてコーディネートしてみました」(小笠原)

シューズ:アディダス オリジナルス ATRIC「F/22 PK」¥15,000+TAX
ガウン:フリーダ
ワンピース:古着

トレンドを巧みに捉えた、アディダス オリジナルス「ATRIC」の最新コレクション。

往年のアウトドアシューズからインスパイアされたシューズ。肌触りが柔らかく、速乾性や消臭効果など様々な機能を備えた天然素材、メリノウールをアッパーに採用。裸足での着用を推奨するほど抜群の履き心地を誇る。アウトソールには悪路でのグリップ力に優れたコンチネンタル製ラバーが用いられている。

シーズンテーマである“アドベンチャー”を絶妙なカラーパレットとディテールワークで表現したアパレルコレクション。ジャケット、パンツ、ショーツがラインナップ。

“アドベンチャー”のグラフィックが大胆にあしらわれたTシャツ。クラシックなグラフィックデザインや独特の色味は1990年代のアウトドアカルチャーを彷彿とさせる。

アディダスグループお客様窓口

電話:0570-033-033(土日祝除く、9:30~18:00)
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