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FEATURE|LTHE WATCH OF CITIZEN PROMASTER シチズン プロマスター 郷古隆洋のヴィンテージを愛でる時間感覚。

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THE WATCH OF CITIZEN PROMASTER

シチズン プロマスター 郷古隆洋のヴィンテージを愛でる時間感覚。

1989年の誕生以来、〈シチズン(CITIZEN)〉のスポーツウオッチブランドとして、様々なシーンのプロフェショナルから支持されてきた〈プロマスター(PROMASTER)〉が、〈モンベル(mont-bell)〉とのコラボレーションモデルを発表。全4種、各550本限定となるコラボモデルは、随所に両ブランドの特性を活かした堅牢なつくりとなっている。優れた審美眼で世界中のヴィンテージアイテムを買い付ける「Swimsuit Department」の郷古隆洋さんのご自宅にお邪魔して、この限定モデルの魅力、そして自身の時間感覚について語ってもらった。

  • Photo_ Tetsuo Kashiwada
  • Text_Satoru Kanai
  • Edit_Shinri Kobayashi

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郷古隆洋・Swimsuit Department代表
世界各国から仕入れたインテリア雑貨の輸入代理業のほか、アポイントメント製ショップ「BATHHOUSE」やショップのセレクトやバイイングなども行う。
www.swimsuit-department.com

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高級よりも、タフで気を遣わないでいいもの。

─郷古さんが時計を選ぶポイントを教えてください。
郷古:一番は、見た目のバランス。とくに文字盤は重視します。且つ、時計のように使うものであれば、あまり華奢なものは好きじゃない。仕事柄、荷物の梱包や開梱をしたりすることも多いですし、段ボールを運んでいて腕が壁に当たって風防に傷がつくこともあります。なので、ガンガン使える方がいいですね。ソーラーでも巻時計でも、気を遣わないでいいのがベストです。

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郷古:この文字盤のフォント、野球のユニフォームで使われる背番号っぽいですね。ほら、(ちょうどテレビで放映していたMLBワールドシリーズのインディアンスVSカブス戦を指差して)とくにインディアンスのユニフォームの「8」や「2」の感じ。これ、同じフォントかも。
─たしかに! 言われるまで気が付かなかったです。
郷古:ぼく自身、デザインをやっているわけではないんですけど、時計を選ぶ際にフォントは重要視する部分ですね。もちろん針の形やトータルのバランスも大事だけど、人間でいうと顔の表情と同じなので、文字組みはすごく見ちゃいます。

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─裏蓋のないワンピース構造のケースは、いかがですか?
郷古:この削りだし具合がカッコいいですよね。ラジコンや自転車のカスタムパーツ、MacBook Airもアルミの削り出しですけど、この感じがいいなって。文字盤も大きくて見やすいし、重さも気にならない。逆にこれくらい存在感があった方が、時計をしているって感じがしていいんですよね。

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ナイロンバンドの長さは簡単に調整できるので、服の上からでも着用可能。カラーの異なるスペアバンドが付属するため、コーディネートに合わせての付替えもできる。

(このモデルにはブラックのナイロンバンドが付属する)

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錆びにくいスーパーチタニウム™製のボディに20気圧防水という高い防水機能で、街、山、海とシーンを選ばずに使える。

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シチズン独自の表面硬化技術「デュラテクト」により、キズが付きにくくなっているので、タフな作業にも集中できる。気にせず、常に腕に収まる心強い相棒だ。

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蓄光し、暗所でやわらかく自然に発光するインデックスは、夜のほか、両手を荷物でふさがれたアウトドアシーンでも活躍するはず。

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モノの美しい姿は、使ってはじめて見えてくる。

─あらためて、部屋のなかにあるモノの多さに圧倒されます。さきほど、「地震が起きることを心配して仕舞っておくよりも、飾っておいたり、使ったりした方がいい」とおっしゃっていましたね。
郷古:もちろん長期出張のときは、お皿を床に下ろすなどの予防策は張っていきます。でも、いざ地震がきたら商売どころじゃないだろうし、そのあとの生活の方が心配ですから。それに、自分に何かあった時に、モノだけキレイに仕舞われていてもしょうがない。それならちゃんと使った結果、壊れてしまったとしても、その方がモノとして美しい姿かなと思います。
─その考え方は、以前からですか?
郷古:自分も歳をとってきて、先のことなど考えるようになりました。その時にいまが楽しいのが一番いいとより強く思うようになってきました。

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─やはり最新の製品よりも、ヴィンテージアイテムに魅力を感じられるのでしょうか。
郷古:電化製品やiPhoneといったモノは、やっぱり最新の方がいいんでしょうけど、ストレスがないかぎりは古いものを使いたいですね。昔のデニムは化学染料ではなく藍で染めることで、風合いや経年の変化が楽しめたし、うちにあるメキシコの木彫りの動物も、天然由来の染料を使っているので、日に当たることで色が抜けていく。そういう変化をみていると、古いモノの方が好きだし、いいなと思います。
─そうして郷古さんがヴィンテージアイテムを蒐集されるのは、ながく使われていたものが自分の手元に届き、そしてまた、次のひとへと受け継がれるという時間軸に身を置くような感覚ですか?
郷古:古いものが自分のところに回ってきて、その良さを知ってもらうために販売したり、展覧会やったり…時間軸という感覚はなかったけど、もしかしたら自然とそういうことをやっているのかもしれないですね。

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─それは、保護しているような気持ちでもある、と。
郷古:古本なんかは、買って満足して、本棚に仕舞ったままというのもあるので。所有欲と両方ですね。でも、骨董市やフリーマーケットに行って、いいものがガサツに扱われていたりすると、すこしでもこの姿を残していかなきゃ、と無理に買うときはあります。売れ残ったら、割って捨てちゃうかもしれないし、そうやってモノが減っていくんだろうなとも思うので。
─キッチンを拝見すると、民芸品もふつうに使われていますよね。正直、割ってしまったらどうしようとドキドキしてしまいますが……。
郷古:直して使えばいいんです。そうして、大事に育てていくのは洋服と一緒。デニムも破れたら直して履きますよね。使わないとモノのいい姿が見えないので、時計も腕にはめて、使っている姿がキレイなのが一番いいと思います。

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『〈プロマスター(PROMASTER)〉× 〈モンベル(mont-bell)〉コラボレーションモデル』(各550本限定)

(写真左から)
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(ナイロンバンドモデルには、別色のナイロンバンドが1本付属)

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