KEYWORDS_02「作務衣」
これぞ日本ならではのプロダクト。
お祭りでよく見かける甚平ではありません、作務衣(さむえ)です。古くは禅僧が作業着として着ていたものですが、ご覧の通り、ファッションとして取り入れてもOK。むしろ新鮮に映るのではないでしょうか。世間一般的なボタンタイプのジャケットの概念を取り払ったつくりとシルエットは、確実に着こなしの幅を広げてくれると言っていいでしょう。これぞ日本が生んだ、日本男児にこそ相応しい名品です。
左:日本の伝統的なワークウエアである野良着を現代風にアップデート。タテ糸はコットン、ヨコ糸にカーボンを使うことで、耐久性や難燃性も確保。デザインアクセントの刺し子風の刺繍は補強の役割も兼ねています。〈スノーピーク〉¥58,000+TAX(スノーピーク 0120-010-660)、右:素材はコットン60%ナイロン40%の通称“ロクヨンクロス”。衿裏にはライトフリース、身頃裏にはスエード地を配し、保温性も高めたアウトドアライクな仕様に。タイガーカモというアプローチがおもしろい一着。〈ア ボンタージ〉¥26,000+TAX(ブリックレイヤー 03-5734-1098)
左:ウール100%の上品な面構えの作務衣は、1つボタンでつくられたジャケットのような感覚で羽織れる一枚。素材使い、バックのヨーク仕立て、サイドスリットなど、ユニークなディテールも見逃せません。〈ユナイタス〉¥26,000+TAX(スタディ ショールーム 06-6948-6093)、右:実はミリタリーのエンジニアコートから着を得たというジャケット。クラシックな英国アウトドアを彷彿させる撥水性のあるワックスコーティングを施した深みのあるグリーンのファブリックを表地に使用し、裏地には防寒性の高いチェック柄のツイードファブリックを採用。右胸部分には2本のロッドが収納できるロッドホルダーが装備されています。〈サウス2 ウェスト8〉¥39,000+TAX(ネペンテス 03-3400-7227)
左:デニム素材の作務衣。ゆったりとしたシルエットなので、中にシャツやニットをレイヤードして着こなしたいところ。ウォッシュ加工により長年着込んできた風合いに仕上げ、左袖にはフラッグをイメージした刺繍が施されています。〈フリーシティ〉¥27,000+TAX(フリーシティ 03-5784-2381)、右:柔らかな風合いがたまらなくいい、100%オーガニックコットンを使用した一着。〈オールダーブラザー〉¥32,000+TAX(ビームス原宿 03-3470-3947)