Shopping Addict 2016 NOV.〜編集部員のお気に入り〜

アメリカの商慣習である「ブラックフライデー」が、黒船よろしく日本に到来。消費活動を盛り上げることには賛成する一方、フイナム編集部的には欲しいものに出会ったときが買いどきだなぁ、とも。そんな気持ちに従って、今月も気ままにお送りするショッピング・アディクト。ぜひお付き合いください。

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komu

冬服いらず。

小牟田亮

寒くなったと思えば、また暖かくなって小春日和だなーって、これじゃぁ冬服は売れませんね。。東京では、もはやヘビーアウターはいらないのかもしれませんね。

LIKEWEEDSライクウィーズのライダース

自分的にど真ん中な一着。

弊社のボス、蔡さんがライダースを購入しているのを見て、なんとんなく自分もライダース欲しいなーという気分になっている今日この頃。ただし、わりとストライクゾーンが狭くて、「シングル」「スエード」「ブラウン」の3つが揃っていることが条件でして。ライダースというアイテムにある、“とっぽい”イメージから一番遠い設計のものが欲しいんです、天邪鬼ですが。そんなわけでこないだ見つけた〈ライクウィーズ〉の一着にはビビッときたわけです。このブランド、この秋冬からスタートしたばかりの新鋭なんですが、いい意味でアノニマスなプロダクトを作っており、今後も要注目です。ほかにはレザーのシャツなんかもありましたよ。
¥100,000+TAX

オージー
03-6659-6962

ALEXANDER OLCHアレキサンダー オルチのパジャマシャツ

毛玉さえも上品に。

「人生の三分の一は寝ているんだから、寝具は大切です」なんていうクリシェがありますが、そういう意味では“家着”も相当長い時間着ている衣類なわけで、おろそかにしてはいけないのではないでしょうか。もっぱら、なにかのお古とか、適当なスエットを着ていることが多い自分ですが、40歳を目前にしてなぜか急に“家着”をきちんとしたいと思い立ったのです。探していたのはちょっとした外出にも対応できる、いわゆるワンマイルウェア。そんなとき見つけたのがネクタイで有名な〈アレキサンダー オルチ〉のシャツ。見るからに上質な素材を、上品なチェック地に落とし込んだエレガントな一品。これなら寝癖ボサボサでも、キマりそうです。
各 ¥32,000+TAX

トゥモローランド 渋谷本店
03-5774-1711

S.E.H KELLYS.E.Hケリーのコート

キュートなバルマカーンコート。

本格的なメンズのコートとなると、どうしてもクラシカルな意匠のものや、重厚な雰囲気のものが多いなか、〈S.E.Hケリー〉のコートはいつもどこかに愛らしさを残しており、そこが個人的にツボなんです。ディテール的なところでいえば、襟の丸みやボタン素材のチョイス、ポケットの大きさなどが、その愛らしさを生み出しているのですが、それに加えて作り手であるサラとポールの温かい人柄にも起因しているのでは、というのが私見です。ものづくりのスタンスとしても、自分たちの目の届く範囲で徹底的にこだわって作るというもので、非常に共感できます。体温のある服、というか。撥水性の高い厚手のベンタイルの新素材を使っていて、つるっとしてない新鮮な表情がまた良し。大きめをバサっと羽織って着たいですね。
¥158,000+TAX

マッハ55リミテッド
03-5413-5530

Clarks ORIGINALSクラークス オリジナルズのデザートブーツ

永世定番をついに。。

恥ずかしながら今の今まで、こちらの一品に足を通したことがなく。というか、この手のド定番系がちょっと苦手なので、このデザートブーツに限らず、“ザ・オーセンティック”なアイテムは敬遠していました。ですが、40歳を前にこのデザートブーツだけは手に入れようと思います。というのも、自分の周りにいる素敵なお洒落さんたちが、思い思いのスタイルで履きこなしている様子を見て、辛抱たまらなくなりまして。「かぶるのやだなー」という気持ちよりも、靴の魅力が勝った形です。もういい歳なので、きれいめな格好に合わせたいなと思います。グレーのウール地のセットアップとか。
¥23,000+TAX

Clarks Japan
03-4510-2009

yama

テント泊からのトレイルラン45キロ。

山本博史

アウトドア力の乏しいぼくにはテントの設営や撤収など(ほとんど人任せ)、難しい部分は多々ありましたが、それはそれでいい経験でした。翌日、貧血でぶっ倒れたけどね。

BOGENボーゲンのニット

目黒区五本木の「TAMOTSU」君。

トレイルランニングのシーズンが終わりに差し掛かり、ロードが本格的に始まったと思いきや、雪山の季節がすぐ目の前に。先シーズンからスキーを始めた新参者のぼくは、見知らぬ雪山の世界を丁重に、かつ土足で覗き見る貴重な時期が訪れつつあるわけです。そんなはやる気持ちをポンと後押ししてくれるのが、こちらの〈ボーゲン〉のニット。ざっくり編みのボディに、「スキーショップボーゲン」の窓に描かれたゴーグル焼けした「TAMOTSU」君を大胆にフロントにあしらい、脱力的にスキー感を演出。待ちきれない心を緩やかに埋めてくれます。
TAMOTSU 各¥25,000+TAX

スキーショップボーゲン
東京都目黒区五本木2-42-4-1F
03-6303-2623
www.bogen.jp
www.facebook.com/BOGEN-100109856823061/?fref=ts

EDELWEISSエーデルワイスのスリーピングマット

スタイリッシュに快眠をサポート。

先日、「南アルプスマウンテンマラソン」に参加してきました。45キロで累積標高は3130メートルのトレイルレース。このレースの最大の特徴は「前日キャンプ場でテント泊する」ということ。そこでそもそもアウトドア力の無いぼくは、あれやこれやを買い集めたわけです。なかでもお気に入りが〈エーデルワイス〉のスリーピングマット。高密度のポリエチレンに2800個もの穴を空け、脅威の78グラムという軽量化を実現。さすがに冬のテント泊にこれ1枚というわけにはいきませんが、とにかく見た目がいい。〈クライミット〉のマットと併用して、レース前日の快眠をサポートしてくれました。
スリーピングマット 各¥4,600+TAX

BALLISTICS
03-4766-5615
www.ballistics.jp

GYAKUSOUGYAKUSOUのパッカブル ジャケット

どの色にするか迷います。

走ることをスタイルを含めて楽しんでいるぼくにとって、毎シーズンの〈GYAKUSOU〉のコレクション発表はランニングのモチベーションを左右する大きなイベントの1つといっても過言ではありません。自分の好みと用途がピタッと合えば、その後のランライフに着る楽しみも加えてくれる。そんな〈GYAKUSOU〉の最新コレクションのなかから、ランにも街にも使えそうナイロンジャケットが登場。急な雨にも安心な耐水加工のリップストップ素材に、付属のポーチに収納できるパッカブル仕様というのも魅力的。せっかくなら先ごろオープンした「NIKELAB MA5」でチェックしてみてはいかがでしょう。
パッカブルジャケット ¥22,000+TAX

NIKE カスタマーサービス
0120-6453-77
NIKE.COM/NIKELAB

QUARTER SNACKSクオーター スナックスのコイントレイ

コイントレーな気分です。

小銭はパンツのポケットに放り込んでおくのが、個人的にはかっこいいと思っている。必要最低限のカードはゴムで縛って、お札はマネークリップで管理する。もちろん手荷物が増えるからそんなことはしないんだけど、整理されたズボラなスタイルはどこか男心をくすぐられるものがあります。その流れで持っておきたいのがコイントレイ。ニューヨークのイーストコースト発のスケートウェブマガジン「クオーター スナックス」のオリジナルグッズのそれは、チープなプラスチック性ってのが逆にいい。ポケットに詰まった小銭を置くのはもちろん、アクセサリー入れとしても重宝しそうです。
コイントレー ¥1,500+TAX

KUKUNOCHI
045-325-7738
www.kukunochi.com

jun

早く雪降らないかなー

中田潤

新居への引っ越しも終わって一段落ついたはいいものの、年末に向けてまた慌ただしい毎日。早くスキーに行きたい欲求を抑えつつ、原稿書いてます。

Patagoniaパタゴニアのダウン・スナップT・プルオーバー

インナーダウンの進化系。

いつからでしょうか、インナーダウンという言葉をよく耳にするようになったのは。おそらく4,5年前。流行りものにはとりえず手を出してみる自分としては、以降トライ&エラーの繰り返し。買う買わないはおいといて、インナーダウンと呼ばれる類はあらかた袖を通してきたかなと思っています。で、起きるのがちょっとばかし億劫になってきた今日この頃。朝起きて肌寒いなってときに思わず手に取ってしまうのが、このダウン・スナップT・プルオーバーです。プルオーバーなのと胸のフラップポケットの配色が完全にツボで、つい色違いを集めたくなるのもニクイところ。身幅と腕周りも狭すぎず広すぎずなサイズ感で、下にTシャツを着てもシャツを着てもOK。しかも、聞けばリサイクル・ダウンというから環境にも優しい。ますます好きになりました。
各¥26,000+TAX

パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
0800-8887-447
www.patagonia.jp


MULLER & BROS.ミューラー & ブロスのレザービーニーキャップ

絶妙な土臭さがたまらん。

毎日帽子をかぶるので、必然的にその数は服を余裕で上回るわけですが、結局のところ、100個持っていても一軍選手は4,5個。新しいのを見つけてもそのほとんどが数回かぶっておしまい、後は箱の中に入りっぱなしになってしまいます。でも、このビーニーは完全に前者。いわゆるミリタリーのワッチキャップはなく、レザーを使ってちょっと品良く、でもほのかに土臭さを残した面構えがたまりません。トップスは上等なストライプシャツの上にピーコート、足元はチノパンにオールデン、そんでもってこのビーニー。あーもう最高だわ!
¥16,000+TAX

nap
0867-34-1117
nap-dog.com

Oregonian Outfittersオレゴニアン アウトフィッターズのボアベスト

ほっこりは嫌いだけど。

年齢を重ねるにつれて、スタイルに一貫性が出てきたような気はするけれど、なんとなくチョイスするアイテムには周期があって、ここ最近はアウトドア色の強いものを選びがち。取材や撮影でそういう体験が多いのも後押ししているのかもしれません。このボアベストもそのひとつ。毛足の長いボアフリースと60/40クロスの前立ての存在感、そしてMADE IN USAにこだわった無骨さがなんとも心地いいのです。極寒もほっこりも嫌だけど、四季の中で冬が一番好きな自分にとっては、ロングスリーブではなくてベストがちょうどいいかなと。
各¥12,000+TAX

TROUTER
042-747-3471
www.oregonianoutfitters.com


40 ACRES AND A MULE FILMWORKS40エイカースのスナップバックキャップ

このロゴに首ったけ。

いやー懐かしい! 先に言っておくと、これ、古着ではありません。映画『MALCOLM X』や『DO THE RIGHT THING』、『CROOKLYN』など、大学生のときにめちゃくちゃ影響を受けたブラックムービーの祖、スパイク・リーが指揮をとる映画製作会社「40 ACRES AND A MULE FILMWORKS」のオフィシャルロゴキャップです。ちなみに、いまも定期的にいろんなアイテムをつくっています。思えば、ジョーダンにラジカセ、ベースボールシャツ、カルチャーとファッションがリンクすることを知ったのは彼からでした。スパイク・リーとラリー・クラーク、この2人は永遠のマイ・ヒーローですね。
FREE SIZE
¥7,560+TAX

GROWAROUND
03-5489-4333
www.growaround.co.jp


shinri

年末なのに事始め。

小林真理

ヤルヤル詐欺になりかけていたブラジリアン柔術をようやく始めました。1時間の練習で筋肉をハンパなく使うのですが、そのうち洋服をワンサイズアップする事態になりそうで怖いです。

VAINL ARCHIVEヴァイナル アーカイブのミルコート

今年の私的No.1コート。

プロダクトはもちろん、小浪次郎氏が撮り下ろす毎シーズンのカタログなど周辺のクリエイションも含めて、好きなことを追求している自由な雰囲気が感じられる〈ヴァイナル アーカイブ〉。デザイナー・大北さんから感じる余裕と優しさ、そして若い世代と交流し続けるその姿勢こそが、大人のストリートアイテムを数多く生み出しているゆえんかと。たとえばこのコート、スタンドカラーのいわゆるモッズコートなのですが、このカーキがかったグレーの色合いが絶妙で、このカラーリングですでに勝負あった! という感じです。プリマロフト®だから防寒性もばっちりだし、着たときのAラインシルエットが美しい、なのにちゃんとストリートな薫りも放つというね。実際のところ、着用しているといろいろな人から「どこのコート?」と聞かれています。このことがなによりもこのコートのかっこよさを証明しているかと。
¥60,000+TAX

SHIPS渋谷店
03-3496-0481

.efiLevolエフィレボルのデニムパンツ

ベーシックばかりじゃつまらない。

大人なんだからデニムはもうリジッドしか一生穿かなくていい、と決めたのがついこないだのような気がします。世の中のトレンドがリジッドからライトブルーのデニムへと傾いた数年前に「こういうスキがあるのも悪くないな、むしろいいかもしれない」と簡単に思い直した次第です。軽薄ですいません。〈エフィレボル〉のデニムは珍しいバイカラーで、バイオブリーチされた濃淡のはっきりした2つのデニムを解体&リビルドしているところがとても今っぽいうえに、わかりやすいかっこよさを狙っていないところがファッションの面白さに奥行きを与えてくれます。生地はどこまでもやわらかく、教科書通りのテーパードシルエットは誰彼構わずきれいに納めてくれます。スタイリングはなんでも合いそうですが、Uチップシューズに白シャツにコートあたりで上品にまとめるのがよいかと。
¥18,000+TAX

BIN
03-6416-0634

Jimmy Nelson写真集『BEFORE THEY PASS AWAY -彼らがいなくなる前に-』

彼らの射抜くような視線に見入られて。

この写真集は作者が世界各地の少数民族を訪ね、失われつつある生活や文化を彼らと寝食をともにしながら、その肖像を撮影したというもの。ちょっとシンパシーを感じる写真集としては、シャルル・フレジェによる世界中の民俗キャラクターを撮影した『WILDER MANN』や、その日本版『YOKAI NO SHIMA』といったところでしょうか。こういった写真集の社会的意義は、“閉じられた世界”で醸成された、やがては消えゆくであろう服やモノ、文化を記録して残しておくこと。とはいえそんな大義名分を差し引いたとしても、アート作品としての圧倒的迫力はいささかも鈍ることはありません。大判カメラで撮影した写真は、微に入り細に入り全画面が美しい。“凛”という言葉がぴったりの彼らのポートレート。そのかっこよさに惚れ惚れすることもあれば、時に胸をかきむしられるような切なさ、やるせなさを感じることもあります。ウェブではこうはいきません。解像度が高い写真集ならではの楽しさが詰まった、傑作です。
¥4,200+TAX

パイ インターナショナル
03-3944-3981


PUEBCOプエブコのグローサリーバッグ&キャンドル

この世にプエブコがある幸せ。

ちょっとしたプレゼントや雑貨選びの際に、真っ先に頭に思い浮かぶのが〈プエブコ〉。そんくらい頼りにしてます。高価格帯なモノが多いのがインテリア雑貨の常ですが、〈プエブコ〉はいい意味で高級すぎないラフさ、シンプルなデザイン、手の届く価格という三拍子を兼ね備えた珍しいメーカーなんです。安いけど安っぽくはないという点では、チープシックと相通ずるのかも。この4つのサイズで作られた、ロウ引きのグローサリーバッグはできたてほやほやの新作で、ノスタルジックかつ味わい深い素材感のまぁ愛らしいことよ。食品でなくとも、例えば靴下などの小物をがさっと入れたりして収納袋としても使えます。方やボトル型のアロマキャンドルは、匂いのよさもさることながら、ビンを斜めにスパッと切り落として開口部を作るというアイデアが秀逸。キャンドルをロウ引きの袋に入れて梱包して、あの娘ぼくがプレゼントとして渡したらどんな顔するだろう。そんな妄想にふけてしまうのは季節のせいですね。ろう引き袋は茶色バージョンもあり。
バッグ 40l ¥2,200、23l ¥1,800、9l ¥1,000、4l ¥800(ALL+TAX)
キャンドル ¥2,800+TAX

PUEBCO
050-3452-6766
www.puebco.jp

tate

ラスト!

帯刀憲一郎

丸2年間参加してきた『ショッピングアディクト』ですが、今回を最後に離脱することになりました。ありがとうございました。これからも懲りずに買い物しまくる所存でございます。

KAPTAIN SUNSHINEキャプテン サンシャインのダッフルコート

非スクールボーイ。

高校入学時に親に買ってもらったにも関わらず、3年間で結局1度も着なかったので、ダッフルコートをちゃんと着るのは実質人生初な気がしています。ここ数年はずっと欲しいなと思いつつ、僕が似合わないのか、どうしても醸し出されてしまう小僧感が嫌でスルーし続けていたのですが、この一着は別でした。オーセンティックな3トグルのデザインながら、ほっこりしないブルーグレーの色味が美しく、ざっくりと羽織れるサイジングも絶妙。身幅・アームホールともにかなりゆとりはあるものの、いわゆるオーバーサイズとも異なるクラシックなシルエットなので、今後も長く付き合っていけそうです。
コート ¥76,000+TAX

クリップクロップ
03-5793-8588

Kellsportケルスポーツのスウェット

アメリカのおじさんが着てそう。

「メイデン・カンパニー」の展示会に伺ったとき、17SSの新作がたくさん並ぶなかで不覚にも一番反応してしまったのが〈ケルスポーツ〉のスウェットです(〈アンデルセンアンデルセン〉のポロシャツもすごくよかったですけどね!)。made in USAに拘るファクトリーブランドが作るスウェットアイテムは、18ozの超厚手の生地を使用し、サイドはリバースウィーブ仕様にされた「これぞアメリカ製!」というべき質実剛健なもの。サンプルとして置いてあったXSですでにオーバーサイズ、上はXLまであるというのだから、どれだけ大きいんだっていう。アメリカの恰幅のいいおじさん方が適当に着ている姿が目に浮かびます。あくまでも実用性を優先した結果なのでしょうけど、スタンドカラーやハーフジップのデザインがあったり蛍光カラーがあったりと、いちいち気が効いてるんですよね。
スウェット(左、左中、右中)各¥21,000+TAX、(右)¥24,000+TAX

Maiden Company
03-5410-9777

HOKA ONE ONEホカ オネオネのVALOR LTR

今一番気になるスニーカー。

2008年に設立されたフランス発のランニングシューズブランド〈ホカ オネオネ〉、全くのノーマークでした。ランニングすらしない自分はもちろん知る由もなく、撮影でご一緒したフォトグラファーのアシスタントさんが履いていたのが目に留り、調べてみるとトレイルランナーを中心に以前から話題になっていたのだとか。〈イッティ・ビッティ〉も17SSのルックで型違いを使用していましたね。度々ここに書いている通り、僕はオールブラックのスニーカーというだけで反応してしまうのですが、ボテっとしたシルエットとめちゃくちゃ分厚いソール、健康靴に見えなくもないギリギリのデザインになんだかそそられます。他の人とも絶対かぶらなさそうだし。
スニーカー ¥26,000+TAX

サンウエスト
03-3544-2751


Fabric 91ファブリック・91

FabricにNINA KRAVIZが!

知らず知らずのうちに91作目まで到達していた『Fabric』シリーズ。たしか自分が最後にCDで購入したのはNo.51のDJ T.のやつですが、それから40作、約5年半も経っていたとは驚きました…。で、今回ミックスを担当したのは「трип」主宰のニーナ・クラヴィッツ。“世界一美しいDJ”とも称される美貌を持ちながら、プレイではヴァイナルを操り、ストイックでミニマルな音使いを貫く姿勢が男前でかっこよすぎます。本人曰く、同作では「完全な新曲か未発表曲、レアな古いトラックしか使っていない」らしいので、そういう意味でも買いかと。開催が決まった時から心待ちにしていた先日のジャパンツアーへは、前日飲み過ぎたせいで行けないという失態を犯してしまったので、これを爆音で聴いて少しでもあのトリップ感を味わおうと思います。
Fabric 91 オープンプライス

Hostess Entertainment
hostess.co.jp

taiyo

結婚式。

長嶋太陽

先週、最愛の友人の結婚式のために沖縄へ行きました。最高の式でした。最高すぎて、心の3分の1くらいがまだ沖縄から帰ってこず、困っています。

AURALEEオーラリーのフードコート

見たことのないオーセンティック。

衣服にはルーツがあります。特にメンズウェアにおいては、ミリタリーだったり、ワークだったり、ドレスだったりと、元をたどると「役割」に行き着きます。有名な話ですが〈リーバイス〉のジーンズはもともと炭鉱夫用の仕事着ですし、今でこそ優雅な街着としての印象が強いトレンチコートは、雨と泥を避けるための塹壕用の外套をベースにつくられました。と、ここまで書いておいて前言撤回。〈オーラリー〉のフードコートは、過去のアーカイブとのリンクを感じないスタンドアローンな一着です。広い身幅と袖幅にメタルのスナップボタン、厚手で光沢のあるメルトン。そして大きなフード。スタジャンのようなストリートの匂いを放ちつつ、シルエットはどこか優しい。今までに見覚えのないミニマルなコートですが、実はそのモチーフは40年代のベンチコートから来ているのだそうです。あくまでオーセンティックな風格を放つのは〈オーラリー〉というブランドの高度なものづくりゆえ。この冬はいっぱい着ようと思います。
¥78,000+TAX

CLIP CLOP
03-5793-8588

soe shirtsソーイシャツのダウンパーカ

ルーツへのリスペクト。

ミリタリーの世界は広く、そして深いものです。若輩者が語るのは恐れ多いと思いつつ、その機能と美しさが結実した佇まいにはどうしても心躍ってしまいます。こちらのダウンジャケットは、過酷な気象条件の中で適切な体温を維持するために米軍が開発したウェアリングシステム「ECWCS」の最高レベルにあたる、LEVEL7の「GEN Ⅲ PARKA」をベースに、〈ソーイシャツ〉がアレンジメントを手がけた一着。シャリシャリとしたテキスタイルに、袖口のマジックテープをはじめとする無骨なディテールがグッときます。一般的なダウンジャケットを着るとマシュマロマンのような出で立ちになってしまう自分にとって(ゴーストバスターズの新作、評判よくないですね)、この無骨さ、気室が分かれていない構造がベストでした。都会的なのに無骨である。前述のコートとは正反対の、ルーツへのリスペクトを楽しむ一着です。
¥59,000+TAX

M.I.U
03-5457-2166
www.miu-tokyo.com

LOWLOOMロールームのシャツ

それぞれの反骨。

ヤンキーとは、ほとばしる反骨精神の表現手法である。であるけれども、僕が思春期を過ごした湘南の西海岸a.k.a平塚は完全なるヤンキーの町で、全人口の80パーセントがヤンキーなんじゃないかというくらいでした。中学時代の僕は何を思ったか、マジョリティであるヤンキーに対して反骨精神を発動し、生徒会長に立候補しました。僕にとっての反体制は、逆説的に体制に迎合することだったのです。以来、某ブラザーズのようなマッチョな世界観を避け、マイルドさに価値を見出してきたわけです。〈ロールーム〉の開襟シャツは、そんな思想と地続きの一着。大きなポケットのチャーミングさに、細畝コーデュロイの繊細な肌触り。この美しいオレンジをベージュとブラウンのグラデーションに組み込めば、そこにはまごうことなき善人が出現。切れ味のいいパターンからはモードのニュアンスを感じますが、あくまでデイリーに仕上げているところが決め手です。
¥22,000+TAX

alpha PR
03-5413-3546

NINTENDO任天堂の桃太郎電鉄2017

大切なことはすべて桃鉄が教えてくれた。

桃太郎電鉄は恐ろしいゲームです。ゲームシステムはこちらを見ていただくとして、その魅力は、たとえるならば人生そのもの。与えられた条件の中で最良の手を模索すること。戦略とそれに基づく行動の積み重ねで運命は切り開けること。しかしながら、キングボンビーの圧倒的に理不尽な暴虐の前で、コツコツ集めた五所川原が、中津川が、宇都宮が失われてしまうこと。リスクヘッジと効率を考えれば初見でもビリにはならないし、ゲーム自体の知識があれば勝率は高くなりますが、それでも運によって一発逆転が起きうる。人生ゲームよりも人生の縮図に近いゲームと言えます。人を貶め合う仕組みはなかなかにえげつなく、罵りながらカードを使い合う様子はさながら地獄絵図。ましてや「桃太郎電鉄2017 立ち上がれ日本!!」は、製作側のさまざまな軋轢と事情を乗り越えて、満をじして任天堂からリリースされる新作です。期待しないわけがないでしょう。発売は12月22日(木)です。
¥4,980+TAX

任天堂
www.nintendo.co.jp/3ds/akqj

mura

新しいクローゼットに加えたいもの。

村松諒

つい先日、6年ぶりに引っ越した。新生活のスタート。この機会にたくさんのものを処分したけど、捨てられないものも多かった。やっぱり何かしらの記憶や思い出があるから。そんなことをひとつひとつ考えていたら、引っ越しの準備に時間が掛かって大変だった。

AZTECH MOUNTAINアズテック マウンテンのコート。

黒のミニマルなデザイン。

11月、東京に雪が降った。この時期としては稀なようで、積雪は観測史上初の出来事とニュースで報道されていた。少し前から天気予報にも出ていたので、当日はゴアテックスのアウターにフリース、インナーダウン、スウェットシャツなどを重ね着して出社した。こういった天気のときにあったら良いなと思ったのが、「バーニーズ ニューヨーク」で取り扱う〈アズテック マウンテン〉のコート。このブランドは、2013年、スキーで有名な米国のアスペンに設立されたそう。ウィンタースポーツにも対応できる機能性と洗練されたデザインが人気を集め、アウターにはダウンと同じような暖かさと保温性に優れるプリマロフト®を採用している。このコートは、「バーニーズ ニューヨーク六本木店」のオープンを記念したエクスクルーシブ。スナップボタンがアクセントになった、シンプルなデザインの一着に仕上がっている。オンラインストアでも発売中。
¥130,000+TAX

バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター
0120-137-007
www.barneys.co.jp

Mousieur Lacenaireムッシュー ラスネールのストール。

いますぐ巻きたい一枚。

代官山の八幡通り沿いにあるセレクトショップ「エリオポール」。会社から近く、以前から気になっていたので、昼の時間に立ち寄った。メンズのショップはこじんまりしていて、店員の方が丁寧に色々な商品を説明してくれた。イタリアやフランスのブランドのものが多く、トラッドなものからモダンなものまで品のある服がしっかりセレクトされている。中でも気になったのが、ニットブランド〈ムッシュー ラスネール〉のストール。デザイナーの女性はもともと〈エルメス〉に務めていたという通り、このストールも上質な素材を使った、使い勝手の良いシンプルなものに仕上がっている。寒さがより一層厳しくなるこれからの季節に向けて、購入したいと考えている一枚。
¥14,000+TAX

エリオポールメンズ代官山
03-3464-6480
heliopole.co.jp

LEMAIREルメールのリブニット。

シボネで見つけたもの。

東京・青山のライフスタイルショップ「シボネ」。独自の視点でしっかりセレクトされた雑貨や家具が揃っているので、近くに行くとついつい立ち寄ってしまう。スタイリストの二村毅さんがディレクターを務めるファッションコーナーは、ブラック、グレー、ネイビー、ベージュ、ホワイトなど、色ごとに分けられたディスプレーが印象的だ。そこには、二村さんのクローゼットを見ているようなプレーンな服が並ぶ。先日は、ちょうどタートルネックのニットを探していたタイミングだったので、写真の〈ルメール〉のニットが目に止まった。首まわりや裾など、部分的に編み方を変えたデザインがアクセントで、いまの時期ならコートやジャケットのインナーにぴったり。オンオフ問わず活躍しそうな一枚だ。
各¥80,000+TAX

シボネ青山
03-3475-8017
www.cibone.com

Whitehouse Coxホワイトハウスコックスのジップウォレット。

プレゼントにもおすすめ。

〈ホワイトハウスコックス〉の長財布を2年ぐらい使っている。このブランドならではのブライドルレザーのもので、最初は革の硬さが少し気になった。だけど、いまでは使い込むことによって生まれた独特の光沢感が気に入っている。多少乱暴に扱っても、革がしっかりしているから傷がつきにくいところも良い。今回、紹介するのは、福岡のショップ「FRAME」のウェブサイトで見つけた新作のジップウォレット。ポケットに収まりやすい程よいサイズ感で、使われているネイビーのブライドルレザーは細かく格子状に型押しして仕上げてある。どこかプレーンなものよりも大人っぽい上品な印象。これからの時期は、プレゼントとしても喜ばれる一品だ。
¥36,000+TAX

FRAME
092-738-3911
www.frame.jp

bob

どうぞお手柔らかに。

石井陽介

今月よりフイナムに合流した石井と申します。ボブってアダ名で呼ばれていますが、特に深い意味はありません。あ、でもボブ・ディラン好きです。ボブ・マーリーも好きです。全く関係ありませんが…。とりあえず、以後お見知りおきを。

POLO RALPH LAURENポロ ラルフ ローレンのツィードジャケット

憧れのレッドフォードに。

シワを気にしたり、ちょっとの汚れや埃に焦ったり、服を着るのにいちいち気を使いたくない。だから服を選ぶときは少々手荒に着てもへっちゃらな、タフな奴が性に合う。ゆえに冬のジャケット選びはツィードジャケット一択。ツィードはシワだろうが埃だろうが、そんなものをアジとして捉えてくれる寛容さがある。酸いも甘いも飲み込んで、着込めば着込むほどに風合いが増す。こちらは〈ラルフ ローレン〉の一着で、段返り3つボタン、ウエストパッチ&フラップポケットのアメトラ仕様。襟裏がレザー張りというのも嬉しい。お約束のグレーヘリンボーンは映画『コンドル』のロバート•レッドフォードを彷彿とさせる。綺麗正しく着るのも良いが、ここはレッドフォードに倣ってワイルドに着てやりたい。もちろん襟は立てて着るのがお約束と言うことで。
¥¥115,000+TAX

ラルフ ローレン
0120-3274-20
www.ralphlauren.co.jp

PHIGVELフィグベルのフィッシャーマンセーター

冬の海にロマンを感じるのです。

いつだって男は強くなりたいと願っている(多分)。冷たい海風や荒波と対峙するシーメンスに憧れを抱くのは、だから男なら当然のこと(多分)。冬の海には、そんな男たちのロマンが詰まっているんです。従って海にまつわるガーメンツには自然と惹かれてしまうワケで。例えばPコートやダッフルコート、そして忘れてならないフィッシャーマンセーター。この〈フィグベル〉の一品は、素材に英国マシャム地方の羊毛の原毛を使用。太いネックラインやローゲージの糸をざっくりと編んだ潔いデザインにマンテイストが溢れています。しかし野暮にはならずクリーンな印象に仕上げていのは〈フィグベル〉の妙。この辺のバランス感覚は流石ですね。気分はアウター•ヘブリディーズ諸島の原住民といったところか。その辺はポール•ストランドの写真集「TIRA’MHURAIN」に詳しいので参考にしようと思う。
¥39,000+TAX

プロッド
03-6427-8345
www.phigvelers.com

KAPITALキャピタルのマッキーノジャケット

冬モノは素材がキモ。

娘が巳年ということもあり、「ヘビ」モチーフのアイテムが最近気になってるんです。かなりピンポイントですが。そんな折に見つけたのが、この〈キャピタル〉のマッキーノジャケット。描かれているのはホピ族のヘビ柄で、脱皮を切り返すことから”再生”や”進化”の象徴とされています。そんな有難いご利益も然ることながら、クラシックなアウトドアスタイルにネイティブ柄をミックスした野趣溢れる見た目がもうツボです。そしてこのオリジナル生地、ジャガードでフェルトのような見え面を表現しており、ニットのように柔らかで着心地も最高なんです。〈キャピタル〉の服はどれを見ても驚きや発見があるし、何よりファッションを楽しむ姿勢が感じられるから毎シーズン必ずチェックをするのですが、このアウターは中でも抜群でした。
¥61,800+TAX

キャピタル恵比寿店
03-5725-3923
kapital.jp

parabootパラブーツのニヨン

悪天候の日の足元を華やかに彩ります。

雨とか雪の日の足元は決まってガムシューズかフィールドブーツだった。もちろんこれらの靴は大好物なんだけど、少々飽きてきたのもまた事実で。そんなことを考えていたところ見つけました、〈パラブーツ〉の「ニヨン」です。同ブランドの定番チロリアンシューズ「ミカエル」をベースに、キルト・タンとベルトストラップでトラディショナルなデザインにツイスト。これならジャケットスタイルにだって難なく合わせられそうです。もちろんノルヴェイジャン製法やアッパーのリスレザーなど、〈パラブーツ〉お馴染みの機能的スペックはそのままなので、どんな天候だろうと問題なし。アウトドアギアを洒脱に落とし込んだ好例と言えます。老舗シューメイカーがこういったデザインを作っているのも、また良いですよね。これから冬本番、重宝しそうです。
¥67,000+TAX

パラブーツ青山店
03-5766-6688
www.paraboot.com

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