スポーティなのに品がある「9FORTY™」。
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4 週に渡って追ってきた〈ニューエラ〉の秘密兵器、「9TWENTY™」と「9FORTY™」の魅力。今回はプロダクトに焦点を絞り、その特徴や思わずニヤリとしてしまうディテールワークを紹介しよう。アイテムは全部で3型。まずは「9FORTY™」から。
9FORTY™ 各¥3,600+tax
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プロ用キャップのレプリカモデルとして長く愛されてきた「9FORTY™」。上質なウールで仕立てられたアイテムは、スポーティでありながらもどこか上品。立体的な刺繍も、アイテムの完成度を高める大事なポイントだ。
キャップの後ろにあるアジャスタブルストラップはベルクロタイプ。レプリカなだけあり、ファンたちが簡単にサイズ調整しやすいように工夫されたディテールワークに、100年近くヘッドウェアを作り続けてきた〈ニューエラ〉ならではのこだわりを感じずにはいられない。
本特集のvol.03でスタイリストの小林さんが「どの角度からみてもシルエットがキレイ」と語ってくれていたように、頭が小振りに見えるシャープなシルエットもこのアイテムの魅力。フロントパネルの裏側には芯地があしらわれていて、この滑らかなラインを常にキープしてくれるところも嬉しい。
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小林さんはこのキャップにシャツとショーツを合わせていた。あくまでシンプルな装いだけど、アイテムが持つ上品さを上手に汲み取った着こなしは、是が非でも真似したいところ。
守備範囲の広い「9TWENTY™」はどんなスタイルにもスッとなじむ。
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続いて登場するのは、vol.02でスタイリストの船橋翔大さんが魅力を語ってくれた「9TWENTY™」の無地モデル。「無地だからコーディネートの幅が広がるのが嬉しい」と話していたように、その汎用性の高さが物欲を刺激するアイテムだ。
9TWENTY™ ¥3,800+tax
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生地にウォッシュドコットンを採用したこのキャップは、フェード感のあるくすんだ色合いがいい。パキッとした彩度の高い色よりも、この淡いカラーリングのほうがコーディネートになじみやすいからだ。アジャスタブルストラップも同じ素材なので、過度な主張をすることなく、控えめに、だけど着実に、着こなしのムードを盛り上げてくれる。それに生地が柔らかいから、かぶり心地も最高だ。
キャップの裏側には「9TWENTY™」のロゴ入りシームテープが配されている。かぶってしまえば見えないけれど、男は見えない部分にもこだわる生き物。こういうところにもひと手間を加える〈ニューエラ〉は、男心を理解したブランドなのだ。
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ゆったりとしたイージーなスタイルにこのアイテムを取り入れていた船橋さん。ハッピという主張の強いアイテムを合わせて、着こなしのバランスを整えていた。
「9TWENTY™」でクラシックな落ち着きのあるスタイルに。
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今回の企画の大トリを務めるのが、「9TWENTY™」のロゴ入りモデル。無地モデルと同様に生地にはウォッシュドコットンを採用。独特なフェードカラーの上に平たく刺繍されたロゴが、アイテムの味わいをより一層深めている。
9TWENTY™ ¥4,200+tax
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キャップをひっくり返して内側を眺めると、「COOPERSTOWN COLLECTION」と刻まれたタグが縫い付けられているのがわかる。ニューヨーク州のクーパーズタウンといえば、アメリカの野球殿堂博物館のある街。ここにはアメリカのみならず、世界中の野球にまつわる歴史的資料が展示されている。MLBのクラシックロゴがデザインされたモデルには、この「COOPERSTOWN COLLECTION」のタグが必ず配されるのだ。
そんなヘリテージアイテムには、レザーのアジャスタブルストラップを配するのがふさわしい。皮革と真鍮のコンビが、アイテムのクラシックなムードを一層味わい深いものにしてくれる。
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vol.01にて、スタイリストの秋山貴紀さんは、シンプルなコーディネートのアクセントとしてこのアイテムをチョイスしていた。「どんなコーディネートに合わせても、落ち着いた雰囲気を作ってくれそう」という秋山さんの言葉通り、かぶるだけで大人なスタイルを構築できるのだ。
「9TWENTY™」&「9FORTY™」VARIATIONS
上段:9TWENTY™ 各¥4,200+tax 中段:9TWENTY™ 各¥3,800+tax 下段:9FORTY™ 各¥3,600+tax