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SHOPPING ADDICT 2017 Mar.  〜編集部員のお気に入り〜

フイナム・アンプラグドISSUE 05、読んでいただけましたか? WISE SPENDING(賢い消費)をテーマに掲げ、さまざまな物事を集めてみました。ショッピング・アディクトにおいてはよりパーソナルな賢さを探求・・・しているのかどうかは、ぜひ実際にご一読いただければと思います。

  • Photo_Masaki Sato
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komu

散財か、否か。

小牟田亮

そんなつもりはなかったんですが、今年の春夏シーズンは、けっこうな量の服を買っていました…。そのどれもが賢い消費だったのか、それは時間が教えてくれるでしょう。

HELLY HANSENヘリーハンセンのジャケット

あくまでも本気系の一着です。

学生時代、ディンギー(キャビンを持たない小型のヨット)に乗っていた自分にとって、〈ヘリーハンセン〉は特別な感慨を覚えるブランドです。なにしろ当時は、ほかにあまり選択肢がなく、どのセーラーも〈ヘリーハンセン〉のジャケットを着ていたわけで。その頃のアイテムは、街着にするには少々ハードルが高かったのですが、2017年型の〈ヘリーハンセン〉は違います。むしろ街でこそ着たい仕上がり。今回ピックアップした一着も、れっきとした「セーリング」用なのですが、白に蛍光イエローのカラーリングだったり、ロゴのほどよい主張だったりが、実に今日的なファッション顔。もちろん防水透湿性も完備しています。これは買いじゃないですか?
¥20,000+TAX

ヘリーハンセン 原宿店
03-6418-9669

JOHN ELLIOTTジョンエリオットのピンクシリーズ。

きれいなきれいな桜色。

LAブランドらしいヌケ感と、NYコレクションでランウェイを発表するにふさわしいコンテンポラリーさが、絶妙なさじ加減でミックスされた〈ジョンエリオット〉。定番ラインのパーカ、Tシャツに、今季はダスティーなピンクが仲間入りしました。黒、白、グレーなどのモノトーンをベースとしたコレクションにこうした色ものが入ると、パッと明るくなりますね。それにしても前々から気になってた〈ジョンエリオット〉ですが、いよいよ本格ブレイクの時を迎えている気がします。コレクションラインの充実も目をみはるばかり。ぜひサイトでルックを見てみてください。ちなみに素材やディテールに徹底的にこだわるデザイナーは、リサーチなどで日本によく来ているらしいです。その辺もまた好感持てますよね。
左 ¥14,000+TAX、右 ¥29,000+TAX

ジョン エリオット / サザビーリーグ
03-5412-1937

MakersメイカーズのVチップシューズ

時を経た出会い。

最近、ペトロールズというバンドがすごく好きでよく聴いています。いまさらといえば、いまさら。けれど、遅くて何が悪いと開き直って、日々グルーヴィなサウンドに耳を任せています。ある日ペトロールズでググっていると、〈メイカーズ〉というシューズブランドにたどり着きました。その名前には聞き覚えがあって、ずいぶん昔にデザイナーの手嶋さんと挨拶を交わしたことがありました。が、これまできちんと靴を見たことがなく、これもなにかの縁だと、何年か越しにきちんと靴をみてみたら、これがものすごく美しい靴だったのです。履き心地も素晴らしい。なんだか嬉しくなる何年越しかの出会いでした。
¥58,000+TAX

A PRESS
03-6416-4640

Dima Leuディマ レウのカットソー

エレガントなスポーツ解釈。

スポーツとファッションの融合というのは、いまや珍しくもなんともなく、数多のブランドが手を変え品を変え、その課題に取り組んでいるわけですが、最近一番気になったのがイタリアのブランド〈ディマ レウ〉です。ボーダーの色味ひとつにしても、実に洗練されていて、エレガント。なんでもイタリアの生地を使って、サルトリアで仕上げを行っているそう。チープな生地とグラフィックで勝負するような服がある一方、こうした上質な生地にスポーツというカジュアルな要素を落とし込んだ服もある。個人的には断然後者を支持したいなと思う、今年四十路を迎える中年なのでした。まだあまり日本に入ってきていないようで、先取りするならいまですよ。
各¥18,500+TAX

シップス 渋谷店
03-3496-0481

yama

応援も走る楽しみの1つになるのかな。

山本博史

今週末は「ハセツネ30K」。ぼくは出ないけど、応援には行く。というか、わざわざ応援に出向くのはこれが初めて。これもまた走る楽しみの1つになるのかな、なればいいな。

Snow Peakスノーピークのシャツ

サコッシュから卒業できるシャツ。

ちょっとした外出の際には、なるべく手ぶらで行動したい。スマホ、タバコにライター、財布、手ぬぐい、文庫本まで入れられれば御の字である。大概はパンツに収まるので、さして問題はないのだけど、打合せやレセプションが続いたりすると、ミニマムなスタイルではたちまち容量オーバーになってしまう。そんなときにこのシャツを着ておけば……、というほどでもないんですけど、前後の裾周りに6つのポケットと1つのインポケットまで配備したその面構えは、実に頼もしい。さんざん流行っているサコッシュは卒業して、収納力で服を選ぼうかと悩むほど。ちなみにデザインは〈マーカウェア〉の石川俊介さんによるもの。さすがです。
¥26,000+TAX

スノーピーク
電話:0120-010660
www.snowpeak.co.jp

HOKA ONE ONEホカ オネオネのシューズ

病み付きになる履き心地。

2017年に日本への本格上陸を果たしたばかりの〈ホカ オネオネ〉。ご覧の通りの極厚ミッドソールのクッション性を堪能しようと初めて足を通してみると、それ以上に驚かされたのが「メタロッカーテクノロジー」というアウトソール形状がもたらす独特の履き心地。ロッキングチェアーのようなローリング運動で、スムーズな足運びから自然な体重移動を可能にし、効率的なランニングを実現しているのだという。意外とこれが、ランニングはもとより、普段履きの際にも病み付きになる。せっかくならトレイルでも! と思って選出したのがこちらのモデル「チャレンジャー ATR 3」。ロード、トレイル兼用できるというのも魅力です。
¥18,000+TAX

デッカーズジャパン
電話:0120-710-844
www.hokaoneone.jp

SALOMONサロモンのザック

さらにアップデートした名品。

トレイルを走るときにはザックを背負っている。水に補給食、アウターにヘッドライト、コンパス、地図、エマージェンシーキットなど、最悪の事態を想定して自ら無事に下山できる道具を詰め込んでおく。なかでも圧倒的な軽さとフィット感で高い支持を得ている〈サロモン〉の「S-LAB SENSE」シリーズ。実際、ロングレースの会場では同シリーズの着用率がとにかく高く、必携品でパンパンになった面構えはとにかくさまになる。そんな名品のアップデート版では、ショルダーストラップが改良され、これまで以上にフィット感をキープ。容量も3Lから5Lへとスペックアップされているのも嬉しいポイント。早くこれでロングレースに挑みたいです。
¥17,000+TAX

サロモン / アメア スポーツ ジャパン株式会社
03-6831-2718
www.salomon.com/jp/

NIKELAB GYAKUSOUナイキラボ ギャクソウのショーツ

トレイルでこそ使いたい、ぼくは。

毎シーズン、楽しみにしている〈ナイキラボ ギャクソウ〉のコレクション。従来のスポーツウェアとはまったく異なる斬新なデザインもさることながら、〈ナイキ〉が誇るスポーツテクノロジーを惜しげもなく注いだ最先端の機能性にこそ、このレーベルの醍醐味がある。なかでもショーツはシーズンを重ねるごとに、完成度が上がっている印象を受ける。しかも、丈感やポケットの数、配置からは、トレイルランニングを想定したかのような機能が揃う。話によるとデザイナーの高橋盾さんはトレイルランニングに傾倒はしているわけではないようだけど、ロードにおける機能とデザインを突き詰めた結果、トレイルとシンクロしてくるのは偶然とはいえ興味深い流れだなと思ったりするのです。
¥14,040 in TAX

NIKE カスタマーサービス
0120-6453-77
NIKE.COM/NIKELAB

jun

尽きない物欲。

中田潤

ロサンゼルス出張で夢にまで見たNBAを観戦。感無量でした。次はMLBだな。

Sunny C Sider × UNITED ARROWS&SONSサニー シー サイダー × ユナイテッドアローズサンズのジャケット

グラフィックが大事。

前シーズン、初めてダブルのジャケットを買いました。正確には黒色のコーデュロイのセットアップ。それまでテーラードジャケットとは無縁の生活を送ってきた自分にとって、それはそれは新鮮だったし、春夏はシングルのジャケットにも挑戦してみようと、逆に物欲を刺激されました。今シーズン見つけた〈サニー シー サイダー〉と「ユナイテッドアローズサンズ」のコラボレーションによるジャケットは、まさにその理想形。鎖を大胆にプリントした表面といい、イエローのパインピングがアクセントになった裏面といい、デザイナーNAOKIさんのカルチャーとファッションの双方を感じられる一着。インナーに綺麗な白Tを合わせてラフに着たいですね。
¥36,000+TAX

UNITED ARROWS&SONS
03-3479-8180
www.unitedarrowsandsons.jp

OLD JOEオールド ジョーのダッフルバッグ

品と艶と男らしさ。

ここ数シーズンのオールド ジョーがめちゃくちゃかっこいいと思っているのはぼくだけじゃないはず。ルックはもちろん、それとは別につくっているダイナミックなシーズンビジュアルは、アーカイブとして保存しておきたいくらいです。その中で個人的に気になったのが、このパッと見、巾着袋のようなバッグ。携帯電話や財布といった日常的に持ち歩く必要最低限の小物が入るサイズで設計されたシンプルなデザインで、ちょっとしたお出かけに最適な逸品です。ミリタリーアイテムに着想を得たオリジナルパーツやイタリアンリアルバケッタレザーとコシが抜けた高密度ダック地の相性もいいし、クラッチバッグなんかより断然コッチでしょう。
各¥36,000+TAX

OLD JOE FLAGSHIP STORE
03-5738-7292
www.oldjoe.jp

MONITALYモニタリーのパンツ

軽くて丈夫で穿きやすい。

絶賛発売中の『フイナム・アンプラグド』の校了を迎えた翌日から、取材でロサンゼルスに行ってきました。まだ白い息が出る日本から、日中30度を超える西海岸へ。滞在中、幸いにも一切雨に見舞われることはありませんでした。帰国日翌日のWBC戦(場所はドジャースタジアム)は土砂降りだったようですが。さて、取材内容は後日あらためてフイナムをご覧いただくとして、合間に立ち寄ったお店「VIRGIL NORMAL」で買ってしまったこのパンツ。お恥ずかしながらブランドのことをまったく知らず、見た目と試着した感覚だけで即決。1989年にスタートした〈モニタリー〉は、デザイナーが日本人(Yuki Matsuda)。誤解を恐れずに言えば、日本人デザイナーにおける、ニューヨークメイドの代表が〈エンジニアド ガーメンツ〉なら、ロサンゼルスメイドの代表は〈モニタリー〉かなと。パンツはというと、撥水機能を持つ綿100%のポプリン織りの生地で、とにかく高密度で軽い。いってみればベンタイルと同じ。さらにタック入りで、ベルトループのないイージーパンツ仕様。文句なしです。
$247.00

Virgil Normal
4157 Normal Ave
Los Angeles, CA 90029
323 741 8489
www.virgilnormal.com

Call Me 917(NINE ONE SEVEN)ナインワンセブンのTシャツ

ロス出張土産その2。

ロサンゼルス出張中、移動のほとんどがUBERでした。とにかく便利で、明らかにタクシーが通らなそうなエリアでも平気。その甲斐あって、ちょっと離れたスポットもいくつか回ることができました。そのひとつがスケートショップ「LOTTIES」。〈クォータースナックス〉のTシャツデザインを手がけていたりと、国内外から高い評価を得ているアーティスト、マイケル・ギグリオッティのお店で、良い意味でローカル感のあるDIYな内装が印象的でした。そこで取り扱っていたのがコレ。〈シュプリーム〉クルーの一員で、様々なシーンで注目を浴びているアレックス・オルソンが、〈ビアンカ シャンドン〉よりさらにスケートに特化したライン「Call Me 917」です。日本だとドーバーストリートマーケットに置いてますね。とにかく潔いデザインが気に入っています。
Tシャツ $35.00

LOTTIES
4472 1/2 West Adams Blvd,
Los Angeles, CA 90016
323-641-7375
www.lottiesla.com

shinri

何かを始めるのにいい季節。

小林真理

雑誌の校了も明け、さぼっていた柔術を再始動。全然上達もしていないし、スパーリングをすれば先輩方に圧倒されるばかりですが、なぜか楽しい! 柔術の魅力に絡めとられつつあるもよう。

Porter Classicポータークラシックのリネン ラグラン コート

脱ブラック。春の水色。

明けや宵はまだ寒いときもあるとはいえ、春の足音はすぐそばに感じる今日この頃。この先暖かくなってくるとオイルドジャケットではやや暑すぎるというもの。薄手のジャケットやコート、しかも個人的にややワークテイストのものを探し求めていたところ、見つけたのがこのフレンチリネンを使ったコート。肌ざわりが抜群で、やはり生地や染めに徹底的にこだわる〈ポータークラシック〉だからこそなせるワザかと。リネン生地の水色という、非常に春らしいカラーリングもいまの気分で、この強弱のある染め方もアジがあります。ブラックやネイビー一辺倒というのも少しつまらない気もしますしね。春らしい水色をそのままは着たくない、けどちょっと明るい色を着たいというわがままに対する理想の回答になっている気がします。
¥55,000+TAX

Porter Classic 銀座
03-3571-0099

White Mountaineeringホワイトマウンテニアリングの2タックワイドパンツ

ベーシック×機能という夏対策の理想型。!?

テーパードがかったこのシルエットはとてもきれいなのですが、タック入りでベルトループ付きというワイドパンツというのは〈ホワイトマウンテニアリング〉にしては珍しいなと思いました。これまでにもワイドパンツは展開しているとはいえ。一見するとベーシックなパンツですが、じつはその内側にはアウトドアとファッションをクロスオーバーさせる〈ホワイトマウンテニアリング〉ならではの仕掛けが忍ばせてあります。というのも、コットン65%、ポリエステル35%という生地配合により、パンツの着内温度を人間が一番快適と感じるといわれている31~33℃度前後に調節するアウトラスト機能を備えているのです。つまりうだるような暑さにはもってこいというわけ。冬は重ね着すれば寒さをしのげるのですが、夏はどうやっても当然パンツを履かざるを得ません。そんな夏の暑さ対策として有効な一手となりそうです。
¥26,000+TAX

ホワイトマウンテニアリング
03-6416-5381

foot the coacherフット・ザ・コーチャーのコマンドシューズ

形も色もじつにミリタリー。

かしこまったレザーシューズもいいのですが、やはり普段履きできるタイプもほしいもの。これまでだとフランスのあの老舗レザーシューズが該当していましたが、このシューズもそのリストに加わりました。作っているのは、現代的なワークシューズやレザーシューズをラインナップ豊かに生み出す〈フット・ザ・コーチャー〉。そのなかでもこの「COUNTRY MANNER」は、古典的なカントリーシューズの堅牢な作りをベースに、ミリタリーの要素を取り入れたという新ライン。特筆すべきは、この色。カーキ、なかでもミリタリーカーキといえるこのトーン。別色にブラックもあるのですが、この色で攻めるところがじつにニクい。一見、武骨なのですが、ラストは細めなのでシャープな印象で、キルトタンや飾り穴もいいアクセントになっています。グッドイヤーウェルト製法で、ソールは張り替え可能というタフネスぶりもミリタリーチック。気軽に履ける、けれどなぜか身を正したくなる、そんなシューズなのです。
¥61,000+TAX

GALLERY OF AUTHENTIC
03-5412-6908

ChubascoチュバスコのAZETEC

足を甘やかすサンダル。

編み込み系サンダルが各ブランドからリリースされ、人気を博したのが去年のサンダル界での大きなトピックだったと記憶しています。飛びつくのではなくまずは静観という立場を取ったのですが、いよいよ財布のひもをゆるめてもいいと思えるサンダルがアウトドアスポーツサンダルメーカー〈チュバスコ〉からリリースされます。まずは機能性ですが、アウトソールにアウトドア用のラバーソールを使用し、水陸両用のどんなシーンや地形にも適応できます。それもそのはず、同ブランドはアメリカ西海岸サンディエゴに拠点を構え、サーフィンやキャンプなどを楽しむクルーがデザインを担当。餅は餅屋ということでしょう。履き心地は、フットベッドもアッパーもフィット感が抜群でノーストレス。極彩色から一色までとカラバリ豊富ですが、ブラックなどのシックなワントーンで上品に穿きこなしたいと思います。
¥14,800+TAX

(株)キャンバス
03-5639-9669
canvascoltd.jp/

taiyo

読書の春。

長嶋太陽

コツコツと『騎士団長殺し』を読み進めています。村上春樹は10代の頃から好きで、何度も再読しているのですが、文学的なものって「好き」という気持ちをアウトプットしにくいです。SNS時代に向かないよね。

Sasquatchfabrix.×BEAMSSasquatchfabrix.×BEAMSのIvy Skate シリーズ

仁義を切る。

ノームコア、シンプル・ベーシック、ていねいな暮らし。SNSの中で使い古されて、あっという間に賞味期限を迎えてしまった可哀想なワードたち。それらにとってかわるように、水面下で機会をうかがっていた、ストリート、スケート、ユースといったキーワードが大手を振るっています。トレンドというナマモノの尻尾を捉えながらも、一本筋の通った提案をするのが「ビームス」のいいところで、〈サスクワァッチファブリックス〉とタッグを組んで手がけた「IVY SKATE」は有り体に言うなら、今っぽく、そしてどこまでも硬派なコレクション。スケート・カルチャーのDIY精神に根ざしたディテールの数々。カットオフして構築し直したビッグサイズのシャツ。その胸元とキャップの正面には、本来あったはずのワンポイントロゴを想起させる縫い跡が。コーチジャケットは金ボタンのブレザーからインスピレーションを得ており、背中のプリントも相まってクールにアンバランス。三島由紀夫の描かれたインビテーションを見て以来、気になって仕方ないブランドのひとつです。
左から、¥27,500、¥6,500、¥23,000(すべて+TAX)

ビームス 原宿
03-3470-3947
www.beams.co.jp

WILD THINGSワイルドシングスのウェイビングベルト

EASY GOING

一生のうちに何度か直面する、どんなベルトを選ぶべきか問題。その答えは二通りあります。高価なレザーベルトを購入して永く愛用するか。あるいは、チープなガチャベルトを気分で付け替えるか。ここでは速攻で前言を撤回して、そのいずれにも当てはまらない〈ワイルドシングス〉のウェイビングベルトという第三の選択肢を提示します。アウトドア・パンツのウェスト部分に用いられているあの快適なシステム。シンプルで、アウトドア仕込みのギアっぽいディテールがほどよく主張します。このベルトに関して正直に言ってしまうと、税別2000円というリーズナブルすぎるお値段に勝る説得力はありません。このほかにもレッドやブルーなどのカラーが揃うので、春に向けてカラーバリエーションを揃えてみては。
各¥2,000+TAX

VENDOR
03-6452-3072
vendor.co.jp

n8iseノイズのアイウェア

水のようだ。

しばらくオーセンティックでレトロなアイウェアが市場を席巻していましたが、このストイックでモダンな佇まいはそんな流れに対するカウンターとなるかもしれません。昨年の10月にデビューした〈n8ise〉は、アパレルのようにコレクションを定期的に発表するのではなく、必要なだけ時間をかけて、納得のいくクオリティとデザインのアイウェアを作り出すことを矜持としているのだそうです。「MIZUHIKI」と名付けられたアイウェア、その最大の特徴はリムの側面をぐるりと一周するメタルの外縁パーツ。この曲線を出すのは「極めて難しい」と「ほとんど無理」の中間くらいなのだとか。僕は瞳の色素が薄く日差しに弱いので、サングラスは春夏シーズン必携の装備なんです。
¥48,000+TAX

alpha PR
03-5413-3546


POWERSパワーズのトンネルTシャツ

どこへつながっているのか。

地元の平塚という町は、南に海を望み、北にいくつかの山を連ねています。まっすぐ定規でひいたような水平線とは対称的に、折れ線グラフのように曲がりくねった山の稜線。その一角をなす、ヤビツ峠という夜景スポットへ車で向かう途中に、ほとんど誰も使わないトンネルがありました。車を停めてトンネルに足を踏み入れてみると、墨汁のように濃密な暗闇が。このTシャツを一目見て、そのときの記憶がよぎりました。もちろんエリック・エルムスと〈ブレインデッド〉がイメージしていたのはLAあたりのカラッとしたトンネルなのだろうけど。それにしても、いったいどこへ通じているのでしょう。きれいなビーチだといいな。箱根のまんじゅう屋とかでもいいな。想像の自由を許容してくれるところが、このグラフィックの一番の魅力です。

各¥6,000+TAX

BACKDOOR/SUPPLY
www.supply-tokyo.com

mura

Spring has come !

村松諒

今年も春がやってきた。やっと『フイナム・アンプラグド』の編集作業も終わり、ひと区切り。外も暖かくなってきたので、ふっと気が抜けてしまいそう。そんな気分のなかで選んだ、いま気になっているものを紹介。

MARGARET HOWELLバラクータ「G-3」

名作再び。

このブルゾンを見たとき、思わず「あっ!」と口走ってしまった。理由は、何年か前に発売された〈マーガレット・ハウエル〉と〈バラクータ〉がコラボレーションした「G-3」を持っているから。前職のときに、スタイリストの二村毅さんから譲ってもらったものだ。春や秋によく着ているので、日焼けして色が薄くなり、首回りも汚れてきたけど、いまでも大切にしている。ぼくが持っているものと新作の大きな違いは、内側のハウスチェック。ぼくのものはベージュのチェックだけど、今回のものは鮮やかな赤のハウスチェックが使われている。着たときにチラッと見えたらアクセントになること間違いない。いま真剣に購入しようか悩んでいる一着だ。
¥70,000+TAX

アングローバル
03-5467-7864
www.margarethowell.jp

RAF SIMONSラフ シモンズのTシャツ

メイプルソープのモノクロ作品。

〈ラフ シモンズ〉の2017年春夏コレクションは、アメリカ人写真家のロバート・メイプルソープの作品を使った服が数多く発売されている。人物のポートレートや花を写したスティルライフを中心とする、メイプルソープの代名詞であるモノクロの写真を使用。一見、静寂さを感じさせる写真でありながら、見るものの目を釘付けにするような強いインパクトを放っている。昨年の6月に行われたピッティ・ウオモでラフ・シモンズが「体の上に配置された作品からエモーショナルな感情が湧き出るように服を表現した」とショーの後に語っていたことが印象的だった。今回紹介するのは、メイプルソープの写真をあしらったTシャツ。白はフロントに海の作品が、黒は背面にメイプルソープ本人の後ろ姿がプリントされている。この夏、大きめのサイズを選んでルーズに着こなしたら格好よさそうだ。
各¥35,500+TAX

ドーバー ストリート マーケット ギンザ
03-6228-5080
ginza.doverstreetmarket.com

agnès b.アニエスベーのジーンズとジージャン

絶妙な色落ち具合。

去年の11月に〈アニエスベー〉の展示会に行った。そのとき、とくに気になったのが写真のジージャンとジーンズ。どこか懐かしさを感じさせる絶妙な色落ち具合が印象的で、古着屋にありそうな雰囲気を放っている。5ポケットのジーンズは細身のシルエットで、ジージャンはコンパクトな作り。着丈も短めにデザインされている。今シーズンのメンズコレクションのテーマは、デザイナーのアニエスベーが考えるさまざまなタイプのパリジャン。一昨年のパリ同時多発テロに屈しない男性をイメージし、学生やジャーナリスト、建築家など、さまざまな職業の人たちを描いている。このジージャンとジーンズは、俳優たちのカジュアルな着こなしをイメージしているそう。いまだったらあえてセットアップで着てもかっこいい。
ジージャン ¥36,000+TAX、ジーンズ ¥23,000+TAX

アニエスベー
03-6229-5800
www.agnesb.co.jp

adidas OriginalsABC-MART限定のスタンスミス

ぼくの思い出。

ぼくにとって「スタンスミス」は思い出のスニーカーだ。きっかけは服飾の専門学校に通っていた学生時代。仲のよかった女の子が定番の白と緑のカラーのものを履いていて、ぼくも「スタンスミス」を履くようになった。それから一回熱が冷めたあと、次は働くようになってから。尊敬するスタイリストがいつも黒のスラックスに「スタンスミス」を合わせているのを見て、すかさずマネをした。10年近く前のことだ。それから紆余曲折いろいろな靴を履いてきたつもりだけど、この原稿を書いている今、足もとはやっぱり「スタンスミス」。でも…これまでと違うのは、「ABC-MART」限定のオールブラックのモデルを選んでいるところ。カジュアルな雰囲気を抑えたデザインがいまの気分にちょうどいい。時間の経過とともに、ぼくも少しはおとなになったのかも。
¥8,900+TAX

アディダスグループお客様窓口
0570-033-033
www.abc-mart.net

bob

染井吉野が好きです。

石井陽介

花見の季節がやってきた。この記事がアップされる頃は5分咲きくらいかな。今年は近所に住む方々と中野セントラルパークへ、学生時代の仲間と恒例の上野恩賜公園、母が毎年フラダンスを発表する地元の公園に家族で行く予定。今回は、そんな花見にちょうどいい快適で気持ちのよいものを選んでみた。

WOOLRICHウールリッチのコーチジャケット

小ワザに脱帽。

このほど発売された雑誌『アンプラグド』の古着サミットで話題に上がったチンストラップ付きのコーチジャケット(詳しくは本誌をチェック!)。あまり気にしたことはなかったけれど言われてみれば確かに珍しいデザインで、取材して以来ずっと気になっていたんです。そんな折に出会ったのが、こちらの〈ウールリッチ〉。ニクイことするなぁ、なんて個人的に感動していたのですが、このアイテムを〈キャプテンサンシャイン〉の児島氏がデザインしたと聞いて勝手に納得。この辺りのレアなディテールを取り入れる、ツボを心得た氏のセンスに毎度脱帽させられます。たかがチンストラップ、されどチンストラップ。ディテールの簡素なコーチジャケットだからこそ、こういった小技が一層効果的に映えるんですよね。ちょっとしたアイデア1つでイメージをガラリと変化させる好例といえましょう。分かる人には分かる、そんな1着です。
各¥38,000+TAX

ウールリッチ 表参道店
03-6427-1819
www.woolrich.jp


NEEDLESニードルズのH.Dパンツ

謎のシルエットに心酔

とにかく極太でレングスも中途半端。裾にダーツを入れた立体裁断で独創的なルックスを作る〈ニードルズ〉の「H.Dパンツ」。モデル名の”H.D”とは”ヒザデル”の略で、文字通り”膝”がポコッと”出た”見た目ががなんともユニークで可愛らしいんです。元々はレディース向けのアイテムだったものをスケールアップしてメンズ展開したもので、ワイドパンツでもサルエルパンツでもなく、どれにも当てはまらない謎深きこのシルエットにどっぷり心酔しています。現在、定番色のカーキをヘビロテで愛用しているのですが、あまりにも調子が良いので暖かくなる季節に向けてもう一本追加で素材違いをゲットしようかと。ホワイトにしようか、ライトオンスのデニムのしようか、2つまで絞ったのですがどちらも捨てがたくて悩ましい。こうなったらダボ買いか? (気に入ったものは、とことん穿く主義なので無駄使いではありません。僕なりのワイズスペンディングです!)
左 ¥17,000+TAX、右 ¥19,000+TAX

ネペンテス
03-3400-7227
www.nepenthes.co.jp


ts(s)ティーエスエスのトラックジャージ

ジャージの顔も様々。

今シーズンのトレンドといえばトラックジャージが筆頭でしょうか。王道のスポーツブランドはもちろん、多くのブランドからリリースされているのでその選択肢も様々ありますが、ひねくれ者には〈ティーエスエス〉のこちらはいかがでしょう。注目すべきは何と言ってもこのポリエステル素材。発色の良い色と味わい深い表情を醸し出すこのグレー、なんか見覚えありませんか?そうです、懐かしい気持ちにさせられたのは気のせいではありません。何故かってあの「スタプレ」をターゲットにした素材だからです。それゆえアクティブな印象は控えめで、スマートな雰囲気さえ漂います。トラックパンツをスタプレに見立ててシャツと合わせても良さそうだし、セットアップをタイトに着てもOK。映画『ROCKERS』のように、ロックステディに着てやりたいと思った次第。個人的にジャージは、ジャミロクワイよりもやっぱりウェイラーズなのです。
左 ¥28,000+TAX、右 ¥21,000+TAX

ティーエスエス 代官山ストア
03-5939-8090
www.notsohardwork.com

Helinox × SHIPSヘリノックス × シップスのロッキングチェア

チルアウトのお供に。

多くのキャンパーたちに支持されるアウトドア・チェアといえば〈ヘリノックス〉。座面がハンモックのような”ぶら下がり構造”になっているのでゆったり座れ、深い位置に腰が収まるのでホールド感も良好。軽量かつ小さく折りたためるので持ち運びにも便利と、キャンプやフェスで大活躍。とまぁ、ここまではよく聞く話で皆さんもご存知かと思いますが、「シップス」が別注したこれは一味違います。足元をよく見て下さい。なんとロッキングチェアです。想像してみて下さい、自然の中でゆっくり揺れながら好きな音楽聞いてビールを飲んでチルアウト…、絶対に気持ちが良いに決まってます。ロッキングフットは取り外し可能なので、シーンによって使い分けできるのも嬉しいところ。座面は目立ち度抜群のバンダナ柄なので、混雑したフェスでは目印にもなって役立つのもよいですね。つまり何が言いたいかというと、このイス、イイッス!
¥25,000+TAX

シップス 渋谷
03-3496-0481
www.shipsltd.co.jp

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