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FEATURE|カスタムバッグの先駆者ブランド、TIMBUK2の“つくりかた”。

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カスタムバッグの先駆者ブランド、TIMBUK2の“つくりかた”。

サンフランシスコを拠点とするカスタムバッグのパイオニア的ブランド〈ティンバックツー(TIMBUK2)〉〉。3月24日に発売になった『フイナムアンプラグド vol.5』では僕らがプッシュしている2名のクリエイターにご登場いただき、各々がカスタムしたバッグと彼らのちょっとした哲学を披露してもらいました。今回フイナムでは、さらに1名のクリエイターを加えた完全版をお届けいたします! 本誌では紹介しきれなかったエピソードなどもたっぷり収録しております。さらに各々が制作したオリジナルのカスタムバッグも1点づつ皆様にプレゼントいたします! 応募方法は最後まで読んでくれた、あなただけにお知らせいたします!(笑)

  • Photo_Shinichiro Shiraishi
  • Text_Yuho Nomura
  • Edit_Ryo Komuta

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CASE1_渥美智春「WAVEY STORE」オーナー/「Hellrazor」ディレクター

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昨年三軒茶屋にオープンし、一躍話題のショップとなった「ウェイビー ストア」。ここは生粋のスケーターとしても知られる渥美智春さんが手掛けるお店だ。店頭には自身がディレクターを務めるブランド〈ヘルレイザー〉を中心に国内外の本物志向なスケートブランドが所狭しと並ぶ。スケーターやアパレルスタッフ、美容師などの若者が多く住む街とあって、ユースカルチャーの貴重なハブスポットとしても機能している。そんなお店を営む渥美さんはスケートはもちろん、普段から自転車も頻繁に乗っているのだそう。

「6年前くらいに当時勤めていたショップの異動を機に、横浜から東京に引っ越してきたんです。そのタイミングで自転車を買って通勤などで乗るようになりました。周りにはBMXに乗っている仲間も多かったのですが、僕はあくまでも街乗りを優先させていたので、ピストバイクがメインでした。自転車ってスケートやファッションと同じように一度ハマると色々こだわりが出てきて、パーツとかカスタムとか始めたらキリがないんですよね。でもそうした部分も僕らにとっては自転車遊びの醍醐味でもありました。今回の〈ティンバックツー〉のバッグもブランドの存在自体はそこまで詳しくは知らなかったのですが、カスタムバッグが作れるという話を聞いて、僕らがしていたような自転車遊びをしていた人にとっては同じ感覚で楽しめそうだなって思いました。こだわりが強いと周りの人とアイテムが被ったりするのも嫌だったりしますからね」

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多くのスケーターが持つDIYな精神はバッグの選び方にも反映されている。渥美さん自身、ピンズやバッジなどでバッグをカスタムすることも多く、オリジナルへのこだわりは人一倍強いのだそう。その中でやはり重要視しているのはスケートをする際の使い勝手。今回オーダーしたカスタムバッグにもそんなスケーターならではの視点から選ばれたディテールや素材が垣間見える。

「今回のカスタムでは、スケートをするときの実用性を第一に考えて作ってみました。僕の場合はバッグを使うシーンが自転車に乗るか、スケートをするときくらいしかないので。スケートをするときにデッキの上にバッグを乗せても傷がつきにくいように底の部分を硬いコーデュラ素材に変更したり、ボディはキャンバス素材で軽さを重視しました。これは今までに使ってきたバッグを通して改善できたらいいなって思っていたことなんです。あとは自転車に乗っているときに突然降られた雨にも安心なウォータープルーフもトップのカバー部分に採用しています。最近はPCや撮影用のカメラなどの機材を入れていることも多いので、防水かどうかというのは重要ですね」

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近年都市型のメッセンジャーが多く活用している、ロールトップ型のバックパック。ボディは質実剛健なキャンバス素材を採用し、トップカバーは防水性の高いウォータープルーフ仕様。両サイドにポケットも配備され、内側には用途に合わせて収納を使い分けられるコンパートメントも充実。アクティブなシーンからビジネスまで幅広く活用出来るモデルだ。 W39 x H43.5 x D16cm ¥15,800~

その人のライフスタイルにあったバッグが作れるのが魅力。

これまでは機能性よりも、ベーシックなデザインを重視し、シンプルなデイパックを使うことが多かったという渥美さん。あえてチープなものを使うこともスケーターらしい感性でありながら、今回のオーダーを機に容量や耐久性、機能面も気になるようになったのだそう。カスタムできることで広がった選択肢の中で、自身の趣向にあったバッグを作れることは今後のバッグ選びにも大きく影響を与えていくはずだ。

「ずっとデイパック的なバックパックを愛用していて、そろそろ違うデザインのバッグも使ってみたなと思っていたタイミングでもあったんです。その中で海外のスケーターや自転車乗りが愛用していたロールトップ型のバッグは気になっていました。自転車に乗るだけじゃなくて、スケートのときにも便利そうだなって思っていたので。しかもカスタムオーダーの内容も充実していて、マテリアルやカラー、バッグのモデルによってはオプションの機能や付属品も選べるので、その人のライフスタイルにあったバッグが作れるのが魅力ですよね。最近はスケートでの通勤や移動が多かったのですが、このバッグを手に入れたことをきっかけに、また自転車に乗りたくなりましたね」

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渥美智春
2011年頃からNYを拠点とするデザイナーとともにブランド〈ヘルレイザー〉をスタート。東京のスケートシーンを中心に話題となり、昨年そのフルラインナップを揃えるセレクトショップ「ウェイビー ストア」を三軒茶屋にオープン。TSUMIくんの愛称で親しまれ、最近は〈カーテルバイクス〉のピストバイクを愛用中。

次のページでは「MIN-NANO」オーナーの中津川 吾郎さんが登場。
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