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FEATURE|スケートボードとクリエイティブの関係。

スケートボードとクリエイティブの関係。

Andrew Brophy Meets GoPro

スケートボードとクリエイティブの関係。

東京オリンピックの正式種目に決定し、2020年を境にどのような発展を遂げるのか注目が集まるスケートボード。競技性か、創造性か。いまなお賛否があるなか、シーンを牽引するトップスケーターは何を思うのか。〈GoPro〉のプロモーションで来日したアンドリュー・ブローフィーにいまあらためて問う、スケートボードにおけるクリエイティビティとは?

  • Photo_Yoshio Yoshida
  • Text_Jun Takayanagi
  • Edit_Hiroshi Yamamoto
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与えられた環境をどう活かすか、それが大事。

ーまずは自己紹介お願いします。

ブローフィー:名前はアンドリュー・ブロフィー。オーストラリアのクイーンズランド出身の31歳。スポンサーは〈コンバース(converse)〉、〈ガール スケートボード(girl skateboards)〉、〈GoPro〉に〈グリズリー(GRIZZLY)〉、あとは〈ウェイワード ウィール(Wayward Wheels)〉というブランドのプロデュースもしているよ。

ー最近デッキスポンサーが〈クリシェ(cliché)〉から〈ガール スケートボード〉になりましたが、その経緯を教えていただけますか?

ブローフィー:詳しくはわからないんだけど、〈クリシェ〉のビジネスがうまくいかなくなってしまったんだ。だから新たなボードスポンサーを探す必要があったんだよ。

それで〈ガール スケートボード〉のクルーとは以前サポートされていた〈フォースター クロージング(Fourstar Clothing)〉を通して長年の友人だったから、自分がスケートボードをしていく上ではすごい良い環境だと思ってさ。それならってことでマイク・キャロルとリック・ハワードにコンタクトをとって、チームに入れてもらえることになったんだ。

ースポンサーにはクールなブランドが名を連ねています。スポンサーを選ぶ基準はあるんですか?

ブローフィー:自分が選ぶ立場ではないから、基準があるかと問われれば、ない。ただ、好きなブランドがあれば、そこにたどり着くためにどうすればいいのかを考えてきたからこそ、いまのスポンサーが名を連ねてくれているんだと思うよ。常に高いところを目指せば、いい結果が返ってくると信じてやってきたからね。

ー東京を巡ってみて、日本の印象はいかがでしたか?

ブローフィー:東京はとても忙しい街だね。小さい街に多くの人がいて交通量も多い。アメリカやオーストラリアとは全く違う。でも、とても好きな街だよ。セキュリティーが厳しいのは気になったけどね。

だから日本のスケーターは皆、夜に滑るんだろうね。オーストラリアはもともと場所も広いし、人も少ないから、その分スケートスポットは多いんだ。東京はその逆だから、根本的にそこが違うなと。スケーターにとっては、スポットを見つけるのが大変な街だと思う。

ーそういった環境の違いが、スケーターとしてのスタイルに影響を及ぼすと思いますか?

ブローフィー:環境がスタイルを作るとはあまり考えていないんだ。僕自身が生まれ育ったオーストラリア西部のマーガレットリバーは、田舎町だからスケートスポットがほとんどなかったからね。それよりも与えられた環境をどう活かすか、それが大事だと思うよ。

ただ、東京から出てくるスケーターは皆、ヤバいよね。幸太(池田)はアメージングだし、淳之介(米坂)も素晴らしいと思うよ。たぶん狭い環境でタイトに練習しているからだね。ユニークなスケーターも多い。

ー池田幸太くんは〈クリシェ〉時代のチームメイトでもありますしね。今回のツアーも彼がスポットのアテンドをしたんですよね?

ブローフィー:そうだね。あとはブチ(川渕裕聡)もアテンドしてくれたよ。皆、いいフッテージが撮れたんじゃないかな。5年くらい前にも〈クリシェ〉の「SAKE AND DESTROY TOUR」で東京や横浜を訪れたことがあったから、いいスポットがいくつかあるのは知っていたんだけど、今回の来日ではさらにいろんなスポットに連れて行ってもらったよ。

ー今回のツアーの映像はどこで見れるのですか?

ブローフィー:いろんなライダーがソーシャルメディアにあげてるよ。Instagramやfacebook、YouTubeでもチェックできるよ。オフィシャルの映像は〈GoPro〉から8月頃にリリースされるんじゃないかな。

〈GoPro〉はスケートボードにおけるクリエイティビティを変えた。

ー〈GoPro〉の話をしていただきましたが、〈GoPro〉を使うようになったきっかけを教えていただけますか?

ブローフィー:2014年頃からかな。きっかけはツアーのバスにたまたま置いてあったことなんだ。なんだこれ? 面白そう! と思ってそのまま持ってちゃったんだよ、誰のものかも知らずにね(笑)。

ー実際に〈GoPro〉を使ってみた印象を教えてください。

ブローフィー:とても気に入ってるよ。驚くほどコンパクトだし、写真も美しいうえにあらゆるスタイルで撮れるのも面白い。動画はもちろん、写真を撮るのにもよく使っているよ。なかでもバーストモードは、トリック写真を撮るには最高の機能だと思うよ。

その他には車を運転してる時に窓に吸盤でくっつけて、ナイトラプス機能を使ってPOV(視点)を楽しんだり。とにかく使っていて楽しいカメラ、それが〈GoPro〉なんだと思うよ。

今回一緒に来日したフィルマーのクリス・レイのInstagramにいくつかトリック写真をあげてるんだけど、それもすべて〈GoPro〉で撮影したものなんだ。

ーとても高精細な写真は、すべて〈GoPro〉だったんですね。スケートボードの表現の部分において、〈GoPro〉が与えた影響というのはあるのでしょうか?

ブローフィー:もちろんあると思っているよ。僕自身こうやってスポンサードを受けているし、多くの写真を〈GoPro〉を使って撮影している。しかも、撮影したデータを簡単にスマートフォンに転送すれば、すぐにSNSで世界中に発信することができてしまう。

つまり、〈GoPro〉はスケートボードにおけるクリエイティブな部分に大きな影響を与えたんだと思う。写真のクオリティも含めて、革新的な製品と言えるんじゃないかな。

ーでは、ご自身ではスケートで活かすにはどうするのが良いと思いますか? どのように使っているのか教えてください。

ブローフィー:自分が見たいなと思ったアングルで撮るのが一番だよ。下から撮る人もいるし上から撮る人もいる。どの目線で見たら面白いかを考えて撮るのがベストだと思う。〈GoPro〉はコンパクトだから使ううえでの選択肢が広いんだよね。

自分が使う場合はマウントを使ったり、身体につけたりっていうよりは手で持って自分を撮ったり、近くにいる人に頼んだりしてるかな。とにかくあらゆるシチュエーションで楽に撮影ができてしまうんだ。










人と滑ることでインスピレーションが湧いてくる。

ーありがとうございます。では、ここからはスケートの話をしたいんですが、ご自身では自分のスケートスタイルをどのように分析していますか?

ブローフィー:基本的にはシンプルなトリックで魅せるタイプのスケートボーダーだと思ってるよ。すごくデカいハンドレールに入るわけでもないしね。パワフルな動きが特徴なんじゃないかな。

ーそのシンプルさの中にも創造性を感じるような滑りだと思うのですが、どんなところからライディングのインスピレーションを受けているのですか?

ブローフィー:自分はトリックを真剣に考えているというよりは、とにかく楽しむことを意識しているかな。あとは誰かと一緒に滑ること。そうすると楽しいだけじゃなく、自然とお互いで刺激しあって高め合っていけるからね。何でもそうだけど人といると余計に楽しいからね。

ーではよく一緒に滑って楽しいメンバーは誰かいますか?

ブローフィー:ショーン・マルトやマイク・キャロルなんかとはよく一緒に滑るよ。LAには一時期住んでたからね。今はオーストラリアが拠点だけど、自分のホームタウンはそんなにスケーターが多くないから、行った先々で仲間と滑るって感じが多いかな。

ー最近ではブランドのプロデュースしているとのことでしたが、全て自身でクリエーションしているのですか?

ブローフィー:そうだね。友人のベニー・フェアファックスが手伝ってくれることもあるけど、企画からデザインまで、ほぼほぼ自分でやっているよ。

ーデザインのモチーフはあるのでしょうか?

ブローフィー:父親が自動車レースに参加していたことがあって、当時のレースカーやポスターからインスピレーションを受けることが多いかな。

ー最後に東京オリンピックからスケートボードが正式種目に採用されたことについてはどう思いますか?

ブローフィー:スケートボードは若い人にとってはとてもポピュラーなスポーツだと思うし、ストリートカルチャーの大きなファクターのひとつでだよね。人が何かに属したいと思ったときに、スケートボードというカルチャーはそれを迎え入れるものだと思うんだ。

ときにスケートボードを悪くいう人がいるのも事実ではある。けれど、基本的にはスケートは、人の心をポジティブにするものだと思うんだ。だからこそ、オリンピック種目に採用されたことも、賛否はあるだろうけど個人的にはいいことだと捉えている。

むしろ、かつてはコアなスポーツだったスケートボードがオリンピックというメジャーな舞台を経験することで、どのように発展していくのか、とても楽しみにしているよ。

タジマモーターコーポレーション・GoPro 事業部

電話:0538-66-0020
jp.shop.gopro.com
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