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カノア僕の出身地はカリフォルニアで、名前もカノアですからハーフのように思われがちですが、父も母も日本人です。この両親がもともとサーフィンが大好きで、カリフォルニアに引っ越し永住権を取得したことで、僕の出身地がカリフォルニアになったんですよ。両親共にサーファーだったことから、その影響で僕が始めたのはわずか3歳のときです。初めてサーフィンした日に立つことができて、それ以来夢中になりました。

カノア6歳の時にアメリカのローカルコンテストに初出場、初優勝しました。9歳で強化選手としてUSAチームに入団しました。これは最年少記録です。12歳でサーフィン界の伝説的存在トム・カレンの持つNSSA（全米アマチュアサーフィン連盟）年間最多優勝記録を破る30勝を達成し、同時期にNSSA全米ナショナルチャンピオンにもなりました。USAチャンピオンシップのU-18クラスでは、14歳という当時では最年少記録で優勝もしています。

カノア勝ちたい欲求や渇望はプロとしてもちろんあります。しかしそれだけではありません。世界各地の海を訪れて転戦する中で、さまざまな波に出合い、多くの人にも出会う。これもまた僕にとって大きな喜びなんです。

カノアチームに参加したのは約2年前。ありがたいことにオファーをいただきました。G-SHOCKの存在は子供の時から知っていましたからうれしかったですね。父親がG-SHOCKを愛用していたんです。僕はそれを憧れの目でずっと見ていて、かっこいいなあと思っていました。TEAM G-SHOCKに誘われて、自分の中で何かがつながった思いがしました。

カノアそうです。TEAM G-SHOCKのメンバーになったこととは関係なく、ずっと昔からG-SHOCKの大ファンです。とくに角型のDW-5600が好きですね。父もこのモデルをしていたのでその影響かもしれません。DW-5600はとにかく小さくて軽いからライディングの妨げにならない。それでいて機能も必要最低限でシンプル。荒々しい波にもまれても抜群な防水性能を保ち、たとえサーフボードにぶつけても壊れないタフさは他のウォッチでは考えられません。絶対に壊れないという信頼性が、大会中の安心感にもつながっています。コンペテイターでもあるのでタイマー機能も非常に役立っています。G-SHOCKは僕にとってのベストウォッチです。

カノア2014年よりサーフィンのトップリーグWCT（ワールドチャンピオンシップツアー）入りを目指してツアーに参戦し、2015年にブラジル開催の「マハロ・サーフ・エコ・フェスティバル」に優勝するなどして、2016年にCT（チャンピオンシップツアー）に昇格することができました。ここ数年で着実に次のステップへと進みました。となれば当然次なる目標はワールドチャンピオンです。今年は勝負の年。期待していてください。