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FEATURE|STANDARD ITEM OF CURLY 上質な素材と繊細な作り。CURLYを象徴する3つのスタンダードアイテムをレポート。

STANDARD ITEM 03_3L ALL PURPOSE PARKA

カーリー〉では、見た目の美しさもさることながら、カットソー生地だからこそ実現できる機能性にも力を入れています。こちらのソフトシェルパーカは、まさにそれを体現するような一着です。

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3L ALL PURPOSE PARKA ¥27,500+ TAX

表地に高密度に編み立てたストレッチ性の高いポリエステルニット、裏地に伸縮性・保温性・速乾性に優れたクラカーボフリースを用い、その間に透湿防水素材のポリウレタンフィルムを挟み込んだ、3層構造のファブリックを採用。これにより、あらゆるシーンで活用できる万能パーカを実現しました。秋口にはスウェット代わりにTシャツの上から羽織ってもいいですし、素材自体に保温性があるので冬場は最低限のインナーで過ごせます。また、この上からコートを羽織るなど、インナーとしても使うことができます。肩口のシームを排したシンプルなデザインや裾に入った切れ込みなど、随所に〈カーリー〉らしいアクセントが盛り込まれている点にも注目です。

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COLOR LEFT:NAVY CHECK PRINT(¥28,700+TAX)、CENTER:BLACK、RIGHT:BEIGE

Interview With Designer

このアイテムを企画するに至った経緯を教えてください。

伊藤カットソー生地特有の伸縮性がありながら、しっかりとした防水性、さらには保温性まで兼ね備えている。そんなこの素材と出会ったことから、機能性に優れたパーカを作ってみたいと思いました。

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ご覧の通りストレッチ性抜群なので動きやすく、タイトながらもストレスのない着用を実現

優れた素材を見出すために、どのような努力をされているのでしょうか?

伊藤僕はカットソーに対する知識がほぼゼロのところからこのブランドをスタートさせました。そこから日々、生地について調べたり、人から話を聞いたりしながら知識を蓄え、全国各地の工場を訪ねて、どのような機械でどのようにカットソー生地が作られているのかを研究しました。そんな積み重ねもあって、いまでは自分で企画したオリジナルの生地も多く使っています。

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ドロップショルダーを採用することで柔らかくナチュラルな表情を生み出した。また、肩の可動域も広がるのでラフに着られる

生地の持ち味を生かしつつ、デザインに落とし込む作業は大変そうですが…

伊藤僕自身は生地よりもデザインありきで服を作っていく方が上手くいくように感じています。生地にとらわれすぎると、シルエットなどが上手くまとまらなくなってきたりしますから。いまは、デザインのアイデアを思いついたら、頭の中にインプットしてある生地のストックの中から、最適なものをチョイスしてくるというようなプロセスをたどることも多いですね。

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高密度に編み立てたポリエステルニットに撥水加工を施しているので水に濡れても安心

このアイテムはどのようなシーンで生きるのでしょうか?

伊藤伸縮性が高く、ノイズレス(シャカシャカした音がしない)、しかも保温性と通気性に優れるので、シーンを選ばずスウェット感覚で気軽に着ることができます。また、防水性が高いので、雨の日に着て、その機能性を実感して欲しいですね。ただ、僕はあくまでも街で過ごすことを基準にウェアを作っているので、過剰だと思われる機能性はなるべく削ぎ落としてデザインしています。クローゼットのすべてが機能的である必要はなく、個性豊かなアイテムの中から、“雨の日にはこの服を着て出かけよう!”といった感じで、生活の中で機能性を楽しんでもらいたいと思っています。

Style Presentation

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3L ALL PURPOSE PARKA TSF PRINT ¥28,700+TAX、NOMADIC JAQ SWEAT ¥17,500+TAX、RIPPLE SNAP TROUSERS ¥18,500+TAX、〈MOONSTAR×CURLY〉COURT VULC OX ¥14,800+TAX、BRIGHT SOX ¥1,600+TAX

機能性に富んだ素材を採用したパーカに、ノルディック柄のセーター、 コーデュロイ調のパンツという表情や風合いの異なるアイテムをコーディネイトし、様々な素材感を調和させたウォーミーなアウトドアスタイル。アイテムそれぞれの合わせ方を見るとクラシックなアウトドアスタイルを踏襲していますが、いまの素材感や色柄、シルエットを用いることで、今日的な着こなしへと昇華させています。

Looking Back On The CURLY Report

ご覧いただいた〈カーリー〉のスタンダードを象徴する3つのアイテムから、その世界観を十分にご理解いただけたことでしょう。デザイナーのカットソー素材に対する飽くなき探究心、デザインと機能性へのこだわり、そして自社工場で培った高度な技術。それらが相まってハイクオリティなウェアが生み出されます。工場背景に関しては、過去に取材した記事をご覧になってみてください。〈カーリー〉のものづくりの根幹に触れることができます。その着心地には、しっかりと裏打ちされた理由があります。ぜひ一度手にとって確かめてみてはいかがでしょう。

TheWeft
住所:東京都港区南青山6-12-10 UNITY 103
電話:03−6450−5905
curly-cs.com

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