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FEATURE|clammbon in CORONA SUNSETS FESTIVAL. 世界で一番美しい、音楽のお祭り。

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clammbon in CORONA SUNSETS FESTIVAL.

世界で一番美しい、音楽のお祭り。

沖縄、美らSUNビーチを舞台に開催された「コロナ サンセッツ フェスティバル」にて3ピースバンド・クラムボンのインタビューを行いました。美しいロケーションと南国のメロウな空気。そこで彼らが見たもの、感じたことについて、ライブ直後の額の汗が乾く前に直撃。イベントのフォトレポートと併せてご覧ください。

  • Photo_Shiori Ikeno
  • Edit_Taiyo Nagashima

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CORONA SUNSETS FESTIVAL / コロナ サンセッツ フェスティバル
リゾートビーチ」「音楽」「サンセット」をテーマに、最高のロケーションで最高の音楽を楽しむビーチフェスティバル。今年3年目の日本開催となった「CORONA SUNSETS FESTIVAL 2017」には15,000人が参加。沖縄県内のみならず日本全国から音楽とサンセットを愛する人々が集まりました。

それは、今までのどんなフェスとも異なる美しい体験でした。

那覇空港から車で25分。那覇の中心地から最も近い、美らSUNビーチを舞台に「コロナ サンセッツ フェスティバル」は開催されました。

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南国の日差しに熱された空気とそれを震わせる音楽。沖縄の長い夕焼けをバックに、誰もが思い思いに体を揺らす。それは、今までのどんなフェスとも異なる美しい体験でした。

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今回フイナムはバンド・クラムボンにインタビューを敢行。ライブ直後、額の汗が渇く前に、「コロナ サンセッツ フェスティバル」の感想と、いまクラムボンが考えていること、見ているものについてお話を伺いました。

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クラムボン
ミト/原田郁子/伊藤大助による3ピースバンド。現在、ライブ会場と希望店のみで限定販売している『モメントe.p.』の第2弾『モメントe.p. 2』の販売ツアーを開催中。今年はクラウドファンディングによって資金を集め、岩井俊二監督による「日比谷野外音楽堂ライブ」の映像化計画を行うなど、独自のスタンスで活動を続けている。

バイブスというかね。すぐにいっしょになれる感じです。

素晴らしいライブでした。普段のライブと異なる感覚はありましたか?

ミトライブ中に郁子さんも言っていましたが、ノリがすごい。グルーヴがすごいんです。

原田頭じゃなくて体でのってるのが伝わってくるから、なんか今日はいつもとノリが違ったね。

ミトヨコ感っていうかね。ノリ方が洋楽っぽいんですよ。沖縄の方々って。僕らは速い曲をやるバンドではないので、ヨコでゆっくり乗ってもらえるとシンクロできる感覚です。

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一体感ありました。

ミトバイブスというかね。すぐにいっしょになれる感じです。

原田今クラムボンはツアー中で、「クラムボンを見たい」と集まってくれた人たちとライブをやっているんですけど、こういうフェスは初めましての方もたくさんいて。だからこそ、リズムでのってくれたり、ストレートに反応してくれると、うぉーってなります。

ミトいい意味で、「気持ちよければいい」っていう感覚ですよね。

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ミトさんが、演奏のキメで頭ふるのに合わせていくのがとても気持ちよかったです。クラムボンのライブってフィジカルですよね。

ミトそうそう。ライブってシンクロするんですよ。なんかこう揺れ方がいっしょになっていく。そういうときにこう…おもしろくなりますね(笑)。

原田キメにキメていくっていうね(笑)。

ミト今日はもう、手が痛くなるくらいバキバキで弾いてました。めちゃくちゃアツかった。

原田だからどんどん煽られて、いつもよりもエモかったね。

『波よせて』のイントロがはじまった瞬間、エモさが最高潮に達していました。

原田このロケーションでは、やらないわけにはいかないですよね(笑)。沖縄でのライブが少しご無沙汰だったので、何年分かの熱量で、やらせてもらいました。

ミト全力でお返ししなくちゃなって。

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おんなじですよ。みんなでいっしょに楽しんでやるってこと。

先日、クラウドファンディングを実施されました。アーティスト自ら音楽の届け方を考える時代になったんだと感慨深かったです。変化している実感はありますか?

ミトおんなじですよ。みんなでいっしょに楽しんでやるってこと。お金とかいろんなものを飛び越えて、みんな楽しいものに近づいてくれるから、そこにコミュニティが生まれると思うんです。クラウドファンディングは、人と新しい関わり方ができる可能性を持っているんですよね。僕らは三人とも文化祭ノリっていうか、本当にワクワクすることを個人個人がDIYでやってきたチームなので、相性がよかったのかなと。

クラムボンが新しい取り組みを行うことで、お金の捉え方や音楽との付き合い方に新しい価値観をもたらしてくれるという期待感がありました。

ミトお金って大事ですよね。使い方次第で楽しくなれるということをわかってもらえたらいいですね。あまりシビアに考えているわけではなく、そういう感覚です。

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私」の歌であっても、「彼」や「彼女」の歌であってほしい

今回のライブでは演奏されませんでしたが、『タイムライン』という曲を聴いて、バンドとしての広がりを感じました。

原田わぁ、嬉しい。

ミトライブが終わった直後なので、もう一度シナプスをつなぎ直すような感覚なんですが、ぶっちゃけ、ぼーっと俯瞰しているという感覚なんです。

原田「私」の歌であっても、「彼」や「彼女」の歌であってほしいという思いはずっとあったんですけど。ようやく、そういう歌ができたのかなって。少しずつ広がっていってくれたらいいなと思います。

ミトやっぱり共有っていうのはポップミュージックならではの魅力ですよね。共有できるからこそ、ポップミュージックになるというか。だからこういうライブの場とか、クラウドな場でみんながいいって言ってくれるのを感じられるのは、やっぱり嬉しいですよね。

岩井俊二さんが監督される日比谷野音ライブの映像作品は、今どのような進行状況ですか?

ミト岩井監督、いろいろな作品を手がけられていると思うんですけど、ちょこちょこライブにも来てくださってるんですよ。がんばってますので〜って言ってくれてました。いいものになっているはずなので、是非楽しみにしてください。

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次ページは、コロナサンセッツフェスティバルのフォトレポートです。
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