スケートといえば、アートと切っても切れない関係にあるのはみなさんご存知の通り。今回も3人のアーティストがイベントに参加し、来場者たちと触れ合う姿が印象的でした。
この日は白い〈ヴァンズ〉のスニーカーを販売し、それぞれのアーティストが自身のアートワークを施すと言うサービスを実施。フイナムでもおなじみの平山昌尚さんは、スリッポンをキャンバスにお得意のシュールなグラフィックを描いていました。真っ白のスニーカーと平山さんのシンプルなグラフィックは相性抜群。履かずとも、家に飾っておきたい一品に。
こちらはスケーターであり、写真家としても活躍するDISKAHさん。ストリートカルチャーに精通する氏ならではのポップかつ独創的なグラフィックがイマジネーションを刺激します。
シルクスクリーンプリントを使ってDISKAHさんのグラフィック入りサコッシュも販売していました。先程のスニーカーとは打って変わって、こちらにはキュートでユーモラスなグラフィックをオン。男性はもちろん、女性や子供にも使いやすいアイテムに仕上がっています。
スプレーを使ってライブペインティングを行っていたのは、東京を中心に活動を行うsosnzkさん。アパレルブランドとのコラボレートや、飲食店でのインスタレーションなど、若手ながら確かな実力を持つ注目のアーティストです。
「今回はスケートのイベントということで、スケートパークにいるキッズたちの絵を描こうと思っています」とのこと。スプレーで描かれた抽象的な下絵にペンで輪郭を与え、モチーフがどんどん具体化していく様子に、ライブペインティングならでは臨場感を味わうことができました。
最終的にできあがったのがこちら。自身で“DELICIOUS MEN(デリシャスメン)”と名づけられたピザのキャラクターがスケートを見守るシーン。よく見るとスプレーで色にグラデーションをつけ、奥行きのある表現を行っているのがわかりますか? そして、キャラクターたちの足元にもご注目ください。
ということで、ここまでは当日のイベントの模様をお届けしてきました。たくさんの笑顔にあふれ、大人も子供も一緒になって楽しんだ「SHIBUYA AFTER SCHOOL」。渋谷といえば買い物の街というイメージが強いかもしれませんが、一方ではこれまでにさまざまなカルチャーを生みだしてきた“文化の街”という側面もあります。今回のイベントのように買い物と文化の両面を結ぶようなイベントは、街に活気をもたらし、人と人の出会いを生み、また新たな文化を生むきっかけになったように思います。
「ジャーナル スタンダード」は今後も渋谷区と手を取り合って、新たな試みを実施する予定とのこと。それがどのようなものになるのか明らかになっていませんが、きっとユニークで面白い試みになることは間違いないはず。そのアナウンスを楽しみに待つことにしましょう。